銅山越まで花散策に、その3、牛車道
寄り道をした後、登山道に戻って歩いていると、またまたギンランが咲いていました。
それも花つきの良い株が2株並んで・・・
↑この辺りまで登ってくると、花がちょうど見ごろですね。
後ろから、団体の方たちが来られたので、先に行っていただきます。
山岳会でもなさそうだし、遺跡に立ち寄られているので、どういう団体さんなんでしょうね。
遺跡見学ツアー??
この季節らしく、ラニギキョウの小さな白い花・・・
「延喜の端」と言う道標が立っていて、団体さんはどうやらそちらに向かって登って行かれるようです。
上のほうでがやがやと話し声がしていて、展望でも良いのかな?と思い、私たちも行ってみることに・・・
上にもアカモノが足元にいっぱい咲いています。
結局、延喜の端というのが何のことだか良くわからなかったのですが、団体さんたちは、登山道に戻らず、そのまま上を歩かれていました。
一体どこへ?と思っていたら、Pさん曰く「歓喜抗」に下ってくる新しい道を見たことがあるとか・・・ならば、きっと歓喜抗へ近道ができたのですね。
以前登っていたころと違い、いたるところで古い道が整備しなおされているようです。
私たちは勝手知ったる登山道へと下り、歓喜抗へと歩きましたが・・・
結局、歓喜抗で、先ほどの団体さんと会いました。
歓喜抗着は10時39分。
Pさんが団体さんに尋ねたところ、会社の研修できている団体なんだとか・・・
まさか東赤石に登るのではないんだろうな?と思ってお尋ねすると、銅山越からは東平へと下るとか・・・なるほど、バスが迎えに来ているわけですね。
普通の登山とは一味違う、産業遺跡巡りの山歩きもできる山ならでは・・・ですね。
会社はやっぱり住友関係なのかな??
私たちより、一足先に登られる団体の方たち・・・
歓喜抗が静かになったと思ったら、今度は別のグループの方たちが来られました。
今度は男性ばかり5~6人のグループですが、こちらも研修だと仰っていたような?
私たちも皆さんに続いて、歩き始めます。
西赤石まで行くときは、ここをまっすぐ登り銅山越への近道を登りますが、今回は花散策ののんびり歩きなので、牛車道へと・・・
牛車道は勾配が緩やかで歩きやすいので、先を急がない時はここを歩きたいですね。
今の時期は木陰が道を覆っていて、雰囲気も良いし涼しいです。
ウラジロノキの葉脈の深く掘れこんだ葉を見つけました。
残念ながら花が終わっています。
眼下には蘭塔場が見えてきました。
銅山の火事で亡くなった人のお墓なのだとか・・・
Pさんはしきりに蘭塔場にも立ち寄りましょうと言いますが、そうすると帰宅時間がまたまた遅くなるのでと、ここは初志貫徹の花散策にします。
かなり登ってきたので、大座礼方面や東光森方面が良く見えてきました。
この季節にしては、これだけ展望があれば上等ですね。
道沿いにはシロバナニガナ・・・
登り始めは「咲いてないね」と不思議に思ってましたが、今回の訪問が早めだったということのようです。
舌状花が8枚以上のがハナニガナと言われ、本来はシロバナニガナも特に区別はしないとか・・・
牛車道ではツガザクラが咲いているはずと期待してましたが、案の定、岩陰で咲いています。
↑開放感のある牛車道
低木の中で、ここでもギンランが咲いています。
日当たりが良いせいか、花つきが良いけど、花はもう終盤でした。
道沿いにはツガザクラの木がところどころで咲いています。
上から眺めると赤いアセビの葉っぱ越しに牛車道が伸びていて、心惹かれる眺めです。
11時16分、分岐の道標を通過。
笹ヶ峰方面へと通じる道です。
うんと以前、ここで笹ヶ峰方面へと向かう女性ばかりのパーティーを見かけました。
皆さん大きなザックを背負っていて、テント泊なんだなとすぐにわかるパーティーでした。
この道標を通過すると、銅山越も間近です。
途中で見かけた赤いのはオンツツジ。
赤石山系では珍しいように思います。
銅山越えへと向かっていると、それまで見えなかった西赤石が見えてきました。
牛車道を歩いてくるPさん
いちばん後ろに見えている稜線は平家平辺りの稜線ですね。
11時25分、近道と合流しました。
このすぐ上が銅山越です。
11時26分、銅山越の峰地蔵に到着です。
ほぼ一年ぶりかな?
こんにちは。今頃までギンランが見られるのですね。アカモノやツガザクラが可愛いですね。やはり山に登らないと下界では見られませんね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2019-06-11 08:20
多摩NTの住人様、こんばんは。
里山ではギンランは5月初めぐらいに咲きますね。
私たちのように季節が進むにつれて登る山の標高を上げていると、里山では
とっくに終わった花も、まだまだ見られるんですよ。
アカモノやツガザクラは四国の赤石山系でこそ標高1500m足らずで咲きますが
本州では標高2000m近くでないと咲かない花です。
稜線で眺める花姿はやっぱり素晴らしいですね。
投稿: keitann | 2019-06-11 22:10