初秋の県境散策にて、道中の花・・在来種と帰化植物と
この日の散策は標高1000m近くを歩いたのですが、そこに至る途中、車窓から目についた花もかなりありました。
車を運転していて、何やら白い花の群生に気づいて停めました。
↑これなんだかおわかりですか?
ワルナスビと言います。帰化植物で、かなり悪者扱いされているようです。
ワルナスビは私も今までに、2度ほどしか見ていませんが、今まで見たのは最寄り駅の裏の辺りとか結構市街地近くで見ていました。
花はわりと可愛いのですが、茎には棘があるし、繁殖力がすごく強いみたいです。
今回はミカン畑などの横を通っている車道わきで咲いていました。
今年はナスを育てていますが、食用にするナスも意外と丈夫で、今年の夏の猛暑でも枯れたりしないのです。ナスの仲間って一体に強いのかな?などとつい想像してしまいました。
ワルナスビの傍ではこれも帰化植物のマルバルコウが咲いていました。
マルバルコウも川の土手とかため池の土手などで夏の終わりごろによく見かける花です。
これは在来種のボタンヅルで、これも車道の傍でいくらでも咲いています。
葉に切れ込みがあるので、センニンソウとは区別できますが、花の色もセンニンソウほど真っ白ではないように感じているのですが・・・
ボタンヅルの花と葛のピンクの花とのツーショットです。
クズはあちこちで、いろいろな木に覆いかぶさるように繁茂しています。
花は近寄ると甘い香りがします。
あまりピントが合ってませんが、こんな花も咲いていました。
一見、ミゾソバに似ていますがこんな乾燥した場所で咲いているのはミゾソバではなく、ママコノシリヌグイですね。茎に下向きの鋭い棘が生えているのが見えると思います。
こんな花の茎で、継子のお尻を拭くなんてなんともすごいネーミングです。
先日、一緒にちょっとした山道を歩いた友人にママコノシリヌグイの話をしたら驚いていました。
ママコノシリヌグイのネーミングに負けないほどインパクトのある名前を持っている花が、偶然、そのそばでぶら下がっていました。
ヘクソカズラです。
この花も我が家の畑で毎年のように出てきますが、毎年、抜いています。
野山で見る分には良いのですが、やはり自宅で咲いているのはちょっとね(^^;)
帰りの下り道での道中でも、何やら白い花が目に留まり、慌ててブレーキを踏みました。
以前何度か見ているアメリカキンゴジカに似ていますが、花色が白いのです。
以前見ていたのは黄色い花でした。
検索すると、白花のキンゴジカもあるようです。
これは庭にちょっと植えても良いかなと思えるほどかわいい花でしたが、やはり繁殖力は強そうです。
アオイ科の花でゴジカという花を育てたこともありますが、名前の通り午後からしか咲きません。
これもその仲間のようで、朝は気づかなかったのですが、お昼ごろに車を走らせていて目につきました。
こんにちは。ワルナスビが大群生ですね。これは地上部だけ刈ってもダメで、駆除するのはたいへんですね。クズも当地では大暴れしています。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-09-14 08:18
多摩NTの住人様、こんばんは。
ワルナスビは我が家周辺では見たことがないのですが、種でも根でも増えるそうですね。
そうなると駆除は厄介ですね。
クズも在来種ですが、野山に行くとありとあらゆる場所で木々を覆いつくしていますから
そのうち木も弱ってくるでしょうね。
温暖化によって特にクズが繁茂しているような気もします。
投稿: keitann | 2018-09-14 22:09