琵琶湖湖北の花の百名山赤坂山へ、その4、オオルリに遊ばれる
なおも、登山道を歩いていると、下ってくる4~5人の男の人に会いました。
↑地下足袋を履いてらしたので、「沢登りですか?」と尋ねたら「違います」とのこと。
よく見ると、腰から工具をぶら下げていたりロープを持っているので、これは工事の方たちだな~とわかりました。もうすぐお昼だし、この日は午後から雨予報だったので、山を下っていたようです。
↑清冽な流れの左岸を歩きます。
モミジなどの木々の葉や苔生した岩も綺麗で、癒されますね。
ここにもオオイワカガミの葉がびっしり・・・
四国の人間からすると羨ましい眺めです。
道は沢の左岸をずっと辿っていきますが・・・
この辺りは少し沢から離れているようで、足元は石畳の道ですね。
辺りはブナ林。
そういえば、昭文社の地図を休憩中に少し見ていたら、「石畳の道」と書かれてありましたが、ここのことのようです。
道の法面にイカリソウの葉を発見。
雪国に多いトキワイカリソウでしょうね。
そして、ギンリョウソウも発見。
6月の山ではギンリョウソウはよく見ますが、これは今年の初見でした。
私でもすぐにわかるハウチワカエデです。
10時56分、目の前に堰堤が現われました。
堰堤の左岸に道がついているようです。
堰堤を登ったら、小さな沢がありました。
水量は少ないです。
道はこのまま左岸沿いにもついているし、沢を渡っている道もあるようです。
道標は何もありません。
どちらもたぶんこの先で合流するのかなと思い、沢を渡るほうの道を辿りました。
咲きはじめのヤマボウシの木。
沢を渡ってすぐに、タツナミソウが1株だけ咲いてました。
検索すると赤坂山にはオカタツナミソウが咲くようですが、これはタツナミソウだと思います。
渡って10mも歩くと、ロープ場の登りになりました。
赤坂山は全体的によく整備された登りやすい山と感じていたので、ちょっと違和感がありましたが、四国の山ではこういうロープ場は珍しくもないので、そのまま登ります。
すると、ロープ場を登ったころに、工事中の橋のようなものが見えてきました。
これは明らかに登山道ではなく、工事現場の行くための道だったようです。
直ぐにロープ場を引き返して下ります。
眼下にも綺麗なコアジサイが見えました。
ロープ場の下りです↑
考えたら、初心者のハイカーにはちょっと危険かも・・・
沢を再び右岸から左岸へと渡ります。
この辺にちょっと案内の看板が欲しかったですね。
結局、7分も時間をロスしました。
沢の左岸についている本来の登山道に戻って歩きます。
しかし、この登山道も、この辺りは石がごろごろしていて歩きやすいとは言えません。
大雨の時はたぶん、ここは水がかなり流れるに違いないと思いました。
タンナサワフタギかな?
真っ白な花は、これも今年の初見です。
沢を左に見て、ここで道が右に大きくカーブしています。
ここからは登山道は沢から離れるようです。
下を見ると結構でかいブナが2本。
上を見上げると、びっしりと花をつけたエゴ。
ただ、曇り空なので、見上げる花は綺麗に撮影できません。
ここもコアジサイが咲く山道です。
右手はマキノ高原になってるようで、天気が良ければ眺めが良さそうですが・・・
登山道沿いに斜面を埋め尽くすようなオオイワカガミ。
緩やかな登りが多い赤坂山のコースの中では、この辺りは結構急な登りだったようです。
コアジサイとブナの競演・・・
11時18分、スマホの地図ロイドで位置を確かめました。
標高は600mを超えたようですね。
後200の登りです。この分だとお昼には山頂に着きそうです。
立派な三俣のブナがありました。
そして、この後、良い鳴き声がすると思ったら、ちょっと向こうの枝の上にオオルリらしき姿が・・・
4月初めに鬼ノ城の下りで見て以来、今年2度目です。
3分ほど立ち止まって撮影したのですが、カメラの調子があまりよくなくて、なかなかピントが合いません。
トリミングするとこんな雑な画像になってしまいますが、書庫写真ということで御勘弁を・・
↑ここがいちばん見事だったオオイワカガミの群生地。
ブナ林も美しかったです。
雪国のブナらしくすらりとしてますね。
下の方で見かけたハナヒリノキをここでも見かけました。
もっとも、歩いているときはコアブラツツジとばかり思いこんでいたのですが(^^;)
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