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2019-05-02

思いがけずもまた登れた大江高山、その2、飯谷側から登る

用意をして歩き始めたのは9時45分。

短時間で登ってこられる山とは言え、けっして早い出発とは言えません。

私が初めて大江高山に登った10年前にはなかった説明板や案内板が登山口に立ってました。

最初の2009年は単独で訪れ、2度目の2011年にはRさんと二人で、そして3度目の2017年にはPさん、Eさんと一緒に登りました。

今回はいつもの3人で登ることができます。

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↑説明板には大江高山の動植物の説明があって、ギフチョウ、イズモコバイモ、ミスミソウなど貴重なものが見られることが書いてあります。

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歩き始めに見たのはツクシ・・・

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そして一もの場所でイチリンソウ・・・

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ここのイチリンソウは花(萼片)の裏側に紅を差していて綺麗ですね。

今年に入ってイチリンソウを見たのはこの時が初めてでした。

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ふっくらした顔立ちのオオタチツボスミレ

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一瞬、ワサビ?などととんでもない考えが横切ったのは、タネツケバナにしてはあまりに大きかったからです。

大タネツケバナかな?

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中津明神山に続いてここでもウマノアシガタを見ました。

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後から男性二人組が私たちを追い抜かれて行きました。

私たちはただでさえゆっくりなのに、撮影しまくるのでなおのことゆっくり歩きです。

正面には大江高山が見えています。

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左手の小高いところに桜の木。

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田んぼの畔ではいつもスミレと間違えそうになるカキドオシも咲いています。

今年は高知でずいぶん早くにカキドオシを見かけたので、これは初見ではありません。

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春の畔にはお約束のキランソウ

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正面に大江高山の山頂方面が見えてきました。

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あれ、白いタンポポ?

花の真ん中あたりがクリーム色なのでキビシロタンポポ?

調べると福井から山口までの日本海側に分布とあるので、キビシロタンポポで良いみたいです。

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今は、こんなカラフルな道標が立っています。

辺りにはハウスなどの農業施設があるところまで登ってきました。

車道歩きですが、緩やかに登っています。

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たぶん陽光桜と思われる派手なピンクの桜の中でヒヨドリの姿が見えました。

ヒヨドリは花の蕾を食べるそうなので、農家の方だけでなく私みたいに花を紫だてているものにとってもにっくき鳥です。

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前日に紫雲出山でラッパ水仙の綺麗なのを見たばかりでしたが、翌日は日本海に近い山の山麓でラッパ水仙を見ることになりました。

ハウスの近くで作業をされている女性がいらっしゃったので声をかけてみました。

ここに来るまでに気温0℃の場所を通ったことを話したら「今朝は格別に冷え込みましたよ」とのことでした。

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中津峰山に続いて、ここでもカテンソウ。

そしてカテンソウの上に落ちたヤブツバキ

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中国地方に多い、綺麗なブルーのヤマエンゴサクも出てきましたが、以前より減ってるような?

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これはツルカノコソウの咲き始めですね。

湿った場所を好みます。

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斑入り葉のアオマムシグサ

春の山地ではよく見かけるテンナンショウです。

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先ほどの男性二人組に次いで、今度はご夫婦らしいお二人が追い抜かれて行きました。

車は下山口の山田に置いてきたそうです。

私たちは花を見るために敢えてこの厳しいルートを登るのですが、追い抜いていかれた方たちは歩き優先の方たちのようでした。

コメント

keitann様 こんにちは
歩き出しのツクシから始まって、テンナンショウに至るまで、お約束の花たちがたくさん出てきましたね。
ヒヨドリはいつも憎まれっ子ですね。そうなると顔も醜く見えるし、鳴き声も品がないとなってしまいますね。
野鳥のことを知らなかった頃は「一の谷(源義経)のひよどり越え」などで、もうすこし趣のある鳥だとばかりに思っていましたが、花を食う無粋な鳥でしたね。

ネット地図を見ながらこの記事を読んでいますが、この山には二つの登山ルートがあるのですね。
小生のものでは山田ルート一つしかありませんでした。

ぶちょうほう様、こんばんは。

山麓から歩き始めると、田んぼの畔に咲くような花から始まり、次第に山の花が見られ
植生の変化が感じられて楽しいですね。
ヒヨドリは我が家でもロウバイの花が食べられているのか、いつもロウバイの花が株もとに
落ちていました。畑では野菜まで食べるしメジロを追っ払うわで割と嫌われ者ですね。
前回登った徳島の山ではキビタキを見かけましたが、あの美しい野鳥が木の枝葉に邪魔され
ちゃんと写ってなくてがっかりでした。

大江高山の飯谷コースは10年前に登った時も一応ちゃんとした登山路でしたが、あまりに
急登なので、普通の登山者からは敬遠されているらしく、ほとんどの方が山田側から登って
こられていました。でも、同じ歩くなら周回コースがいちばん楽しいですよね。

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