1月下旬の高知花散策+一座、その5、大たびの滝へ
山頂を少し北側へ下ると木の間から見えてきたゴルフ場はグリーンフィールゴルフ場とのことです。
地形図をプリントアウトした時に、清宝山の北側になだらかな場所が広がっていると思ったのはここだったようです。
そして、少し移動したAさんから「見えてますよ」との声。
「え?」何が見えてるの?と思ったら、待望の石鎚山系でした。
↑白く雪をいただいているので、石鎚山系とすぐにわかります。
木々が邪魔をして山の形がはっきりと見えず、山座同定がしにくいのですが、向かって右のほうがガスて散るのが見えるので、たぶんそれが寒風山辺りでしょう。とすると西黒森とかあのあたりのなだらかな稜線が見えているようです。手前にすそ野を引いているのが鷹羽ヶ森で、これは去年も眺めたのでした。
↑これは2017年12月に石土の森へ行ったときに眺めた石鎚山系です。
石土の森は清宝山よりもまだ南にある山なので、石土の森から眺めることができるなら清宝山から見えても不思議ではないですね。
思いがけずも眺められた石鎚山系に気をよくして、再び、山頂直下の広場へと下ります。
今度こそ、念願のコーヒータイムですが、皆さんから配られたおやつのおかげでリッチなコーヒータイムとなりました。
13時50分、途中で大たびの滝にも寄りたいので、そろそろ下山することにします。
下り始めた途端、何やら赤いものが見えたので、近づくと、サネカズラの果実です。
周囲の粒がもう落ちてしまっていて、先日五色台で眺めたのとはmちょっと趣が違う姿です。
山頂直下には小高い場所もあって、何かと思えば、そこも展望台なのでした。
虚空蔵山やいつもよく登る蟠蛇森が見えています。
鉄塔が立っているので、すぐにわかります。
あの向こうはもう須崎の海ですね。
下り道ではこんな赤い果実も見ましたが、この姿では何の果実だかわからなくて・・・
カマツカ?
こちらは黒い種子がみえているので、ゴンズイとわかります。
14時14分、分岐まで下ってきました。
分岐からおおたびの滝まで30分と聞いていましたが、道標に距離が小さく書かれていて、400mとあります。
400mなら15分もあれば行けるのでは?
途中、空き地にたくさんの蜂を買っている箱が見えました。
これだけの数なら養蜂されているんでしょうね。
昔は周囲の畑や田んぼも耕されていたようですが、今では耕作放棄された畑が多かったです。
雰囲気が岡山の鬼ノ城とよく似ていますが、鬼ノ城は2月末に歩いたことがありますが、半端ない寒さでした。それに比べてここ高知では1月下旬というのに、日向を歩くと暑いといったら(^^;)
14時23分、小さな滝らしきのが見えました。
辺りには「大たびの滝」ということを示す案内板も何もありませんが、分岐から400mぐらいの距離を歩いたと思われるので、これに違いないでしょう。
所要時間は案の定、10分ぐらいしかかかっていません。
滝まで下るのは、適当に下っていきます。
ここのところほとんど雨が降ってないので、水量は少なくて迫力はありませんが、Aさんが滝の裏側に回られました。
この滝、あとで調べてみたところ「ここの岩屋は神聖なる場所で、かの西日本最高峰・石鎚山に掛けられている鎖は藩政時代、先達や刀工がここに籠り、大滝の滝に打たれ、斎戒沐浴して完成させた。それを75人の先達によって、彼方にある石鎚山へと運んで設置したのである。」とありました。
そんな神聖な滝だったんですね。
整備の一環として説明板が欲しかったと思いました。
もとの川が小さいので、水量が多い時でもそれほど迫力はなさそうですが、やはり梅雨時がベストでしょうか。
この地層が岩屋地層?
反対側からも撮影してみます。
帰りは川に橋もかかっていたので、そちらから帰ります。
たぶん、こちらの道がちゃんとした参道ということでしょう。
分岐まで帰ったらあとはもと来た車道を引き返します。
ここからが尾根道ですね。
シダに覆われた道を下ることほんの2~3分。
バイカオウレンの上の自生地まで戻ってきました。
午後に入って、朝よりも光がより射しています。
こんなに良い天気ですが、先客の方はやっぱり男の方が一人だけです。
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