徳島のマイナーな山、大茶山へ、その1、半年ぶりの丸見林道へ
6月に入ったら途端に週末の天候が怪しくなってきました。
6月第2週末も雨や曇りでパッとしない予報が出ていたのですが、2日ほど前から晴れ曇りに変わりました。
みっちり雨が降るというのでなければどこかには行けそうです。最悪、県内の里山でもよいかなとラインで連絡したところ、9日の日曜日はまずまずの天気に変わってきたようです。
1年前のこの時期、Pさんとご主人のMさんが滝下の天狗や大茶山に登られているようなので、Rさんがぜひ行ってみたいとのこと。ここのところ、徳島の山がマイブーム??
滝下の天狗なら、去年歩いたサガリハゲ這い上がりコースから眺めた山。一度は登って見たいと私も思っていました。Pさんからは「5時間コースかな?」と言ってきましたが、Mさんの記録を読むと8時間はかかりそう。どういうことかな?と思いながら、とりあえず今回は地図をプリントアウトしなければと思い、切れていたインクを買ってきました。
ところが夜になっていったんパソコンの電源を落としてからプリントアウトを思い出し、印刷しようと試みるのですが、エラーが出て印刷できません。どうやら放置していた2か月間にほかのインクも切れたようで、どうにも印刷できない・・・設定をいじってモノクロ設定で印刷しようとするのですが、Windows10になってから、どうも設定類がいじりにくくなったようです。ぶつぶつ言いながらも結局印刷できず、Mさんの地図をスマホでブックマークして就寝しようとしますが、設定などで完全に目が覚めてしまい、うまく寝付けませんでした。
↑大茶山へはこの日はひたすら林道を歩きました。
当日は財田の道の駅に6時半集合となりました。
今回もこの辺りの土地勘があるPさんが車出しをしてくれるとか・・・
先に着いたRさんと今日のコースを話していたら、おそらく今日は滝下の天狗と大茶山を周回するのではなくて、林道歩きで大茶山までピストンするのではないだろうか?とのこと。
なるほど、それで合点しました。
お昼を途中で買ってこなかったので、大歩危のコンビニが閉まっていたらどうしよう?とちょっと心配でしたが、それは杞憂に終わり、去年再オープンしたローソンがちゃんと開いていたので、お昼ご飯と飲料水を調達。この日も暑いだろうと予測し、一つは凍らせたアクエリを保冷ケースに入れて、あとはお茶500とアクエリ500です。そのほか、山頂で飲もうと思い紙パックの飲料を1つ。
祖谷街道に入ってしばらく走ったら、心配していた曇り空が青空に変わりました。
道沿いではホタルブクロが早くも咲いてま菅、帰りに撮影しようということで、どんどん走ります。
途中、落合峠へと向かう道を北に入るのかと思ったら、そうではなくて丸見林道へはそば道場のすぐ横の道を北へと登っていきます。
去年の秋に丸見林道からサガリハゲ這い上がりコースを歩いたのですが、私だけは落合峠から丸見林へと入り、帰りも私だけ落合峠から三加茂経由で香川へと帰ったので、祖谷街道からの入り口がそば道場の横と言うことは初めて知りました。
登り始めてしばらくは民家が何軒かありますが、そのあとは民家もなくなり、そば道場から10分ほど登ったところが林道丸見線の入り口です。
林道に入ってすぐの広くなった場所に駐車します。
去年の秋はこの林道を高知のGさんご夫婦の車で走ったのですが、車が壊れるのではないかと思うほどひどい道だったので、今回はここに駐車します。
↑初めての道、初めての場所をしげしげと眺めるRさん・・
徳島の道や山は、まだまだ未知の世界がいっぱいです。
8時33分、用意を済ませて出発です。
歩き始めの標高を見忘れたのですが、どうやら丸見林道入り口付近の標高は690mほどだったようです。
大茶山は1400mあまりなのでこの日は標高差700m余りを登ることになります。
道沿いにはこの季節の花…ウツギがあっちでもこっちでも花盛りです。
↑林道丸見線の注意書き
制限速度は一応20kmなんですね。
出したくとも、普通はそれ以上は出せない道です。
去年はこの道沿いでシカもカモシカも見かけました。
紅いのはヤブウツギの花。
道に咲いているこの花はトキワハゼ?
我が家の庭に生えてくる雑草です。
ミズタビラコも草刈されたのかコンパクトサイズで咲いてました。
香川とは違い、雨がよく降るのか、道端の草も青々としています。
ソハヤキ要素の植物であるヤハズアジサイが出てきました。
この花は花の時期に見るのが難しくて、たいていは咲く前か咲いて終わった後。
この後も標高1000mを少し超える辺りまで、たくさんの株を見かけました。
林道を歩いていると、沢を挟んだ対岸に廃屋らしきのが見えたので、サガリハゲに登るときに通った3軒の廃屋が見えているのかと勘違いしました。それなら、もう林道歩きもおしまいだからです。
でも、廃屋はほかにもあるようで、途中で見えていたのはまた別の廃屋のようです。
紫の花はキランソウで、この後もよく見かけました。
意外と花期が長いですね。
マルミノヤマゴボウが出てきました。
去年の5月20日ごろ、琵琶湖側から比叡山に登ったのですが、このマルミノヤマゴボウをたくさん見かけました。この日はそれより20日も遅いのですが、比叡山で見たのと同じぐらいかまだ遅いようです。今年は花の遅れがまだ尾を引いているのだなと感じました。
白い花が落ちていたので見上げるとエゴ。
この後も、エゴの花をずいぶんたくさん見ることになりました。
これは銅山越に至る道でもいっぱい見かけたアオテンナンショウ。
山の斜面にもマルミノヤマゴボウヶいっぱい見えています。
シカが食べないので、増えているんですね。
これもシカが食べないフタリシズカ・・・
ここでは種になりかけでしたが、登るにつれて初々しい花が出てくることでしょう。
9時22分、見覚えのある分岐までやってきました。
去年秋はここまで車で入りました。
Pさんたちが見ている方角へ歩き、沢を北へと渡ればサガリハゲコースです。
まっすぐ行けば滝下の天狗コースらしいです。
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