ファガスの森から緑陰の道を歩き高城山へ、その4、林道歩き
12時35分、一足先に下ったPさんとRさんはスーパー林道に下り立ったようです。
↑かなり西に向かって下ってきたので、ここから南高城山の登山口までの林道歩きがどのぐらいあるのか、気になるところです。
PさんとRさんは、三角点をgetしに、再び登っていきました。
向こうのほうにこんもりとした山頂っぽいのが見えるのが三角点のある場所のようです。
その間、私は木陰で水分補給でもして待っているとしますか。
林道のすぐ横に大きな木が生えていたので、株もとに座ってお茶など飲んでいると・・・
ふと気づいたら、この木はブナの木でもないのですが、アオベンケイやらツルマサキやらいろいろなものがたくさん着生しているではないですか。
スーパー林道のおかげで、ここなら歩かずともアオベンケイが見られるんですね。
10分ほどで三角点をgetして戻ってきた二人にも教えるとびっくりしていました。
さて、ここからいよいよ暑い林道歩きの始まりです。
林道歩きの楽しみは何といっても、道沿いの木や花を眺めることですが、歩き始めてすぐに白い木の花が・・・
一生懸命ズームするのですが、道からちょっと離れた場所にあって、近くで観察することができません。
いろいろ調べたら、葉脈の入り方などからミヤマザクラのようでした。
アズキナシ?とも思ったのですが、この際、ミヤマザクラとアズキナシの相違点を調べてみました。
結果、私が今までアズキナシと思っていたものもミヤマザクラの可能性があります。
今度自生地に行くときは季節を変えて、もっとよく見てみたいです。
緑色の不思議な花はヤマボウシの花で、ヤマボウシは自宅に植えているので、咲き始めはこんな緑色の花だと知っているのですぐにわかります。
花つき良さそうで、今年はもしかしたらヤマボウシは当たり年かな?なんて思いました。
ガードレールの奥のほうではシャクナゲも咲いているのが見えます。
丁度、太陽はほぼ真上にあって、道は登り勾配で標高1500mあるといっても暑いししんどい・・・
ガードレール下に上から見たヒメウツギ
ヒメウツギを上から眺めるというのも珍しいかな?
12時56分、東側の鉄塔から下ってくる道がありました。
こちらの道を下っていれば15分ほど林道歩きが短くなったかも・・・
この後も、林道沿いにはミヤマザクラが時折咲いていました。
これなど、花がまだ綺麗ですね。
こちらはマルバアオダモの花でまだ咲き始めです。
マルバアオダモも里山から高山まで見ることができますね。
ちょっと水が滴るような場所にはヒメレンゲの黄色い花・・・
これは5月初めも見ましたが、意外と花期が長いですね。
Rさんにこれは何?と尋ねられ、しばらく考えてしまいました。
一瞬、ハルトラノオの咲き残り?とも思いましたが、ちょっと様子が違うのでクリンユキフデみたいです。
クリンユキフデは剣山には結構咲いていて、かなり以前は春の剣山によく登ったので、覚えていましたがハルトラノオより珍しいようです。
下ってきた高城山の西尾根が上のほうに見えています。
ようやくレーダーが見えてきましたが、結構な道のりでした。
この日は、朝から下山する間際までこのレーダーを何度も眺めることになりました。
緑色の屋根の建物が見えてくると、南高城山の登山口も近そうです。
山頂付近から見えていたので、それは確認済みでした。
13時34分、高城山の林道登山口にようやく着きました。
約50分近い林道歩きとなりました。やれやれ・・・
スーパー林道をはさんで反対側が南高城山の登山口のようですが、こちらは道標も何もなく、知らなかったら、ここが南高城山の登山口とはわからないでしょうね。
徳島ナンバーの車が一台駐車してあり、私たちが休憩していると、ちょうどご夫婦の方が下ってこられました。カメラをもってらっしゃるので、シロヤシオの撮影に来られたのだなとすぐにわかります。
私たちは3人とも南高城山は登ったことがないので、ご夫婦の方にいろいろと情報を教えていただいたのでした。
10分ほど休憩した後13時50分、シロヤシオ目指して出発です。
雰囲気の良いブナ林をちょっと登ったら、林道を挟んで反対側の高城山のレーダーがすぐに見えてきました。
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