銅山越まで花散策に、その2、第一通洞南口に寄り道
四国で山登りする人間なら、ここ西赤石山界隈は別子銅山の遺跡が無数にあって、普通の山歩きとは一味も二味も違う山歩きができるということはご存じだと思います。
私がいちばん最初に登ったのも17年ほど前の話ですが、その頃は遺跡の整備などもあまりされていませんでしたが、それでも登山道沿いにレンガ積みの接待館の跡など見るにつけ、こんな山中にと不思議な気持ちになったのを覚えています。
因みにブログを始めたのは2004年なのですが、このブログでいちばん古い西赤石の記録はこちらです。2006年の記事ですから13年前のことになります。
レンガにも苔が生して、100年も経てば人工物といえども、自然の中にあっても違和感ないですね。
↑当時の写真入りの説明板。
遺跡の説明などの整備も年々進んでいます。
ここにもギンラン・・・
そして道の傍にぽつんと黄色い花が咲いているのはコナスビ。
6月には6月の花が咲くものだな~と妙に感心しました。
アカモノのほうはその後も、ほぼ途切れることなく咲いていて目を楽しませてくれます。
一つ目の橋を渡ります。
雨は少ないと思うのですが、沢の水量は結構あり、山の中ではまずまず降っているのかもしれません。
数年前に出来たトイレの横を通過します。
えらく細かい道標が・・・
ダイヤモンド水までは歩数を数えるほどもなく、すぐです。
9時12分、ダイヤモンド水に到着です。
お腹はまだ空いてないので、ここで水分補給を。
この日も気温高めだと思っていたので、アクエリを飲みますが、ダイヤモンド水ももちろん頂きます。
後ろの方ではオククルマムグラが群生で咲いてますが、群生でもひっそりと咲いているというイメージです。
ダイヤモンド水に数年前から植栽されているキレンゲショウマは花芽を上げていました。
我が家のキレンゲショウマと同じぐらいの大きさの花芽かな?
10分ほど休憩した後、再び歩き始めます。
まだまだ木陰の道で、涼しくて助かります。
二度目の渡渉です。
その後もすぐ渡渉。
全部で5度ばかり渡渉を繰り返します。
これが最後の渡渉で、ここは分岐になっています。
橋を渡らずに行けば日出度街方面ですが、ここは橋を渡ります。
日の当たる場所で咲いているアカモノ
ひくい繁みの中にこれまた背の低いギンランがちゃっかり生えていて笑ってしまいます。
ほんとにギンランが多いです。
普通だと、このまま銅山越方面に行くところですが、「東延斜坑」という道標があったのと、そこまで歩数200歩足らずみたいなことが書かれてあったので、行ってみることにします。
何しろ,この日の行程が短いのに早出をしたもので、時間の余裕がありますから・・・
歩き始めてすぐに用水を渡ります。
水路沿いに綺麗な道がついていて、確か数年前に一人で来た時にこの辺りまでは偵察に来たような?
全部で200歩足らずと言うので、もう少し進みます。
何やら小ぶりなレンガの建物が・・・
これは初めて見たので、前回はここまで来なかったんですね。
「金庫跡」とあります。
山の中には町があったわけですから、金庫も当然あったということでしょうね。
見えてきたのが、第一通洞南口のようです。
人の手で積まれたもので雰囲気がありますね。
九州でよく見る眼鏡橋とかそんな感じ・・・
南口の上が平らになっているのは、上に建物が建っていたからなんですね。
その辺りはレンガ敷きになっていましたが、これも当時からのレンガ敷きなんでしょうね。
道はまだ続いているようで、素麺滝と言う滝まで続いているようで、Pさんが、一度歩いてみたいと興味津々の様子。
最近、いろいろな道が整備されているようです。
再び、もとの登山道に戻ってきたら、後ろの方で賑やかな声がします。
男女合わせた15人ほどのグループで、私たちが今行ってきたばかりの第一通洞南口方面へと行かれるようです。
どうやら山登りのグループとは違うようだなと思っていたら、会社の研修だとか・・・
住友関係の会社の研修のようでした。
コメント