今年も大江高山へ、その5、山頂へ
ようやく勾配も緩やかになり、やれやれと思いながら歩きます。
それにしてもい、これで5度目の大江高山ですが、大江高山に登る日は見事に晴れ渡るものですね。
↑なんとピンクのミスミソウが咲いていました。
5回も登ってるけど、ここでピンクのミスミソウを見たのは初めてです。
私の地元の山にはピンクのケスハマソウたくさん咲きますが、ミスミソウは白色だけと思っていました。
↑尾根はもう緩やかで、これからは楽に登れます。
↑ミスミソウを撮影されるAさん
春の日差しの中で綺麗な花を撮影するのは、何よりの楽しみです。
だんだんミスミソウの花つきが良くなってきて、これは3人姉妹
何と4人姉妹まで出てきました。
珍しく、ここで下ってくる人にすれ違いました。
この尾根は登る人はいても、あまりにも急なので下りに使う人はいないと思いましたが、今年はロープがたくさんあるので、いつもよりはましでしょうか。
「急なのでお気をつけて」と声を掛けます。
まだ出たばかりのサンインスミレサイシン
↑この道標が出てきたところで、道が少しカーブします。
そしてカーブの後、5分ほどで山頂に着くはず。
思った通り、人の声が聞こえてきました。
12時2分、山頂に着きました。
山頂にはいつもと同じぐらいの人がいます。
10人~20人ぐらいの人がいつも山頂でいますが、今年はコロナのせいで人が多いかと思ったけど、例年並みでした。
↑大江高山火山群。
あの向こうに去年は海が良く見えましたが、今日は霞んでいます。
仕方ない、春ですからね。
こちらは三瓶山方面ですが、たくさんの人がいるので、人がいなくなったら撮影するとしましょう。
この後、団体さんが下って行かれましたが、なんと団体さんも飯谷ルートを下って行かれました。
やっぱりロープのせいですね。
そして、山頂で居合わせた方の話によると、「今年は草刈りなどの整備を頑張りました」とのことです。きっとこの方たちがロープも整備してくださったんでしょうね。有難いです。
と言っても肉眼でやっと見える程度ですから、修正してもこの程度です。
ギフチョウではない黒っぽいタテハチョウみたいのが、飛んで来て止まりました。
私たちはちょうど食事中だったのですが、望遠で撮れる距離です。
↑なかなか羽を広げてくれませんでしたが、Aさんのお話ではヒオドシチョウだそうです。
Aさんは蝶や昆虫に詳しくていらっしゃるので、同行させてもらうといろいろと教えてもらえ、ほんとに有難いです。
眼下には中国地方に多い赤屋根の家々。
12時33分、三角点を撮影したら、再び歩き始めます。
もう急坂はないので気が楽です。
それにここからはお目当ての花も出てくるはずですから・・・・
歩き始める前に、ミヤマカタバミの花も撮影しておきましょうか。
ほかの花に目が行き、なかなか主役になれず可哀想な花ですが、よく見ると美人です。
最初は鞍部迄下ります。
この辺はまだ緩やかですが、ちょっと急な坂道を下ります。
今年は登山道わきのシャラの木が倒れていました。
まだら模様のある独特の樹肌です。
稜線歩きになるとエンレイソウも出てきました。
あら、山麓でしか見かけないと思っていたオオタチツボスミレがここでも咲いてました。
しかも大株ですね。
縦走路の向こうに西側の山頂が見えています。
春の縦走は花も咲いていてほんとに気分が弾みます。
今度はタチツボスミレが咲いてます。
この山はスミレが多いので、スミレ好きにはたまりません。
稜線にはもちろんミスミソウもあちこちで咲いてます。
これはウスバサイシン?
花が咲いています。
葉っぱもウスバサイシンみたいですね。
大江高山はカンアオイが多いのですが、ウスバサイシンもあるのですね。
稜線歩きは緩やかなアップダウンになっています。
keitann様 こんにちは
これは羨ましいような山行ですね。
この時季のことですので、可憐な花が勢ぞろいしている感じがします。
未だ樹木には葉がついていなくて、明るい縦間でしたね。
ミスミソウを今年は見ることなしに春を送ってしまう小生ですが、こういうこともありますね。
投稿: ぶちょうほう | 2020-04-19 21:00
ぶちょうほう様、こんばんは。
大江高山には何度か行ってますが、まさに桜満開の頃に訪れると山では可憐な花々に
会えます。
これが木々がうっそうと生い茂るとまた様相ががらりと変わりますね。
今年は本当になんという年なんでしょうね。
私自身は秋に大手術をしたので、この春までは里山程度しか歩けないとばかり
思ってましたが、意外と良く回復したので、思ったより良い山行ができています。
コロナはとんでもないことになっていますが、静かな山歩きぐらいは許されるだろうと
思います。私にとってはこれだけが健康のもとですから。。。
投稿: keitann | 2020-04-19 22:18