引田ひな祭りと白鳥の河津桜+東讃3座、その5、石鎚山前編
五瀬山から下ったら、お次は石鎚山らしいです。
石鎚山は石鎚山でも標高198mでちょうど本家本元の石鎚山の十分の一のサイズだそうです。
登山口は霊芝寺というお寺だそうで、ナビに霊芝寺を入れて走ります。
↑五瀬山を下山してから30分足らずで、石鎚山登山口の霊芝寺に到着しました。
お寺の駐車場に車を置かせていただくので、登る前にお寺にお参りしていくことにします。
↑ここ霊芝寺についての説明板があって、これを登る前にちゃんと読んでおけばこのお寺についての前知識が得られたのに、まだ1座残っているので、撮影だけして本堂のほうに向かいました。
↑鐘楼の奥へと歩いていくと本堂のようです。
敷地も広く、立派なお寺のようですが八十八か所のお寺などとは違って、参拝の方もいらっしゃらなくてしんと静まり返っています。お参りさせていただく折に、お賽銭を上げようとしたら、さい銭箱がどこにも見当たらず、本堂の内部にお賽銭を入れるようにもなっていません。真言宗のようですが、珍しいお寺だな~と思いながら、仕方なく空参りで手を合わせます。
お寺の本堂から少し歩いたところに山門らしきのがみえていて、山に登るにはこちらに行くらしいです。
14時20分、登山開始です。
門をくぐるとすぐに車道がありましたが、車道は奥之院に行くための車道だそうで、車道経由でも行けますが、私たちは山登りなので行きは車道は使いません。
↑車道を小さな枯沢を渡るとすぐに石段があって、これを登るそう(Pさんの受け売りです)
登るとすぐに石仏が見えてきました。
これは一番札所で霊山寺だそうで、つまりミニ札所巡りなんですね。
その後も札所代わりの石仏が10mもいかない間に並んでいました。
去年歩いた高知の五台山ヶ札所と札所の間が結構長いし、迷いそうなほどややこしかったけど、こちらの札所はいたってシンプルだし何よりすぐ回れそうです。
ミニ札所の山は、直登コースだと88もの札所を作れないので、たいていはトラバース気味にコースを作ってあります。なので、今度の山も急登が少なくて、私としては助かりました。
↑東の方角には早くもお次に登る予定の熊高山が見えています。
これはおむすび型の山なので見るからにきつそう・・・
↑道標もしっかりと木につけられていました。
なだらかな山道に沿って札所の石仏が見えています。
途中、分岐があって右に行けば札所巡りです。
何やら緋毛氈を縁側に敷いた建物がちょっと離れたところに見えてきて、あれが霊芝寺の奥之院なんだな~と思いながら歩きます。
樹林帯を出て、瀬戸内の低山特有の花崗土の登山道を登るようになってきました。
ここからは直登気味に登ります。
Rさんの後ろに見えているのが熊高山・・・
周囲はマツやらネズミサシやら、香川の里山特有の木々が多いです。
↑ちょっと展望が開けた場所へと出てきました。
山のすぐ南麓に大きな倉庫が見えていて、運送会社の倉庫かな?などと思いましたが、南海プラウッド倉庫だったようです。この辺りは高速のインターにも近いし、案外、便利なのかも・・・
二人が眺めているのはこれから登る熊高山方面で、石鎚山との間には野間池という比較的大きな池があります。
この頃には予報通り、空は曇りがちになってきました。
はるか南には阿讃山脈が見えていて、この辺りの土地勘がない私はいつも「矢筈山と女体山かな?」と思ってしまうのですが・・・
さらに登っていくと、分岐があって「願興寺へ」とあります。
14時49分、山頂に着きました。
登山口からわずか30分足らずでした。
山頂の岩の上に祠があって、これは当然、石鎚神社でしょうが、上のほうにあるので確かめることができませんでした。
三角点は四等らしい小さな三角点ですが、なぜか欠けていました。
山頂標識の向こうに何か青いプレートが見えています。
プレートには「オレンジタウン」と書かれてあって、オレンジタウンというのはJR四国が売り出している団地ですから、志度駅近くの団地に下りていけるようです。
さすがに里に近い低山は、気軽にどこからでも登れるようですね。
山頂では、うっすら汗もかいたので、持参してきたイチゴをいただきました。
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