« サガリハゲに南から這い上がる、その7、矢筈南峰へ | メイン | 初めての蒜山三座縦走、その1、登る前にも撮影タイム »

2018-11-23

サガリハゲに南から這い上がる、その8、何とかヘッデンなしで落合峠に下山

矢筈分岐に着いたのは、16時28分のことでした。

昭文社の地図のコースタイムでは矢筈分岐から落合峠までの所要時間は75分です。下りばかりなので、休憩を取らずに下ったとしても17時半~18時の下山になりそうです。これはヘッデンの出番があるかな?

Pa283992

矢筈山に登るときにこの分岐を通過するたびに、「ここから北に歩けばサガリハゲなんだな~」と思いながら、「悪路」という表示を見ては歩く機会もないかな~と半ばあきらめていたサガリハゲ、そのサガリハゲにこの分岐からではなくもっと大変な南側から登れたことに、感謝。

Pa283991道標の右の隅に小さく「サガリハゲ」と書かれていますが、ふつうにみるとまず気づかないでしょうね。

Pa283990何やら指さすBさん・・何を見つけたかな?

さて、ゆっくりしている暇はありません。

暗くなる前に何とか落合峠に下りたいものですが・・・

Pa283994ここからは一般登山道なので、すいすい下ると言いたいところですが、滑りやすいロープ場があってちょっと難儀します。

この後も薄暗い樹林帯の中を歩くところが多く、なかなか草原の道になりません。

Pa283996

ようやくススキの生えている草原の道に出ました。

剣山系がススキの向こうに見えています。

Pa28399717時5分、今にも日が落ちそうです。

秋の日はつるべ落とし…落ちたらきっとすぐに暗くなるに違いない

ヘッデンをそろそろ出さないといけないかな?などと思いながら歩きますが、意外とその後も明るかったです。

Pa283998天狗が淡い夕焼けの中に見えてきました。

Pa283999振り返ると、夕日に照らされたPさんの顔・・

Pa284001先ほど登ってきたサガリハゲヶ見える場所があったのですが、早くも山頂にガスがかかっていました。

晴れているときに頂上を踏めて良かったです。

Pa284002ススキの向こうの夕焼け・・・

こんな時間帯に下ることは滅多にないので、物珍しく思いました。

Pa284004

17時18分、三角点のところでGさんたちが待ってくれていました。

二人とも歩くのが早く、下りですら追いつけません。

Pa284005

私たちが着いたのを確認して、また俊足で下り始めるGさん夫婦。

Pa284006落合峠まで0.5キロと書かれた道標を見て、ほっとしました。

Pa284007正面に刻々と色合いが変化する夕焼けと山々を見ながら下ります。

あの方角だから奥工石とかでしょうか・・・

Pa284009

だんだん赤味を帯びてきました。

夕焼けを見ながら下山なんて、もしかしたら初めてかも・・・

夏場は17時過ぎに下山したりしますが、夏は日暮れが遅いので夕焼けを見ながらとはいきません。

Pa28401017時31分、落合峠のすぐ上まで歩いてきました。

ここからは日と下りすれば落合峠です。やれやれ・・・・

見えるのは私の車とMさんの車だけです。

結局、いちばん早くからいちばん遅くまで峠に車を置いていたわけです。から

Pa284011その頃には西の空はこんなきれいな色に染まっていました。

Pa28401317時39分、落合峠に下ってきました。

ヘッデンをいつ出そうかと思いながら、結局、危険なところがないので何とか下ることができました。

落合峠という道標が、この明るさでは写らないかと思いましたが、今度のカメラは写るんですね。

Pa284012

朝にも眺めたサガリハゲを10時間経って、また眺めます。

Pa284014少し遅れてPさんとMさんが下ってきました。

さすがに、暗くなっているので、ぶれています。

Pa284016最後に移した夕焼けです。

和の色はとても難しいですが、茜色ってこんな色かしらん?

コーヒーを最後に入れようかと思いましたが、すぐに辺りは暗くなったので、それもかないませんでした。

林道丸見線に置いてあるGさんの車を回収するために、Mさんの車で私以外の2組のご夫婦はこれから落合方面へと下りますが、私は自分の車で三加茂方面へと下らせていただくことにしました。

朝と同じく、すでに暗くなった林道をライトを点けて下りますが、野ウサギが車の前を2回走っていくのを見ました。その後も、カモシカ1頭、立派な角を生やした雄のシカを一頭、見かけました。

結局、この日一日でカモシカを三度も見たことになります。

朝早い起床だったので、帰りは眠くて途中のコンビニ駐車場で少し仮眠しながら帰りましたが、まっすぐ帰宅した私ですら帰宅が20時を回っていました。

車回収して祖谷方面から帰ったMさんたちは帰宅が22時になったのではないかと心配しましたが、21時に帰宅だったそうです。

秋の日の短い時期にロングコース歩きで、ちょっと危惧しましたが、なんとか無事に下山できてよかったです。何より紅葉が素晴らしかったです。

ゆっくり歩きの私を何度もお待たせしてしまったGさん夫妻には申し訳ない思いですが、一緒に歩けてほんとに良かったです。こんなハードコースとは知らず、怖いもの知らずで参加したのが「瓢箪から駒」となりました。

コメント

keitann様 こんにちは
ヘッドライトを点すことなく、自然の明りの中で無事に戻って来られて良かったですね。
あたりが暗くなると、ヘッドライトの明りだけでは視野が狭くて、道が判らないことがありますね。
そんなことにならずに良かったと思いました。
足の遅い小生などは結構ライトを点して歩くことが出てしまいますが、日が落ちてもあたりに明るさは残っているものですね。

keitann様 こんばんは。

1年前の忘年登山以来、美味しいkeitannさんのコーヒーが飲めてません。

次回は最優先でいただきたいです!

重たかったお湯とボトルをありがとうございます。

よかったらいつでも担ぎますので言ってくださいね。

ホントにみんなで一緒に、いい時期に登れて楽しかったです。

keitannさん こんばんは。
サガリハゲのレポートお疲れさまでした。
厳しかった登りや目を奪われた見事な紅葉そして夕焼けに染まった下山路
丸一日、皆さんと歩くことが出来た事を懐かしく拝見させて頂きました。

とてもハードなコースで等高線を眺めては、行く前から怯んで歩ききることが出来るかな?と心配していたのですが
keitannさんはあまり予習をされていなかったとの事で、あのずっと続く登りはかなりしんどい思いをされた事と思います。
しかもお湯をたくさん担がれていたなんて・・・本当にお疲れさまでした。

当日は天気にも恵まれ無事に皆が揃って歩け、またひとつ良い思い出が出来ました。
ありがとうございました。

keitannさんがコーヒーの準備をせっかくしてくれていたのに
頂く事が出来なかったとgさんが1月近く経った今でも惜しんでいます( *´艸`)クスクス
また、ご一緒できましたら御馳走して下さい。

ぶちょうほう様、こんばんは。

日暮れ時なんて、車に乗っているとあまり気にしてないのですが、街灯のない
場所を歩くときなど徒歩だとずいぶんいろいろなことで左右されますね。
特に山歩きは下りで危険を伴う場所もよくあるので、明るいのと暗いのとでは
天と地ほども違います。
日が暮れると、すぐに暗くなるかと思いましたが、下界と違い山の上だと沈んでも
まだしばらく明るいものですね。一つ賢くなりました。
ヘッデンを使った登りは伊吹山をナイトハイクした時に経験しましたが、狭い範囲
しか見えないのでした苦労しました。
結局、今回はヘッデンで下るという経験はしなかったわけですが、秋山でロングコースを
歩く場合は想定に入れておかねばいけませんね。まぁ、夏山でもいつでも、ヘッデンと
予備の電池は常にザックに入っているので、何とか対処はできそうです。
道探しなど苦労します。

グリコさん、こんばんは。

そうでしたね、一年前の七宝山登山で下ってからコーヒーを飲んだら、グリコさんたちは
いつも余裕のない歩きなので山でレギュラーコーヒーを飲むという発想がありませんでした
と仰ってましたね。今回ご一緒させていただいたのや、11月3日の三嶺行きの記録を拝読
して、余裕のない歩きというのがよ~~くわかりました。若いからこそ歩けるロング歩き
ですね。私たちの世代になると、体力がなくなる代わりに、山と一緒に花も景色もコーヒー
もおやつもと欲張りになるんでしょうね。その時その時の山歩きの仕方を楽しめたら良い
ですね。
荷物が重いとは思わなかったし、息が上がるというのもなかったのですが、きっと自分の
体重をあの急斜面で引っ張り上げるのが大変だったんだと思います(^^;)
エントツ山さんにいつも言われるように、あと5キロ減量ですね(^^;)
次回はコーヒー、必ず飲みましょうね。

biscoさん、こんばんは。

たった一か月前の山行なのに、もう懐かしく思えるのも不思議です。
山はいつどの山に登っても、何かしら心に残ることがありますね。

ピオーネさんも私を誘うときに是非ともという感じではありませんでしたが、
ハードな歩きとわかっていたのできっと躊躇したんでしょうね。
おまけに直前に足をひねったりして、でも、下りより登りが種になるコースだな
お思ったので、思い切って参加しました。でも、あの等高線は見てませんでした。
というか、コースの概要がわかってなかったので、あんな急斜面這い上がりとは
思ってなかったということです。
とはいえ、歩く前から戦々恐々というよりは、その場で対処するというのが私の
やり方で、それで良かったと思います。一人で歩くときはそんなわけにはいきませんが
たまにはおんぶにだっこで連れて行ってもらうのも楽ちんですね。
これに懲りずに、私でもギリギリ歩けそうなコースがあったら、また誘ってくださいね。

それとbiscoさんのブログの南嶺歩きで出てきたクスノキ科の黄色い花を咲かせた樹木は
シロダモです。11月11日に徳島の方を香川の里山に案内しましたが、そのときもたくさん
見かけました。花の時期に赤い実も生っているので、赤い実もなっていたらすぐに
見分けがつきますよ。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ