季節が止まっていた皿ヶ嶺、その2、ヤマエンゴサクがたくさん、シロバナエンレイソウも
道は最初のうちは日かげを歩くので、ツクバネソウもたくさん見かけましたが、まだ蕾ばかりです。
去年はどうだったかな?と考えながら歩きますが、もう何度も来ているので、いろいろな年に見た光景がごちゃ混ぜになってしまい、去年がどうだったか良く思い出せません。
それでも、去年はヤマブキソウやイチリンソウは咲いていました。
↑植林帯の中を歩きますが、S君の話ではこの辺りの杉は太くなりすぎて、売り物になり難いそうです。
太ければ良い柱が取れるのかと思ったら、そうではないらしく、いちばん良いのは直径25センチほどの木なのだそう。
↑ハシリドコロが今回の歩きではとても目に付きました。
訪れた時期がハシリドコロの花期にぴったりだったのか、はたまた皿が嶺ではハシリドコロが随分増えたのか??
皿ヶ嶺に来るようになって15年以上になると思いますが、以前はこれほどハシリドコロは多くなかったです。
向こう赤っぽく見えるのはカツラの新葉。
カツラの芽吹きは赤いのです。
岩の付け根に濃いピンクのエンゴサクはヒメエンゴサク?
皿ヶ嶺ではよく見ますが、ヒメエンゴサクというのが図鑑にはあまり載ってなくて・・・
3月に祖谷で見たシロバナネコノメソウはまだほんの咲き初めでしたが、ここではまだ綺麗に咲いてました。
今年は暖かいと言われ、花が早いような感じを受けましたが、意外と早春の花がまだ咲き残ってますね。これは4月半ばの雪と、4月下旬に入ってすぐの寒さが相当こたえているようです。
日を浴びたニッコウネコノメが綺麗ですね。
周囲の葉はコンロンソウですが、ここでは一つも咲いてませんでした。
時期によっては↑の道はコンロンソウで真っ白に縁取られるのですが・・・
ツルカノコソウも咲きはじめです。
これより3週間早く訪れた島根の大江高山でもたくさん咲いていたけど、あちらの方が花が早いということでしょうか。
大きな木の上に着生している植物が見えました。
どうやらヤシャビシャクのようで、皿ヶ嶺では初めて気づきました。
徳島の山ではブナに良く着生しています。
花の季節ですが、肉眼では見えないので、せいいっぱいズームして撮影しておきます。
トリミングすると白い花が一つ咲いてますね。
ヒメニラの葉っぱもいっぱいあったので、気を付けて探していると花を見つけました。
小さな小さな花です。
S君に「花好き以外にはごみみたいな花だよ」というと「ほんとやね」と言ってました。
お世辞にも綺麗な花とは言えませんが・・・
溢れるような陽射しが射して、この天狗の庭に何度も来てますが、こんなに良い天気は初めてかもしれません。数年前はとても寒い日もありましたっけ。
嬉しかったのは、私の大好きなブルーのヤマエンゴサクがたくさん咲いていたことです。
山陰で見るのとはまたちょっと違い、弱々しい感じで、ブルーも少し淡いです。
でもやっぱり綺麗ですね~。
↑因みに大江高山のヤマエンゴサク。
この日はヤマシャクヤクやイチリンソウが全然咲いていませんでしたが、シロバナエンレイソウには丁度の時期だったようです。まだ初々しい花に会えました。
こちらは皿ヶ嶺に多いミツバテンナンショウ。
ルイヨウボタンは株がたくさんあったのですがどれも蕾が固かったです。
見上げると青い空に緑の芽吹き。
こんな気持ち良い日は滅多にないよとS君。
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