成羽天神山と2度目のセツブンソウお花見、その4、思いがけない出会い
七合目を通過してすぐに、登山道左側に岩場があって、岩穴が見えています。
そして、今度こそ、岩穴の中にはなにかお祀りされているようです。
覗き込んだら・・・
↑権現様と書かれてありました。
そうそう、思い出しました、2012年に登った時もこの場所には立ち寄ったのでした、そして軽く休憩した記憶がありました。
↑2012年に撮影した権現様の画像です。
以前のカメラは薄暗い場所ではあまり撮れなかったので、ちょっとぶれてますね。
赤いひもの位置も依然とではずれているようです。
その後は相変わらず、階段道が続きます。
道沿いに花芽の上がっている木があって、どうやらシキミのようです。
以前ならシキミの葉と花芽だけでは判断できなかったと思いますが、今ではなんとかわかるようになりました。
道のほうは先ほどよりも急になってきて、ジグザグを切ってなかったらとても登れません。
谷を詰めて行ってるわけですが、もう最終にかかっているようです。
木の幹に、下から1700mという文字。
振り返ると、車で走ってきた道の反対側に聳えている山々が見えてきました。
シキミを見たことで思い出し「そういえば、こんな谷筋の道だとツルシキミが普通は生えているのにね」とPさんと話していたのですが、噂をすれば影・・・ツルシキミがちゃんと出てきました。
そしてまるでハランみたいなこの一枚葉はサイハイランの葉かな?
岡山にはサイハイランが結構多いです。
石積が見えてきて、この道が昔から歩かれてきた道であろうことを窺わせます。
辺りはとても大きなケヤキが生えていて、樹高20mはあろうかというほど。
幹も直径70センチほどもあって、さぞ立派な家具ができるだろうと思わせます。
登っていると、下の方から話し声が聞こえてきました。
休憩中に単独の若い男の子から聞いた団体の方たちのようです。
団体の方たちも、何やら立ち止まって、反対側の山を眺めている様子。
ゆっくり登っても3~4時間の山ですから、あちこち眺めたりしてのんびり登れるのですね。
11時20分、八合目を通過しましたが、ここいらがいちばん急坂です。
後から来られた団体さんに先に行っていただくことにしました。
すると、トップを歩かれていた男の方が、こちらを振り向いて「Kさん?」と呼びかけられました。
びっくりしました。私は山で会った方の顔を覚えられないほうで、声をかけられてもわからないことがよくあるのですが、まさか岡山の山に来て声をかけられるとは・・・
「どちらさまでしたか?」と尋ねて「Mです」と仰られて初めて、ああ、Mさんと・・・。
実はRさんと2月初めに毛無山に登った時にもMさんのお噂をしていたところでした。
というのもMさんはRさんの掲示板に時々書き込みされている掲示板仲間の方で、最近、掲示板に書き込みされてなかったので「元気で山に登られてるのかしら?」と話していたのでした。Mさんには毛無山で10年ほど前にばったりお会いしたことがあったのですが、そのときは毛糸の帽子にサングラスという格好でお顔も良く覚えてなかったというのもありました。
Mさんたちは登山口の駐車場で香川ナンバーの車を見て、ぴんと来たそうです(^^;)
どちらにしても、こんなところでばったりお会いできるなんてラッキーだし、お互いに元気で山に登れていてほんとに良かった・・・
後から来られたのはMさんの奥様。
え?こんなにお若い人だったの?
雪山で会った時の印象は当てになりませんね。(^^;)
Mさんたちには先に行っていただきます。
Mさんご夫婦はその後、山岳会に入られたそうで、ご一緒の方たちは同じ山岳会の方だったのかな?
皆さん、しっかりした足取りで登って行かれ、腰の痛みがまだ撮れない私はそのあとをゆっくりと追いかけます。
天神山は山頂直下に確か車道が通っていたはずですが、行く手に青空が見えるので、そろそろ車道に出そうです。
「頂上まで200m」という道標が見えていますが、これが曲者でした。
11時30分、分岐に出てきました。
天満神社という字が道標に見えますが、神社方面に行けば鈴振嶽です。
「明星嶽へ」という字も見えますが、私たちは天神山山頂にまずは向かいます。
山頂は見晴らしが余りよくないそうなので、先に行って、あとから見晴らしの良い鈴振嶽行くつもりです。
Mさんたちご一行もまずは天神山山頂を目指されているようですね。
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