東讃の山で夕暮れまで遊ぶ、その2、摩崖仏を見たら山頂へ
車道がついているものだから、たぶん摩崖仏を見に来る人も車で訪れることが多いんでしょうね。
道理で登山道はやぶ化しているはずです。
↑車道に出会たところから右手を眺めたものです。
何やらお堂のようなものがみえていて、それが西教寺の奥の院のようです。
↑摩崖仏についての説明もありました。
実家近くの弥谷寺にも本堂直下に摩崖仏が刻まれていますが、これも弘法大師様が彫ったとされています。
何しろ四国の地ではお大師さんはあちこちに神出鬼没されていて大活躍です。
お堂の前に建てられていて石碑は平静2年に建てられたもので、比較的新しいようです。
穴薬師と言われているというお堂の中に入ってお参りしていくことにします。
奥は巨石になっていて、巨石の前面を覆うようにお堂が建てられているようです。
荘内半島の妙見宮を思い出しましたが、古来、日本人は巨石を信仰の対象としたようです。
お堂を出て、少し登っていくとお堂の10mほど上に摩崖仏があります。
下から眺めたものですが、石が崩れかかっているところに何か鄙びた趣があります。
讃岐は住みやすい土地だったからか、西讃を歩いても東讃を歩いても古来からの歴史の遺物には事欠きません。
摩崖仏を眺めた後は山頂へと向かいますが、車道沿いにはまだクサギの果実が見られて、今年は暖かいので、いつまでも秋の名残が見られます。
車道をもと来た方向に引き返すと登山口らしきのがありました。
登山口という道標が見当たりませんでしたが・・・
時刻は9時39分。
ここで、3人が3人ともGPSのログを取るのを忘れていたことに気づきました。仕方ない、帰りは車道を歩こうかと話していたのですが、ログを取るためにピストンせざるを得なくなりました(^^;)
先ほどの道ほどは荒れてなくて歩きやすいのですが、登り始めて直ぐは階段道です。
リュウノウギクの咲き跡。
サルトリイバラの赤い果実も見えます。
ヤブツバキがここでも咲いていて、ほんとに今年は早いです。
しばらく登ったら、こんな道標がありました。
登りはもう緩やかになっていて、ほぼ平坦な道を進みます。
ベンチのあるところから左に曲がったら山頂方面だそうです。
よく見るとベンチの上に「火山」という道標がかけられていました。
シロモジなど里山の木々が繁っている道を進みますが、ところどころに赤テープもあって迷うことはありません。
どこもかしこも落ち葉の道です。
小高い場所に出たと思ったら、そこからしばらく下ります。
行く手に山頂らしきのが見えてきましたが、下るということは登り返しがあるということ?
案の定、山頂直下から結構な急斜面になっていますが、大した距離ではないので助かりました。
ジグザグもちゃんとつけられていて、登りやすくしてくれてました。
10時8分、山頂の三角点に到着です。
コメント