5月5日の里山散策にて、シナアブラギリ、イブキシモツケ、ナツグミ
初夏に咲く樹木の花はなぜか白い花が多いです。
我が家に私が植えてある木でも、ヤマボウシ、エゴ、ブンタン、バイカウツギ、コバノズイナ、オオヤマレンゲ等、白い花が圧倒的に多いです。
山でも白い花をたくさん見かけますね。
この日はちょっと久しぶりでシナアブラギリを見ましたが、数年前から比べるとシナアブラギリが随分増えていて驚きました。
↑この花は真っ白ではなく、赤い模様があります。
検索すると「種子から油を採るため栽培されていたものが野生化している」とあり、私が子供の頃はあまり見なかったように思います。中国、ベトナム、ミャンマーが原産だそうです。
果実も大きめでこの果実が落ちて増えているのでしょうね。
↑手前にシナアブラギリ、向こうにハリエンジュ。
青い空にシナアブラギリの花。
こうしてみるとやはり南国っぽい花です。
暖かい里山だけに生えているかと思うとそうでもなく、標高500m程度の山間部でも見たことがあります。
里山に従来から生えている在来種の木が少なくなり、こういう帰化植物が増えるのもちょっと困りものですが・・・
イブキシモツケは長い間、あまり花を見たことがなかったのですが、今年は4月上旬にも見られたし、1か月たって5月にも見られました。
瀬戸内沿いの里山には多いですね。
たぶん、例年ならこの時期には里山ではなくもっと高い山に行ってるのが、コロナのせいで他県の高い山に行かないので、イブキシモツケの花の時期に何度か遭遇できたというのが正解でしょうね。
↑道路法面に欝蒼と茂っています。
なんとなく初夏っぽい風景です。
ナツグミの花もたくさん咲いていました。
グミはアキグミとかナワシログミとかいろいろあって、なかなか覚えられないのですが、いろいろ調べると私が見たのはナツグミのようです。
子供の時にグミの実を食べて渋かったので、それ以後あまり食べませんが、私が食べたのは何グミだったのかな?と思います。
keitann様 こんにちは
記事のシナアブラギリですが、この花には亡父との想い出があります。
父と山裾の渓流地帯を車で走っている時に、見慣れない花が目につき、車を停めて、しばし一緒に眺めていた記憶がよみがえりました。
その時はこの木の名前を知らなくて、一体何なのかとずっと気になっていたところでした。
後年、ひょんなことから木の名前を知ることが出来ましたが、その時は父には知らせることが出来ませんでした。
そんな、ややほろ苦い目の体験でしたが、シナ「アブラ」ギリ」という名前についてはそういういきさつがあるのでしたか。
とかく大陸産は洋の東西を問わずに強壮ですね。
グミの実は渋くて甘い、子供の頃、今ではきつくご法度のカスミ網猟で、ホオジロを追って河原を駆け巡る中、この実を見つけては楽しみましたね。
投稿: ぶちょうほう | 2020-05-19 10:15
ぶちょうほう様、こんばんは。
年を取るにつれ、花と人との記憶が濃厚に思い出されますね。
シナアブラギリは亡くなられたお父様との思い出の花でしたか。
シナアブラギリは私は10年ほど前に初めて見た花で、それまでは見たこともなかったです。
樹木の花は草花とは違い、車窓からでも良く見えますので、知らない花だと気がかりなもの
ですね。
グミは田舎で育った人ならば、懐かしい存在ですよね。
私は渋い思い出しかないのですが、よく熟れると甘くて美味しいと、やはり年上の野草仲間
の方が仰ってました。
昔の子供は遊ぶと言ったら、自然相手の遊びが圧倒的に多かったですね。
投稿: keitann | 2020-05-19 21:50