8年ぶりに足摺岬へ、その1、まずは双名島でアゼトウナとノジギクを
12月の第二週末は高松のRさんはお孫さんたちが帰省とのことで山はお休みされるとのことで、Pさんと二人でさてどこへ行こうか?と打ち合わせします。
この週末は寒波襲来だそうで、ちょっと高い山に行けば霧氷はもちろん見られそうですが、青空がどうも望めそうにないのと、この前までの暖かさで寒い山にはどうも気後れしてしまいます。霧氷は3月末まで見られるので、まだ機会はあることだし今の時期しか見られないアシズリノジギクを見に行きませんか?とPさんに提案。12月初めに自分の過去のブログを見ていたら、数年前までこの時期は必ずと言ってよいほど高知へ花散策に行ってました。今年はムラサキセンブリも見に行ってないことだし、久々に足摺岬に行きたいな~という気がむくむくと湧いてきました。
Pさんも同行してくれることになり、12月9日は我が家の軽自動車で足摺行きが決定。当日は大野原に6時半集合と決めたのは私だったのですが、なんとなんと、目覚ましがその日に限ってなぜか鳴らず寝坊をしてしまいました。焦りました‥‥急いでPさんに電話して遅れる旨を伝え、大慌てで支度をして大野原へ向かいます。厳しい山行きだったら、山行がだめになるところでした(^^;)
↑画像はアシズリノジギク自生地から撮影した足摺岬の東大などのパノラマ画像。
この日はあいにくと風もなく海も穏やかだったのですが、陽射しがあまりなくて、太平洋の紺碧の海の色が見られなかったのが残念でした。
この日は冷え込みも厳しくて、途中の高知道がちょっと心配ですが、路面がぬれてないので凍結もなく走れました。いつもなら冬場に高知道のいくつもあるトンネルを抜けて南区に辺りまでやってくると真っ青な空が広がっていて,南国高知を実感するのですが、この日は高知もグレイの空です。
足摺岬に行く途中で安和海岸も散策してタイキンギクも見ていきましょうということで、須崎で高速を下りるつもりでしたが、ちょっと行き過ぎてしまい久礼で下りることになりました。久礼迄来ているので、いつもと逆コースで久礼から東へ海岸線を進むつもりです。
海岸に出たら、久礼から双名島が近かったことを思い出したので、そちらに向かいます。
双名島には何年か前にも来ていて、灯台にも立ち寄りましたが、今回も灯台まで行ってみることにします。
付近の車道の路肩には車がいっぱいで、これは釣り人の方たちの車でした。
車道から見上げると溢れんばかりに咲いているノジギク・・・
瀬戸内側では見られないノジギクがなんだって高知では無造作に咲いてるんでしょう・・・
ノジギクも十分きれいだけど、今日はもっとかわいいアシズリノジギクが久々に見られるということで、わくわくですね。
もっと引くと、土留めになっているコンクリート壁にもまるで植え込んだみたいにノジギクが咲いています。「植えたんだろうか?と」Pさんがつぶやきますが、まさかこんな断崖絶壁で孫あことはできないし、これは自生しているんです。
海岸に下りていくと、お約束のアゼトウナも溢れんばかりに咲いてます。
これもまた瀬戸内では見られない花です。
釣り人のおじさんたちの横を通って灯台のある島を登り始めると、階段の横にツワブキが群生でした。
振り返ると、こんな寒い日でも(高知にしては寒い日でした)釣り人がたくさん・・・
なおも階段を上がると、今度はヒトツバが着生しています。
灯台に着く手前に祠があって、琵琶を持った弁天様の彫られた石が・・・
へ~、こんな荒々しい場所に弁天様とはちょっと意外でした。
灯台は白い建物なので、青空がなくてちょっと映えません。
階段を登っているときに、独特の長細い葉を見て見覚えがあったのですが、その木に黒い実がついてるではないですか。スマホでタイミンタチバナ・果実で検索するとすぐにこの果実がタイミンタチバナの果実だとわかりました。
年々か前に小豆島でもタイミンタチバナを見ていますが、その時は果実はなかったので、果実を見るのはたぶん初めてです。
雌雄異株なのか、果実をつけた木とつけてない木があったのですが、帰宅して調べるとやはり雌雄異株でした。
海際まで下ったら、ちょうど釣り人の方がイカを釣り上げたところでした。
アオリイカだそうで、これは小さいものだそうです。
後で立ち寄った久礼の大正市場でもアオリイカがたくさん売られていて、思わず一夜干しを買って帰ってしまいました。
岩場では波をかぶりそうな場所でもアゼトウナが元気に咲き誇っています。
可愛い花ですが、たくましい花でもありますね。
Pさんが12月というのに咲いているハマナデシコまで見つけてくれました。
車道沿いに咲いているアゼトウナを海を背景に撮影します。
海が紺碧なら黄色が映えるのですが・・・
もちろん、ノジギクも海をバックに撮影です。
この後はタイキンギクを見に、東へと少し走るつもりです。
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