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2020-07-14

病後初めて東赤石に登る、その3、この時期なので左俣を登る

ここまでにもかなり汗をかいたので、休憩中にアクエリアスを飲みます。

普段家でいるときはポカリやアクエリなんて飲むことなくて、山に来た時だけ飲みます。

この日はアクエリは凍らせてなかったのですが、それで正解でした。家から持参し保冷ケースに入れてあった凍らせた飲み物は,結局、山頂に着いてもほとんど溶けてなかったのですから・・・,東赤石に登って、暑くてたまらない経験は、2018年7月下旬のコイチヨウランを見に来た山行だけです。たいがいは真夏に登っても結構涼しい山です。

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登山口からの登りで汗はかきましたが、沢の傍なので休憩していると汗がスーッと引いていきます。

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いつもは綺麗なアワモリショウマも時期が遅いので、もう終盤ですね。

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これはコンロンソウの果実みたいですね。

ここでコンロンソウの花を見た覚えがないのは、単にその時期に来てないというだけ?

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休憩を終えて再び歩き始める前に、辺りを偵察します。

ヤマアジサイが咲いていたと思う場所にはオオマルバノテンニンソウばかりが群生しています。

でも、オオマルバノテンニンソウが咲いているときには,あまり来たことがなくて・・・

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ほかの草花に混じって、ヤマシャクヤクの果実をつけた株がありました。

テンニンソウと言い、ヤマシャクヤクと言い、シカが食べない植物ばかり・・・

東赤石も植生が変化しているなと思い、考えさせられました。

↑画像にわずかにヤマアジサイらしき葉が見えますが、花も咲かないような株しかないとは・・・

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9時57分、休憩を終えて、歩きはじめます。

まずは沢にかかった橋を渡ります。

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橋を渡るとすぐに分岐です。

いつものタカネバラの時期なら当然、右俣を登るのですが、今回はトラバース道より下のタカネバラは期待できないので、左俣を登ることにします。

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右俣コースは尾根コースとも言います。

こんな新しい道標ができてました。

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↑一方これは左俣コース(沢コースともいう)に置かれた道標。

コースタイムが直されていますね。

ここから東赤石迄2時間半では無理です。私だけかもしれませんが(^^;)

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左に曲がってすぐにイワタバコの着生した岩が・・・

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沢の上を登っていきます。

このコースは沢沿いについているので、涼しいとは知ってましたが、この日はほんとに涼しかったです。天狗の庭に出るまで、ほとんど木陰の道ですから・・・・沢沿いなので、涼しい風も吹きあがってきますし・・・

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ここでも道の上に倒木が・・・・

赤石山荘が閉められ、管理人さんが不在なので、登山道を整備する人もいなくなりました。

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右側にスミレの群落。

シコクスミレ?スミレの時期にも来なければと思いながら来てません。

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このハリバンもかなり傷んでいました。

皆さんやはり山側の土のある所を歩かれているみたいです。

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この辺りは歩きやすいですね。

今回歩いて感じたのですが、ここから次の二本橋までの区間はほぼトラバースのような感じで、きつい登りはほとんどありません。

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足元にアサマリンドウの葉っぱ

アサマリンドウの時期にも一度来たいのですが、この山は年にそう何度も登れないのですよね。

10年ほど前に5月~10月まで毎月登った年はありましたが・・・

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雰囲気の良いコナスビの花が咲いています。

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双子のコナスビ?

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笹の枯れたのが目につきます。

Pさんがササもずいぶん枯れたのが目についたと言ってましたっけ。

これもシカのせい?

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ここで、どのぐらいまで来ているか知りたくてスマホの地図ロイドを起動します。

スマホも購入から6年近く経ち、バッテリーがもたなくなったので、ログは最近ほとんど取っていません。

標高は1000mを超えたようで、歩いていても暑さはほとんど感じなくなりました。

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植林の中を歩いていると、上から落ちてきたのかちょっとガレっぽい道になってました。

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眩しいばかりの青葉の中でヤマツツジのオレンジ色が見えます。

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やがてロープ場に出てきました時刻は10時53分。

確かここを登れば、二本橋も近いはず・・・

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ロープ場に続いて梯子場があります。

数年前にやっぱり単独で登った時は、ここがしんどくて、しばし立ち休みをしたのを思い出しました。

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西の方角を見れば、見えているのは前赤石?

空は青いけど、このルートは木陰ばかりを歩くので、曇っていればどんなに欝蒼と暗いことか。

晴れていて良かったと思いました。

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梯子場を登って少し歩くと、案の定、尾根を回り込む場所に出ました。

ここを回り込めば、すぐに二本橋です。

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11時3分、いつも二回目の休憩を取る二本橋の沢に出てきました。

でも涼しくて、沢の畔では肌寒そうなので、日向の岩の上で休憩することにします。

いつもだと、汗だくになってるので、沢の水で顔を洗ったりするんですけどね。

オトメシャジンを見に来る8月初めとではやはり気温も違うんでしょうね。

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コナスビの花の群生。

この日はほんとにコナスビをたくさん見ました。

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タマガワホトトギスの蕾はごく小さくてまだまだ咲きそうにないですね。

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上を見上げるとツリバナの青い果実。

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空はこんなに真っ青ですが、日向の岩の上が暖かくて気持ちいい・・・

お湯の入ったポットを持ってこなかったのをちょっとだけ後悔しました。

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数日前に買ってあったドライマンゴーを行動食として2枚ほど食べました。

甘いものはそれほど食べませんが、これはなかなか美味しかったです。

というか、山に来ると何でも美味しいのですよね。

コメント

keitann様 こんにちは
蒸し暑さを感じる季節ですが、この山道ではむしろ快適さを感じさせるような木陰の多いルートのようですね。
道筋にいろいろな植物が出てきますが、時季的に花は見られないようですが、流石にkeitann様は葉っぱでも若い実でも、花が無くても楽しんでいられますね。

ドライフルーツについてですが、水気のないものながらも、これが意外と美味しいのですよね。
小生も以前に乾燥パイナップルを頂いたことがありましたが、水気が少ないのに美味しいので驚いたことがあります。
でも、やはり生のトマト、ぶどう、ミカンなどの味は格別ではないでしょうか。

ぶちょうほう様、こんばんは。

この日は特に湿度が低くて登るにはもってこいの一日だったようです。
いつもはタカネバラを見ようとすると、尾根コースを歩くので、こちらはちょっと
暑いかもしれません。
遅い日程が結果的に涼しい歩きにつながったようです。

東赤石は前半は植林帯の中を歩くので、花はあまり見かけません。
時折ランの仲間が咲いているのですが、この10年ぐらいで盗掘されたかずいぶん
減ったと思います。

ドライフルーツを食べるというのは数年前に読んだ山登りの小説でヒントをもらい
ました。主人公が若い女性なので、ジップ袋にドライフルーツやナッツを小分けして
持っていくというものです。
仲間と行くときは生のパイナップルやイチゴなど持参しますが、この時は単独
だったので、事前に買い出しに行くことをせず、家にあったもので間に合わせました。
生のパイナップルは夏場の歩きには最高ですね。

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