徳島のマイナーな山、大茶山へ、その2、エゴが花盛り
去年はこの分岐からサガリハゲ経由で落合峠まで歩いたのですが、紅葉がそれは素晴らしいコースでした。
歩きもきついし結構なロングコースだったのですが、何とか歩けたのは紅葉のおかげでした。
その時の記録はこちら
↑林道分岐のところから、東側を眺めた画像です。
見えているのはおそらく、滝下の天狗から切禿へと続く稜線だと思います。
↑去年の秋に同じ方角を撮影した画像です。
本日は、この場所から南西へと伸びる林道を辿ります。
長い林道歩きになりそうです。
歩き始めは9時半です。
歩き始めてすぐにサワギクを発見。
この前の日浦からの歩きでも見ていますが、6月は花が少ない時期なので、これも撮影です。
特定外来種のナルトサワギクと違い、やはり在来種は見ていても違和感がないですね。
ミゾホオズキもこの後もたくさん咲いていたのに、なぜかピンボケ画像となってしまいました(^^;)
歩き始めて10分ぐらいで、まずまずの花つきのエゴに出合いました。
エゴは6月に山に行けば結構見かけますが、それでも山登りの最中にジャストタイミングで見るのは珍しいです。
↑この株はまだ蕾の多い株でした。
この後も続々出てきます。
これはツルアジサイで、少し早いかなと思いましたが、考えたらこれも今頃の山で見ていますね。
近くではなかなか見られないツルアジサイですが、ズームしたらまずまず引き寄せられました。
林道歩きはこんな感じで延々と続きます。
RさんとPさんは若いので、すたすたと登っていきますが、こちらはたとえ林道歩きでも登りとなるとスピードが出ません。仕方ないので、少し遅れて木の花や周囲の花などを丹念に見ながら歩きます。
すぐ横で咲いていたマルミノヤマゴボウ。
花の時は白くて上品ですが、これが毒花です。
↑去年の6月の寒峰で撮影したマルミノヤマゴボウの果実です。
真っ白な花からこんな似ても似つかぬ果実が実るのですから面白いです。
咲き進んだ花も中心部が紅くなるので、変化がよくわかりますが、今回は途中のものが見られませんでした。
林道歩きはほとんど展望がないのですが、途中、少しだけ落合峠方面が見えます。
笹原に覆われた稜線は高さや位置からたぶん落禿辺りだろうと推測しました。
谷のほうを見下ろせば、マタタビの大株が見えます。
下山時はこれにアサギマダラがとまっていました。
この辺りはまるでエゴの林と言ってよいぐらいの密度でエゴが生えています。
私が今まで歩いた中ではいちばんエゴが多い山域だと思いました。
下にぶら下がるように咲くエゴの花は、見上げて撮ると可愛いです。
真っ白で清楚な花は庭木にも良く植えられていて、我が家には私が実生で育てたエゴが2本あります。
エゴの木の後ろに見えているのが去年登った切禿辺りの稜線のようです。
ここから見ても、よくあんなところに登ったと思えます。
極めつけのエゴが出てきました。
葉っぱがほとんどなくて、真っ白な花だけが無数に咲いているエゴです。
まるで桜か何かのような咲き方でした。
葉がほとんどないというのは、もしかしたら最後の狂い咲かな?なんて思ってしまいましたが・・・
登るにつれて、落合峠の車道も見えてきて、先ほど見えていたのがやはり落禿だったのだと確認できました。
先ほどの分岐から、去年の秋はその落合峠まで歩いたわけですから、人間の足ってなかなかすごいものです。
こんにちは。当地では緑地だけでなく、街中でもエゴノキが街路樹になっていて、満開期はとても綺麗ですしかし葉っぱが見えなくなるほどの樹は見たことがありませんね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2019-06-17 15:58
多摩NTの住人様、こんばんは。
エゴの街路樹は珍しいですね。
エゴは樹形も整いやすく、花も綺麗なので、こちらでも街路樹にすれば良さそうですが
あまり見かけません。
昨日花散策に出かけていた県内の山でもエゴがたくさん咲いていました。
今年はどこのエゴも花つきが良いのかも・・・
葉っぱが見えないような咲き方は本来のエゴの咲き方ではないので、もしかしたら
木が弱っていて、最後の力を振り絞って花を咲かせているのではないか?と思えました。
投稿: keitann | 2019-06-17 22:23