6年ぶりに裏寒風のアケボノを見に行く、その2、ガスとアケボノ
この日は行動食として、イチゴ、パイナップル、ワッフルを持参していました。
午後からは気温も上がるだろうから果物が美味しいだろうと思っていたのですが、3枚着こんで登っても汗もあまりかかないほど涼しいのでした。稜線に出れば当然風もあるだろうし、標高が高い分気温も低くなります。このままではイチゴを出すシーンがなさそうだったので、ここで食べておこうと思い、イチゴをお二人にも勧めます。私や私の仲間は山では休憩ごとに食べるのを知っているエントツ山さんとS君はイチゴを食べるのを嫌がりもせず付き合ってくれました。(^^;)
10分もしないうちに体が冷えそうなのを感じたので、早々に歩きはじめます。一旦体が冷えると、調子悪くなりますから・・・出発は9時54分。
↑展望台からは桑瀬方面や稜線も見えるはずですが、ガスがどんどん出てきて見えません。
でも、柔らかな新緑の色だけはガスっていても綺麗ですね。
歩きだしてすぐに、今年初見のオオカメノキが咲いていました。
主役の花ではないですが、高い山の春には欠かせない花ですね。
そして、待望のシャクナゲが咲いていました。
裏年なので、ほんとに少ししか咲いてませんが、それでもこのピンクを見ると嬉しい・・・・
ふつうはアケボノの時期にシャクナゲが咲いているのって珍しいのですが・・・
シャクナゲはゴヨウツツジとセットですよね。
ツルギミツバツツジは先ほどからまだ、ちょくちょくと出てきます。
いろいろな枝に遮られて、うまく撮れませんが・・・
10時6分、3つ目のロープ場です。
2番手で登ってくるS君。
下を見ると見渡す限り、緑一色。
ところどころに植林帯があるようです。
ロープ場を登ると今度はちょっとしたガレ場の道を登ります。
西側の山の斜面にピンクが見えてます。
あのピンクはアケボノですね。
そうこうするうちに、登山道わきでもアケボノが一輪。
この日の第一アケボノでした。
ガスっててもこのピンクはいいですね~。
それにしてもたった一輪とは花つきが悪い・・・・
青空バックよりもガスっているほうがアケボノは綺麗なんて負け惜しみを言いながらの撮影でした。
それにしてもガスガスもいいところですね。
手前はリョウブの若葉。
ガスが激しく湧いては上へと登っていきます。
西側にみえる岩場に遠目ながらもアケボノのピンクとオオカメノキの白が見えています。
3年前に行った薬研谷を彷彿させる眺めでした。
同じ岩場をズームして・・・
深山幽谷という言葉が頭に思い浮かぶ光景でした。
反対側を覗いてみると、眼下にヤマグルマの木。
花を咲かせているようですが、かなり下なので、これで精一杯。
それにしても大きな木ですね。
ヤマグルマと言えば、この日は歩きはじめにもヤマグルマを見たのですが、名前が出てこず、ここまで来たらようやく思い出しました。一時間経ってから思い出すなんて老化もいいところです(^^;)
↑ガスが漂う岩場
これが登山口から見えていた尖った峰ですかね。
花がいっぱい咲いたオオカメノキが現われましたが、上の方で花が咲いているので見上げる感じで撮影です。
ツルギミツバツツジもようやく花数が多い株が出てきました。
アケボノの特徴ある幹の向こうにツルギミツバツツジ。
斜面をちょっと下ったところに、アケボノが咲いているのが見えたので、皆で近寄ってみます。
すぐそばまでは近づけませんが、私のカメラならズームすると何とか写ります。
笹原を登って登山道まで復帰しますが、そういえば6年前にはこの辺りはすごいアケボノだったのです。
この辺り一面、ピンクに染まっていて、1時間以上もこの辺をアケボノを見ながら周回したのでした。
↑確か6年前にはこんな画像を撮ってます(^^;)
ということは今年は裏年なのか、それともこの辺りのアケボノはもう終わってる??
登山道に復帰したら、足元にはアサマリンドウの芽がいくつも・・・
秋は紅葉やアサマリンドウも綺麗でしょうね。
ガスと手前の葉っぱのせいで、うまく撮影できませんが、優しい色合いのアケボノも登山道わきで見かけるようになりました。
木はあるのですが、花つきが良くないですね。
やっぱり今年は裏年のようです。
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