噂のUFOラインを歩く、その1、本日の登山口は?
苗場山&東京から帰ってきたのは10月7日のことだったのですが、その週の週末に、山仲間のPさんからお誘いがあって、13日に四国の紅葉も見に行きましょうということになりました。
石鎚は紅葉の時期は混雑するらしいので、石鎚は避けてそれより少し標高の低い山ということで、Pさんにコースはお任せしてありました。その頃は帰って間もない頃で、さぼっていた家事だの庭仕事だの剪定だのが忙しかったのです。するとPさんからラインで「伊予富士から東黒森はどうですか」という連絡がありました。伊予富士から西はまだ歩いたことがなかったので、二つ返事でOKします。林道歩きが長いですが・・・とあったので、私としてはてっきり寒風茶屋~桑瀬峠~伊予富士~東黒森、そして長い林道歩きを経て寒風茶屋へ戻ってくるのだろうと思っていました。
集合は大野原の某所に6時となりました。
↑トヨタカローラのCMで一躍有名になったUFO林道こと瓶ヶ森林道と向こうに石鎚を眺める光景。
この瓶ヶ森林道は私たち四国の岳人の間ではだれでも知っている林道ですが、UFO林道と言われていると知ったのは2年ほど前に西赤石で出会った若者たちに「UFO林道はどれですか?」と訊かれた時でした。そのときは瓶ヶ森林道が標高の高い場所を通っているので、UFOに近いということから、そう呼ばれているのかと思ってましたが、実際、ここを走るとUFOが良く目撃できるらしいです。
この日は久々に秋晴れに恵まれ、瓶ヶ森林道には山歩きの人だけではなく、どうやらこの林道を車で走ったり自転車で眺めたりする人もすごく多かったです。
さて、Pさんの車で順調に伊予西条まで走ってきたら、いつものコンビニでお昼調達です。
コンビニの駐車場からも、少し雲はかかってますが、石鎚がばっちり見えてますね。
7時20分ごろには瓶ヶ森林道の入り口である寒風茶屋に着きました。
私はこの時、ここから登るのかと思い込んでいたのですが、Pさん曰く「今日は林道途中にある伊予富士登山口から登ります」・・・寒風茶屋にはトイレ休憩で立ち寄ったらしいです。
↑寒風茶屋の駐車場には確かムラサキシキブの木があったはずと・・・、行ってみると、小さな紫の果実が見えます。
検索すると、どうやらコムラサキよりもムラサキシキブのほうが近いようです。
それにしても葉は大きいのですね。
その近くに赤い果実も見えましたが、この時はいくら考えてもわかりませんでしたが・・・
葉脈がはっきりしているので、アズキナシかなと思っています。
次回、5月ぐらいに来ることがあれば、花を確認しようと思います。
という訳で、再び車に乗り込んで西へと走ります。
今度は途中でジンジソウを見かけたので、車を停めてもらいました。
ジンジソウも今年はもう見られないかと思っていたので嬉しい限り・・・
見上げると、上にはジンジソウが群生で咲いてるではないですか。
おまけにセンダイソウまで見えます。
ジンジソウと違い、センダイソウはどこにでも咲く花ではないですから、これは良い場所を見つけました。
林道沿いにはアサマリンドウもちらほら見ましたが、花は終盤なのかどれもあまり開いていません。
かなり走った頃に、目の前に伊予富士が見えてきました。
8時10分、伊予富士の登山口に着きました。
が、すでに登山口から近い場所には車が3台ほど駐車しているので、少し引き返して路肩の広い場所に駐車します。
そうこうする間にも、何台もの車が通過していき、中には岡山から車に自転車を積んできて自転車で走りに来たという方ともお話ししました。
8時20分、登山口を目指して歩き始めました。
登山口の上のほうに見えるのはブナ?
葉が少ないのは風で吹き飛ばされたのでしょうか。
8時21分、伊予富士登山口を登り始めます。
ここから登るのは私は初めてのことでした。
10年ほど前、単独で伊予富士に来た時、寒風山の主のHさんとお会いしたことがあって、伊予富士から下る道もあるけど、ちょっと荒れているからというふうにお聞きしました。その道がこれだと思い込んでいたのですが、Pさんの話ではそうではなくて、この登山口からの道はしっかりした道だそうです。
嬉しいことに登山口にアケボノソウの株があって、花がまだ咲き残っていました。
しょっぱなから水の流れる岩の上を横切ります。
振り返ると、こんな感じ・・・
登山口の車が見えています。
少し離れておいてあるのがPさんの車です。
青空バックにブナ・・・
これは紅葉しているのでしょうか??
道は最初は西に向いて歩くようになりますが、ロープ場がありました。
落ちると、ちょっとやばそうな感じなのでロープが張ってあるんですね。
目の前に早くも黄葉
これはシロモジかな?
後ろを振り返ると伊予富士の西斜面がほんのり色づいてますね。
こんばんは、
苗場山の長い記事お疲れ様でした。
苗場では色々な花も見る事ができたようで良かったですね。
10月13日伊予富士に行かれていたのですね。
瓶ヶ森林道も色付き始めた頃でしょうか、
28日に私が瓶ヶ森林道を歩いて伊予富士に行った時は、林道から南側の紅葉が綺麗でした。
10月31日には、瓶ヶ森に行ってきました。
雲が出て景色は良くなかったのですが、この秋初めての霧氷を見る事ができました。
これからは、霧氷を追いかけての山登りになりますね。
投稿: クムトマト | 2018-11-02 18:26
クムトマトさん、こんばんは。
苗場山は行くには遠いですが、植生なども四国とはかなり違っていて
面白かったです。昔は花のことなど何も知らず、ただただ登っていただけなのが
勿体ない・・。
クムトマトさんが鳳凰三山や入笠山に登られていたころ、私たちは伊予富士でした。
瓶林はまだ色づき始めたばかりでした。
それでも、ものすごい人出でしたよ。
クムトマトさんのブログも時々拝見させていただいていますが、最近はまた
精力的に歩かれていますね。
瓶ヶ森の霧氷、昨夜、見せていただいたばかりでした。
10月末とは思えないほど、本格的な霧氷がついたんですね。
霧氷もですが、高知のムラサキセンブリが見ごろになったら、またお邪魔しますので
よろしくお願いします。
投稿: keitann | 2018-11-02 21:21
keitann様 こんにちは
この記事は10月中旬のものですね。
秋のそれらしい日差しを浴びて、素敵な時空を過ごされたようですね。
この時季ですと、花の他に木の実や、紅葉まで楽しめて、それに山岳景観まで含めると、随分中身の詰まった山行になることでしょうね。
実際、この記事を拝見すると、確かに盛りだくさんな内容になっていますものね。
センダイソウという珍しい花を、こちらで初めて見たような気がします。
投稿: ぶちょうほう | 2018-11-05 22:44
ぶちょうほう様、こんばんは。
ブログのアップとコメントをいただきましたのがちょうど入れ違いになりましたようで
お返事が遅くなり申し訳ありません。
10がつ13日の山行を今頃アップすることになり、心苦しいのですが、秋は庭仕事や
庭木の剪定など雑用が山のようにあって、なかなかパソコンに向かう時間が取れません。
それなのに、天気が良いと週末ごとに山に行くのですから、アップが溜まる一方ですね(^^;)
四国の山でもさすがに里山ぐらいにしか花は咲かなくなりましたが、10がつ半ばですと
高山でもジンジソウなど咲いていました。センダイソウは確か東日本には分布がなかった
と思います。全国的に見れば珍しい花ですね。
投稿: keitann | 2018-11-06 22:05