夏の寒峰へ、その7、山にはいろいろな生き物が・・・
山頂には嫌なアブもブンブン飛んで鬱陶しかったですが、なんとクワガタまでいました。
メスのクワガタだったのですが、まさに山頂標識のところにいて、撮影しようと思ったら、叢の中に逃げ込まれました。そして、食べたもののごみを入れていたレジ袋に手を入れたPさんが、レジ袋の中にいたアブにかまれてしまったのです。Pさんはブヨにも好かれる質で、いつも蚊取り線香の強力なのを持参しているのに、この日に限って持参してなかったのでした。それにごみを入れていたレジ袋の中にアブがいるなんて思いもしませんよね。持っていた薬をすぐにつけていましたが、かなり痛かったようです。今年はアブが異様に多いということを県境に花散策に行ったときに地元の方に聞いていましたし、そのときもアブが飛んでいたのですが、こんなに付きまとわれたのは初めてです。
幸い、薬が効いたのかその後はPさんの痛みは治まったようで、ほんとに良かったです。
↑すっきりと晴れていそうな香川方面をススキ越しに見た後は、いよいよ下山にかかります。
下山開始は13時25分です。
山頂は曇っているだろうと思っていたのに、結局、私たちが山頂にいた時間帯は日差しもあって晴れていました。
下山直前に撮影した山頂にいたアゲハチョウ。
下山し始めたら、今度はササの葉の上にキリギリス?
草原の中を下っていくのですが、これで正面に見える剣山系の稜線がすっきりと見えれば申し分ないところです。
↑因みに6月3日にバリエーションルートで登った時、下りで眺めた景色です。
↑のとほぼ同じ場所を歩いています。
牛ノ背とか土佐矢筈が見えているようですね。
これはシベが多いので、タカネオトギリかな?
この日はオトギリソウの仲間には悩まされました。
大群生のテンニンソウでしたが、花が咲いているのはごくわずか。
13時59分、寒峰峠まで下ってきました。
ここからは樹林帯の中の歩きです。
「下山方向」と書かれた大きな道標があります。
道標の横に見えているのもテンニンソウです。
14時23分、4等三角点まで下ってきたので、ここで休憩を入れます。
行動食がまだ残っていたので、いろいろと食べながら休憩です。
東赤石の時ほど、水分は必要ないと思いました。
なんだかんだ言っても、山はもう秋の始まりなんですね。
休憩が終わって歩き出そうとしたら、小さなヘビをPさんが見つけたようです。私もちらっと見ましたが、ヤマカガシ?
休憩中でなくて良かったです。
↑急坂の下りの始まりのところにもこんな道標があります。
木の幹にも赤ペンキ。
急坂を下っていると、今度はクワガタのオスがいました。
ノコギリクワガタ?
この手の昆虫の名前はよくわかりません。
いつもは山でクワガタなんて見ないのに、この日はメスとオスの両方を見られるなんて・・・・
孫に持って帰ろうかと思ったりしましたが(孫は東京でカブト虫を飼っていると言っていたので)やっぱりやめました。
きつい登りも下るとなれば10分で下れました。
その後、フクジュソウ自生地のすぐ手前に涼しい風が吹いている場所があったので、ここで2度目の休憩です。
帰りもやっぱりサルナシの果実を見てしまいます。
これはツルボの蕾??
下に林道が見えてきたので、上の登山口ももうすぐですね。
剣山系の稜線のガスが登りときより取れてきたようです。
天候は回復してきているようですね。
15時53分、上の登山口まで下ってきました。
あとは神社まで20分の下りだけだったのですが・・・・
最後に神社の屋根が見えていたのに、なぜかそちらへ下らず、道をそのまままっすぐ下ってしまいました。下のほうに民家が見えていたので、そのまま下れるかと思ったのですが、道が藪化していて草がぼうぼうと生い茂っているので、引き返して神社に下りました。
結局、神社に下ったのは16時24分で、10分ほど時間を無駄にしてしまいましたが・・・
神社の石段からは、寒峰の山頂方面が見えていました。
朝はガスで小雨まで降っていましたが、帰りは天候回復でした。
途中で汗を流そうというつもりで温泉セットを持参してましたが、お盆の最中でどの温泉も混雑しているようなので、結局、温泉には立ち寄りませんでした。
お盆休みの最中とあって祖谷方面は県外ナンバーの車がいっぱい走っていて、普段の人口の3倍ぐらいになっているのでは?と思われたほどです。祖谷といえば静かなところですが、最近は観光路線が当たったようで京阪神からたくさんの人が訪れているようで、地元にとっては良いことですね。
その賑わいとは裏腹に寒峰は静かすぎるほどの歩きでしたが、静かな山が好きな私にとってはなかなか良い歩きとなりました。
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