初めての蒜山三座縦走、その4、ブナの黄葉に会えた
まだまだ先が長いので、少しだけお腹に食べ物を入れたら、お次の中蒜山目指して出発です。
下蒜山を10時34分に歩き始めます。
中蒜山などを眺めながら下るのは気分爽快なんですが、問題は足元です。
下蒜山からの下りは急な上に、ずるずると滑りやすい道で、滑らないようにするのに難儀しました。下土質のせいなのか、一体に滑りやすいところが多い山のようですね。
↑二ヶ月のブランクも感じさせず、元気に歩くRさん・・・
お孫ちゃん相手の日々は山登りに負けるとも劣らず、体力が必要だったということなんでしょうね。
下り始めてすぐに見事な紅葉・・・
コミネカエデかな?
続いて、カラマツの黄葉も見られました。
今年最初で最後のカラマツの黄葉でした。
ササの向こうに中蒜山が見えていますが、あそこが最低鞍部かな~??
随分下るようですね。
幾分下ったところで、ブナなどの樹林がありました。
そして、大山が見える場所が一か所だけありました。
ここが大山を見た最後の場所です。
道は先ほどよりはましになりましたが、それでもまだまだ下るようです。
ああ…勿体ない・・・
振り返ると、真っ青な空・・
下っている最中にスマホが鳴りました。
二人に先に歩いてもらい電話に出ると・・・
友人からの電話だったのですが、今は山歩きの途中なので後で掛け返す旨だけ話して切ります。
下りは相変わらずササの中の下り道です。
まだ初々しいアキノキリンソウと下るPさん・・・
アキノキリンソウは草刈された後からでもよく咲くようです。
もう終盤のススキの穂を眺めながら、どんどん下ります。
振り返ると下蒜山があんなに高いところになりました。
200mぐらい下ったかな~?
再び、樹林の中に入ってえきました。
朝鍋鷲ヶ山~毛無山縦走もこんな感じで、笹原と樹林の中を繰り返し歩きます。
サガリハゲで見かけたウラジロノキのような?
赤い実が落ちているので、やはりウラジロノキのようですね。
緑の大きな葉っぱはオオイワカガミのようです。
オオイワカガミは樹林の株もとに自生してますね。
雰囲気の良い樹林で、紅葉が楽しめそうです。
ブナの木が綺麗に紅葉していたので前を歩く二人を呼び止めました。
これは下から撮影した方がいいでしょう?
ブナの黄葉に何とか間に合って良かったね・・・Rさん・・
いつの間にか、単独男性が後ろから来ていて、この方も紅葉の撮影が目的のようです。
私も含めて、ちょっとした撮影タイムでしたが、このとき後ろから歩いてきた20名ほどのツアーと思われるグループの方たちは紅葉に目もくれず、足早に下って行かれました。
やはりグループで歩くと、紅葉を眺める余裕もないのですね。
紅葉に染まりそうな二人・・・
稜線の北側は吹き付ける風のためか、葉が傷んでいますが、ここは稜線の南側になるためか葉もあまり傷んでなくて、この日いちばんの紅葉スポットでした。
ブナは幹も素敵です。
何枚も撮影しながらゆっくりと下ります。
ブナとは違う黄葉を見せてくれたのはカナクギノキかな?
赤い実が確認できなかったので、ちょっと自信がないですが、たぶんクスノキ科なのは間違いないと思います。
紅葉と黄葉が並んで・・・
樹林帯を抜けても、まだ下りが続きます。
笹原の向こうに先ほど追い抜いて行った団体さんが見えてます。けれども、最低鞍部はまだあの向こうみたいです。
笹原に出てきたら、綺麗なリンドウが二輪咲いていました。
下の平野部が、すぐそこに見えると感じるまで下ってきました。
花の終わったヤマラッキョウが数輪・・・
かなり歩いてきたようで、中蒜山が目の前に見えるようになりました。
今からこれを登るかと思えば、気が重いですが、仕方ない・・・
下った以上は登り返しが待っています。
11時45分、最低鞍部のフングリ乢まで下ってきました。
標高815mということは、下蒜山山頂からちょうど300m下ってきたわけです。
↓この日のログです。
keitann様 こんにちは
前の記事から、地図を読みながら、このブログ記事に向き合っています。
前記事では登り返しがキツそう・・・とありましたので、中蒜山に向かう最低鞍部を辿っていましたら、810mくらいのところがありましたので、約300mの落差にびっくりしていました。
記事でもそのように記述されていたので確認できて安心しました。
滑りやすい下り道は本当に骨が折れますね。でも、その途中でブナの黄葉スポットがあり、大満足だったのではないでしょうか。
>そして、大山が見える場所が一か所だけありました。
>ここが大山を見た最後の場所です。
・・・・大山方面に向けて歩いていて、近づいて行くのに、もうこれから後は見えないのですか? 天気がどうかなるのでしょうか?
投稿: ぶちょうほう | 2018-11-29 10:42
ぶちょうほう様、こんばんは。
蒜山は標高自体は三座とも1000mちょっとと低いのですが、そのわりに下蒜山と
中蒜山の間は300mと結構なアップダウンになっていました。普通はこの程度の
標高の山だと、アップダウンは精々100mちょっとのように思います。
ほかの山から蒜山三座を眺めると、確かに山脈というよりも独立峰が三つ並んでいる
ような感じに見えますから、一つ一つがそれぞれ別個に登っているようなものです。
里山を三つ連荘で登るようなものかも・・・
大山は下蒜山からしか見えないそうで、最初同行の二人からそう聞いた時は私も意外に
思いました。でも、大山を眺めるなら毛無山や白馬山などの岡山と鳥取との境の山から
眺める方が大山の形が良いですね。
蒜山から眺める大山はいま一つだと思いました。
投稿: keitann | 2018-11-29 22:27