成羽天神山と2度目のセツブンソウお花見、その2、登山開始
セツブンソウ自生地から登山口まではほんの10分もかかりません。
車道沿いに登山口の標識が出ているので、慌てて左折します。
思った通り、車は一台も駐車していません。たぶん、こんな天気の良い日に低山に登るのは私たちぐらいかな?なんて思っていたのですが、念のためPさんがきちんと駐車しました。で、それでよかったのでした。下山した時にはなんと上の駐車場はほぼ満車状態でしたから・・・
↑駐車場は上と下にあるようで、下は墓地に隣接しているので墓地の駐車場かもわからないので、上に置きます。
登り始めは一台だけでしたが、下山した時は5台に増えていました。
9時28分、登り始めです。
低山に登るときはたいてい簡単な靴を履くのですが、この日は登山靴のほうが良いかな?と思い登山靴です。以前登った時の印象で、湿った場所が多かったような記憶があるのと、上京時に電車内で立ちっぱなしで腰痛が出てしまったので少しでも腰に負担をかけまいというつもりです。
登り始めで見たのはフキノトウ一つでした。
セツブンソウが咲く時期は山にはほかの花はまず咲いてないはずなので、見たものは何でも撮影しておこうというスタンスですね。
お誂え向きに綺麗な色の残ったウスタビガの繭も発見。
今季2度目かな?
ついでに一躍その葉も見つけました。
イチヤクソウは低山でも結構見かけます。
「中国自然歩道」の道標が立っていました。
四国の「四国のみち」のようなものですね。
これを逆方向に歩くと吹屋に行けるんですね。
しばらくすると、正面に山頂方面が見えてきました。
画像ではわかりにくいですが、肉眼では山頂付近が岩場っぽいのが見て取れます。
↑以前、2012年3月3日に登った際の、同じ場所からの画像です。
赤いザックを背負っているのは山仲間のTさんで、この時の山登りはTさんが体調を崩していた後の復帰第一弾の登りでした。結局、Tさんはこの3年後に帰らぬ人となってしまいましたが・・・
そういう意味でもこの時の天神山山行は印象に残る山行でした。
歩き始めて10分ほどで、登山道沿いに石仏が出てきました。
七番と書いてありますが、この一体だけしか見かけませんでした。
↑何を撮影したかというと、芽を出したばかりのフキノトウ。
残念ながら収穫には早いですね。
9時39分、最初の渡渉点です。
渡渉というほどでもありませんが、登山靴にして良かったと思いました。
最初は沢に沿って薄暗い谷底を歩くので、ヤマアイの葉がやたらと多いです。
これはチャルメルソウですね。
チャルメルソウは前回登った時の記憶にもありました。
9時41分、二度目の渡渉点通過。
最初の渡渉よりはちょっと本格的な渡渉かな?といっても大したことないですが・・
渡渉点を通過するPさん・・・
チャルメルソウの葉に混じって大きな木の葉が落ちているのが見えます。
ホオの葉っぱでしょうか?
やがて、あたりは杉の植林帯になってきました。
登山道から10mほどのところに岩が見えています。
この山は岩が多くて、登山道沿いに岩場が良く見えます。
赤い金属の板に、何やら俳句が書かれています。
「芹舎」とあるのですが、私の知らない人です。帰宅して調べたら江戸後期~明治にかけての俳人のようです。ここ天神山に登って詠んだ句かと思いましたがそういうわけでもなさそうですが?
去年夏の大雨のせいなのか登山道には倒木が多く、道も荒れています。
そういえば、成羽に来る途中で見かけた高梁川や成羽川もつり橋が落ちたり、河原の木々が枯れたり、ずいぶんな荒れようでした。真備町の豪雨被害はすさまじかったですが、それを引き起こしたのが高梁川ですから・・・
温暖で天災の少ない岡山のあちこちで今回は爪痕を見ました。
苔に覆われた杉の幹に季節外れの白いキノコ・・・
メルヘンチックな光景ですが・・・・歩いている道は・・・
石が崩れ、木々が倒れた光景です。
以前登った時はそんな印象はなかったので、やはり2018年7月の豪雨によるものなんでしょうね。
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