夏と秋の狭間の寒風山へ、その7、ガスが湧く、おまけのチャボツメレンゲ
山頂はどなたもおらず、遅く着いたおかげで貸し切りのようです。
久しぶりに、ここから笹ヶ峰とチチ山を見ることができました。
それほど快晴というわけでもないですが、空気が澄んできて秋の空気になっているということなんでしょう。
山頂には誰もおいでにならないと思っていたら、東側の斜面で休憩されている人がいました。
お二人の向こうに見えているのは冠山。
ただ、山頂は風がなくて暑いので、私たちはすぐに西峰に移動してお昼休憩にすることにしました。
登った道を少し下って、またちょっとだけ登ると西峰です。
いつの間にか、伊予富士の手前にガスが湧いていました。
ここはいつもガスが良く湧くところですね。
6月にオオヤマレンゲを見ようと裏寒風を登ってきて、ここでお昼にした時もガスの動きが面白くて、皆で見入ったことでした。
この日も2~3人の方が西峰で休憩されていました。
↑に写っている女性の方は、なんと私の従兄をご存知でした。なんでも同じ山岳会に所属されていたとか・・・
激しくガスが渦巻いて、いつ見てもここからの眺めは飽きません。
お昼を食べながらも眺めを楽しみます。この日のおやつは、どういうわけか皆揃ってゼリーを持参でした。食後は皆でゼリーの交換会(^^;)
食後は西峰周辺のアサマリンドウを見るためにちょっとだけ散策を。
一輪だけ咲いていましたが、やっぱり、途中の岩場のほうが開花が早いようです。
この株が咲けば、ずいぶん賑やかでしょうね。
気のせいか、うっすらと紅葉しているように見える木もあります。
このドウダンなんて、一部の枝だけ赤く染まってますね。
PさんとRさんは行き止まりのあたりまで行って、桑瀬方面を眺めているようです。
この頃には西の方はガスで展望もあまりなくなっていましたが・・・
12時45分、そろそろ下山しようということで、下り始めたら、なんと冠山方面は青空が見えるではないですか。
この日は結局、終日、東方面が天気が良かったようです。
下山している途中もガスが上がってきます。
この激しくガスが流れるのが、寒風山の名の由来なんでしょうかね。
下りでもゴージャスなアキノキリンソウを撮影します。
アサマリンドウとシコクフウロ、オトギリソウのスリーショットの場所では、結局、アサマリンドウが午後も開花していませんでした。ガスが上がってきたからかも・・・
下りに撮影しようと思っていた、ピンクの色の濃いミヤマトウヒレンです。
こんな見ごろの時期に見たのは初めてかも・・・
こちらはちょっと色の淡いミヤマトウヒレン。
個体差があるようですね。
さらに下ったところにバライチゴの果実。
寒峰でも見かけましたが、さすがにお味見しませんでした。
この日はPさんがお味見したようですが、あまり味はないとか・・・
やっぱり、ナガバノモミジイチゴがいちばんかな?
桑瀬峠付近まで下って振り返ると、青空とガスが良い感じ・・・
14時2分、桑瀬峠に着いたので、一休みします。
ここまでは西峰でお会いした単独女性の方と一緒に下ってきましたが、単独女性の方は先を急ぐのか、ここで先に下って行かれました。
私たちはゆっくりと休憩し、14時18分に最後の下りにかかりました。
えらく葉の丸い、寒風山のヤマジノホトトギス。
いつも思うのですが、阿讃山脈のヤマジノホトトギスとは葉の形が違いますね。
その後は、撮影することもなく、15時4分、登山口まで下ってきました。
下では寒風山の主・・・Hさんがいらっしゃっていて2年ぶりの再会となりました。
その他、高知の山仲間の方たちともお会いし、賑やかに記念撮影となりました。
下山してから眺めた冠山です。
この日は終始、冠山を見ることができました。
帰りはいつものように、西条のコンビニでコーヒーブレークを。
久々にいつもの山仲間とのまったり時間を楽しみました。
最後にこの日見ることができたチャボツメレンゲです。
今まででいちばんというぐらい、たくさん咲いていました。
花期もばっちりのようです。
赤い葯が見えているのが開花している花です。
いつ行ってもなにかしら花が咲いている寒風山は、手軽に登れるし、アクセスも短くてなに、ほんとに山ですね。この日は歩いていても汗がだらだら流れることもなく、山歩きには良い季節になってきました。
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