45年ぶりに苗場山へ、その5、浮島湿原へ
プチ周回してきて道標を見たところ、「浮島湿原」という文字が見えました。
展望湿原というのもあるようですが、ガスがかかってきて展望は望めそうもないので、浮島湿原へ行ってみるとしましょうか。

↑池塘が見えてきました。
山登りをするものにとっては懐かしい風景です。
2009年に小蓮華山から白馬への稜線を歩いた時、眼下に栂池自然園が見えたものでした。
そのときは栂池自然園とは知らなかったのですが、池塘がたくさんあって、人々が散策する様子を上から眺めたものです。

心の落ち着く眺めでした。

西の方角へ、木道が続いています。
この時間、すでに向こうから帰ってこられる方も結構多かったです。
ベニバナイチゴの果実かな?
もうこの時期にはほとんど残っていませんでしたが・・・
夏に北アルプスに登っていると赤いイチゴの花がよく咲いていますが、あの果実でしょう。
これはツリバナ?
これほど弾けてそっくり返っているのは初めて見たかも・・・

この時間帯は陽射しがなかったので、シックな印象です。

黄葉しているカエデ・・

上のほうを眺めると、まるで滝のように流れ落ちている沢が見えます。
赤い実はタケシマランかオオバタケシマランの果実かな?
ズダヤクシュは夏に見る姿も秋に見る姿もあまり変わりませんね。

青空がはいるとダケカンバの紅葉が一際引き立ちます。

木道の横に大きな葉っぱが見えているのは、ミズバショウの葉だとは普通の人はあまり気づかないんじゃないでしょうか。
ミズバショウの果実はクマの大好物だそうで、食べられてしまったのかあまり見かけませんでした。
紅葉をベンチに座って楽しむ人たち・・・

この日はカメラと三脚を持った初老の方たちがとても多かったです。

どこを歩いても様になってます。
草紅葉の主役はこれらしいのですが、どうやらウラシマツツジとはちょっと違うような感じです。
シラタマノキとかそんな仲間でしょうか?
↑ここは見事な草紅葉でした。
青空が少しでも出ると、心が浮き立ちます。
ワタスゲはもう最終盤の姿です。

これは楠川という川でしょうか。
途中で川を渡ります。
河原でも腰を下ろして紅葉を楽しむ人が・・・
楠川を渡ると、ここからは今までの木道歩きとは打って変わって山道になります。
それも結構な急登と言えるかもしれません。
普段山に登ってない散策歩きの人に取ってはちょっと厳しいかもしれませんね。
ここからも上を眺めると滝のような沢が見えています。

青空が出てきて、思わず振り返るカメラマン・・・
稜線では激しくガスが動いています。
この調子ならガスが晴れるかも・・・

一方、足元ではゴゼンタチバナの赤い果実が見られるようになりました。

こちらはテングノコヅチかな?
ツルリンドウに似ていますが、高山性の植物であまりツルは伸ばさないようです。

やがて、空が真っ青になりました。

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