病後初めて東赤石に登る、その8、権現越は雰囲気が変わって
もうそろそろ分岐かなと思いながら歩いていきます。
↓白いモリイバラも綺麗な花が咲いている株を見つけたので、撮影します。

この時期はタカネバラばかりに目がいきますが、モリイバラも渋いわき役です。

木々の上から、権現越の向こうに連なる峰々が見えてきました。
エビラ山とか黒岳なんでしょうが、私はまだ歩いてないので、よくわかりません(^^;)

大きな岩がごろごろした岩場を再び通り過ぎます。

はるか下に今から下山していく、青屋根の民家が見えてきました。
やっぱ、遠い・・・・・
小さすぎてわかり難いでしょから・・・

ズームしたうえ、トリミングしました。
まずは権現越を目指さねば・・・

岩場はペースは上がらないけど、歩いていると楽しいですね。

権現山の向こうに未知の山々・・・
ここからこれほどよく見えたのは初めてかも・・

15時13分、ようやく尾根ルートからの道と合流しました。
ここからは権現越は近いです。

道のわきにコゴメウツギ。

急坂を下って樹林を抜けると展望が開けました。
権現越がすぐ下に見えています。

あらまぁ、瀬戸内海や島々まで見えて・・・・
ここから海が見えたなんてすごく珍しいです。
たいていは北側はガスが巻いていますから・・・

ここにもバイケイソウの群落が咲き誇っていました。
シカが食べないので、あちこちで増えていて、花はまずまず綺麗ですが、あまりいい気がしません。

棘の多い、ナガバノモミジイチゴも目立ちます。
やっぱりシカが走り回っているんだろうか?と勘繰ってしまいます。
棘のある植物や毒のあるものばかりが残っています。

どなたが刈ってくださったか登山道沿いの草は綺麗に刈られてましたが、笹がここでも枯れています。

振り返ると、びっしりとした緑に覆われた東赤石方面。

以前は登山道沿いにアザミが多くて、トゲが足に触れて痛いのを我慢しながら下っていた道ですが、今回は草刈のおかげでそんなこともありません。
でも、やっぱりササ枯れが気になります。
以前はカノコソウやナンゴククガイソウがいっぱい咲き乱れていた場所なのに・・・・

と思い、目を凝らしたら、草丈の低い貧相なカノコソウが少しだけ咲いてました。

奥の方にも少し咲いているのでズームします。

15時38分、権現越に着きました。
やれやれ、ここで休憩ですね。
赤石山荘から2時間以上もかかりました。

草刈されているのはここまでですが、以前はすごい藪だった権現岩方面も気のせいか藪が薄くなっているような?

とりあえず、ここで最後の行動食を撮ることにします。
この日は珍しくナッツ付きのヨーグルトと麦芽コーヒーを。
後は下りばかりですから、お腹も減らないでしょう。

権現越はいつ来ても風が吹き渡り気持ちの良い場所です。
以前は可憐な花も多くて、もっと良い場所でしたが、ササが枯れちょっと殺伐とした今でも、おおらかな気分になるのは間違いないです。
亡くなった山友達のTさんも、権現越が好きで、よくここでお昼寝したいと言ってましたっけ。
ほんと、時間の余裕があればお昼寝でもしたいところですが、この日は出発が遅かったので、そうもいきません。

15時50分、行動食をを食べたら下山にかかりました。
歩き始めた道の横で、花がぽつぽつと咲きはじめたコメツツジ。

白い花が咲いた木が左手にありました。
ガマズミみたいだけど、7月に咲くかなぁ??

いまだによくわからないのですが、ミヤマガマズミということにしておきましょうか。
これから2時間ほどの下りが待っています。(^^;)
まぁ6時ぐらいには下山できるかな。

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