6年ぶりに裏寒風のアケボノを見に行く、その1、ひょんなことから裏寒風へ
4月下旬に大学時代の山仲間と皿ヶ嶺に登りました。
そのとき、一緒に登ったS君が、知人を介してエントツ山さんの山仲間のMさんに紹介してほしいと頼んであるのだと言います。そういえば、私からもエントツ山さんに一度紹介しましょうかと、去年も言ったような気がする・・・それが、去年は初夏から思いがけず緊急入院してしまい、二度の手術や入退院を繰り返し、山どころではなくなり、紹介の話もすっかり立ち消えになっていたのでした。
それほど真剣に紹介してほしいのだと知り、ならば、エントツ山さんに連絡しておきますと・・・・
その後、ラインや電話で何度か連絡をしました。当初はエントツ山さんの山仲間のMさんも一緒にと言ってたのですが、そうなると週末でなければいけないのですが、生憎と二週続けて週末は天気が良くない。エントツ山さん、S君、私の3人なら平日でもOKなので、5月の第4週辺りの天気の良い日にということになりました。19日ぐらいまでは天気がよくなさげですが、20日からは回復するらしいので、少しでも早くということで20日に決めさせてもらいました。というのも、早く行かなければアケボノが散ってしまうかもと心配だったのでした。
登る山はS君が3つほど候補をメールで送ってくれましたが、この時期なら裏寒風がアケボノが綺麗かもしれないと思ったので、私が勝手に裏寒風に決めさせてもらったのです。それも最初の計画では病み上がりの私だけは桑瀬峠経由でピストンし、山頂で裏寒風を登ってくるエントツ山さん、S君と合流となってましたが、裏寒風ぐらいはゆっくりなら登れるからと無理を言ったのでした。何しろ裏寒風のアケボノが見たいのに、裏寒風を登らないと意味ないし・・・・
↑寒風山西稜に咲いていたぼかしアケボノと眼下には瀬戸内海。
寒風山ってガスが良く出るので有名な山で、この山から瀬戸内海を見ることはそれほど多くはないので、この日はラッキーでした。考えたら海をバックのアケボノって珍しいような?
因みに6年前の2014年5月11日には裏寒風でこんなアケボノを見ていました。↓
この時の記録はこちら
当日5月20日は三密を避けるために各自ばらばらに寒風茶屋まで向かうことにします。
集合を8時としたのですが、これは私の歩きが遅いので、早めの集合にしました。
ところが集合時間を決めた私が3分の遅刻(^^;)
道中で何か珍しいものを見たら撮影でもと思っていたのに、それどころか、途中でコーヒーを飲むこともなく、ノンストップで走り、長い新寒風山トンネルをくぐっていたら時間がかかると考え、旧道を必死で登りましたが、寒風茶屋に着いたら、お二人が待っていてくれました。すみませ~ん・…(^^;)
ほとんど車も人もいなかったので、私抜きでもすぐにわかったようです。
トンネル内は歩いても良いと思ったのですが、S君が車を出してくれるというので、3人でマスクをかけて乗り合わせ、トンネルの北側へと移動しました。
トンネルの駐車場から見上げると、あれはどこが見えてるんでしょう?
とにかく、あそこより高いところまで登るのは確かです。
6年前の記憶は飛んでいましたが、とにかくトンネルの北側すぐを登ったのは何とか覚えてます。
登り始めは8時26分です。
6年前の記録を今見てみたら、このときは若いやまちゃんきぬちゃんコンビと出会って、きぬちゃんの後をついていったのでした。
今回はゆっくりの私に合わせてくれるそうで、私がトップを歩きます。
寒風山は花が多い山で、足元にも何か咲いてないかと注意しながら歩いていると、ユキワリイチゲの葉っぱが・・・今まで寒風山付近でユキワリイチゲは見たことなかったですが、まずまずの葉がありました。
ヤマシャクも見かけましたが、花が終わっていたので、撮影はしません。
今季初見のユキザサが一輪。
一か月前の皿が嶺ではまだ咲いてなかったのでした。
これが最初の尾根と思われます。
岩を巻くのかな?
踏み跡と赤テープに注意しながらコース取りをしてますが、エントツ山さんが偵察してくださいました。だいたいが、このコース、6年前はきぬちゃんの後をついて歩いただけで、アケボノがあまりに綺麗だったので、コースはほとんど覚えていませんでした。なので、いざとなったらエントツ山さん頼り??(^^;)
岩のとりつきのロープが垂れていて、どうやら岩を巻くのではなくこのロープを登るらしいです。
そういえば、6年前にもこんなロープを頼りに登りましたっけ。
登り切って、そのまま進もうとしていたら「何か咲いてるよ」とエントツ山さんの声。
あらまぁ、これはオトコヨウゾメではないですか。
私の好きな花です。
白い花は品があって、秋の果実も絶品です。
名前は面白い名前ですが決して「男用済み」ではないですからね。
↑2013年に秋の笹ヶ峰で撮影したオトコヨウゾメの果実。
この辺りは岩場が続きます。
木の根っこが岩に絡んですさまじいです。
またまたロープ&鎖場。
結構、長い登りです。
エントツ山さんが登りの邪魔になるストックを持ってくれるというので助かります。
私の後ろをS君、最後をエントツ山さんが登ってこられます。
これは?
三つ股の杉?
珍しいですね。
いやに赤いミツバツツジが出てきました。
ツルギミツバツツジかな?
何やらシャクナゲ尾根の様相を呈してきました。
こういう尾根、四国の山には多いですね。
つい3日ほど前に雲早のシャクナゲ尾根を下ったというエントツ山さんのお話では、今年はシャクナゲは裏年だったそうです。
そういえばここも花がほとんど咲いていません。
新緑に見え隠れするツルギミツバツツジがなんとも鮮やか~
9時20分、最初のブナを見ました。
最近、ログを取ってないので、ここが標高幾つかわかりませんが、標高1300ぐらい?
後日確かめてみます。
もう若葉のブナですね。
皿が嶺では芽吹きしたばかりでしたが、一か月経つと山はすっかり新緑です。
↑心を洗われるような新緑の森。
シャクナゲの蕾を一つ発見。
タチツボスミレもまだ咲いてました。
5月も下旬というのに、まだ見られるとは・・・
この日は午後から晴れらしいのですが、朝からほとんど日が射さず、3枚も着て登ってるのに暑くなくて、脱ぐ気になりません。
おまけにガスが流れ出して、5月下旬とは思えないほど気温が低いです。
私の亀足に付き合ってくださってるので、エントツ山さんは寒そうです。
これはツクバネウツギですね。
もう咲いてるんですね。
9時45分、第一展望台と言われる場所にようやく着きました。
ここで記念撮影です。
もちろん、ここで休憩しましょうね。
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