4月の野草散策、①オキナグサ
今年は久しぶりに四国のオキナグサを見に行こうかという気になりました。
中国地方や九州などに行けば、比較的目にしやすい野草なのでしょうが、四国ではもう自生する場所は限られています。
↑今年は野草の開花の時期を読むのが難しく、冬が暖かだったから春の花はみな早く咲いたかと思えば、戻り寒波のおかげでずいぶん遅れている花もあるようです。
オキナグサは桜の満開の頃が見るにはベストと思っていました。
ところが、意外と早く咲き始めていたようで、花の時期にはちょっと遅かったかなと言う感もありますが、まずは花を見られてほっとしました。
自宅でもオキナグサを育てていますが、開花のタイミングが結構難しい花だと思います。
開くにはある程度の陽射しも要るし、綺麗な時期は1週間ぐらいのような気がしています。
上から見ると、白い毛がいっぱいです。
検索すると「根出葉や花茎には長い白毛を密生し」とありますが、この毛が魅力の一つでもありますね。
茎は途中で下を向き、花も下向きに咲きます。
藪の中で無造作に咲く様子は 昔は比較的どこででも見られる花だったということを思い出させてくれます。
実際、私の知っている方は県内の山でも昔は見たものだと仰っていましたが・・・・
一見、過酷な場所と言えそうな場所に咲いている四国のオキナグサ・・・・いつまでも絶えることなく咲いてほしいものです。
keitann様 こんにちは
小生も実生で育てていますが、5-6年前は簡単に増やせていたのですが、気を緩めてしまい、消滅のピンチを迎えています。
そこで昨年採種しておいたものを急ぎ播いたばかりです。
発芽には3週間ほどかかりましたかね。
また、発芽したものを地面におろしても同じ場所では二年目・三年目は育たないようですね。
これはウィルスか何かによる連作障害なのでしょうか。
そんな栽培したものよりも、自然のものを見たいのですが、あいにく愛知県内では既に希少植物入りしているみたいで、自生情報がありません。
御記事のものは確かに花には遅かったかもしれませんが、それでもこの花の持つ独特の存在感がありますね。
そして、やはり野趣を感じます。
投稿: ぶちょうほう | 2019-04-24 10:58
ぶちょうほう様、こんばんは。
オキナグサは10日ほど前に島根の山に行く途中の古いお屋敷の庭ではまるで
雑草並に蔓延っていました。
あまり普通の花が好まないような砂利っぽい場所などでもよく咲くようです。
我が家のオキナグサとキバナオキナグサはどちらも今、種をつけているところです。
種が採取出来れば播いてみようと思います。
野菜などでも連作障害があるようなのでオキナグサにもあるかもしれませんが
私が見てきた自生地は、きっと昔から咲いていたのだろうと思うのです。
連作を嫌うとすれば鉢植えということになるんでしょうね。
我が家ではオキナグサはまだ地植えにしたことがないので、まだまだ観察不足です。
山陰方面で自生の素晴らしい群生を見たことがありますが、もう一度見に行ってみたい
ものです。
投稿: keitann | 2019-04-24 21:48