東讃の山で夕暮れまで遊ぶ、その3、鬢盥の池から西教寺へ
山頂は少し切り開かれていますが、展望はほとんどないので長居はしませんでした。
いつもなら休憩がてら何か行動食を食べる私たちも、軽くチョコレートを口に入れただけ。
さぬき市合併10周年ということは調べてみると平成24年ごろのことですね。
その頃は里山整備に補助金が出たりした頃だそうですが・・・
山頂直下の急坂下りはちょっと心配してたのですが、何事もなく下れました。
少し登り返して小高い場所を歩いていると、後ろで「この辺が山頂よね」という声。
↑確かに国土地理院の二万五千図では三角点は259.8mの先ほど登った場所にありますが、山頂は標高245mの今いる辺りになってます。
ウバメガシの大木があったので、このウバメガシ辺りが山頂かなということで、3人で納得でした。
↑どこかに山頂表示がないかと探すRさん・・・
10時31分、鬢盥への分岐まで戻ってきました。
これをまっすぐ歩くと鬢盥です。
すぐに、池が見えてきました。
これが鬢盥(びんだらい)
鬢盥というのはもともとからあった用語で「鬢を整える水を入れる小さなたらい」だそうです。もっとも、盥(盥)という言葉さえ今では死語に近くなっているかも・・・
私たちの世代ならわかりますが、今の若い人には盥と言っても通じないかもしれません。
それにしても思ったより大きな池でした。
鬢盥を眺めるPさんと Rさん・・・
空は青空でコナラの紅葉がまだ綺麗です。
海がみえそうだったので、石の上に乗って眺めてみました。
海に小さく突き出た半島みたいなのがあって、あとからわかったのですが、この上に三角点があったのです。
2車線化がかなり進んだ高速も眼下によく見えています。
東讃の山はどこも海が近くて、展望が良いですね。
撮影中のRさん・・
お昼には隠れ家カフェに立ち寄る予定なので、コーヒーは止めてイチゴ休憩です(^^;)
あとは登ってきた道を下っていきます。
これ、車道から登山道を下るところですが、どう見ても藪にしか見えないでしょう?
石仏がみえなかったら、道だとは思えません。
最後に、今期お初のウスタビガの繭を拾いました。
もうそんな季節なんですね。
11時13分。車道まで下ってきました。
朝は気づきませんでしたが、まだシロヨメナが咲いてるんですね。
今年はほんとに暖かだったですから・・・
ヤブツバキが咲いているのは冬場の歩きにはとても楽しみです。
すぐに駐車地点まで戻ってきたので、車で西教寺に立ち寄ることにしました。
車道から眺めた火山と西教寺方面です。
田圃にはやはり柵がしてあります。
真言宗のお寺で、何でも四国八十八か所の結願の寺は大窪寺ではなく、西教寺になっていたかもしれないという由緒あるお寺だそうです。
お寺の門から振り返ると、たぶん阿讃山脈だろうと思われる山々が見えて、私としてはこれが気にかかりました。
調べると笠ヶ峰とか檀特山が見えているのかな?
境内の常香炉を支えているのはカエルの置物です。
もし、ここが結願のお寺となっていれば、静かな佇まいは望むべくもなかったでしょう。
それにしても、東讃ってたくさんの山があるものですね。
お寺を出たのは11時半。
カフェに向かうにはちょうど良い時間となりました。
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