ササユリを見に初夏の蒜山へ、その5、快適な縦走路歩き
お腹も膨れたことだし、そろそろ上蒜山に向けて出発しましょうか。
以前、三山を縦走したのよりずっと楽と思っていましたが、意外と時間を食っています。
でもまぁ、日の長い時期なので、明るいうちに下山できるのは間違いないので、気が楽です。
↑中蒜山山頂から、今から歩く縦走路の様子を眺めます。
これが結構下るんですよね。
11時55分、上蒜山目指して出発です。
11時57分、山頂からほんの少し東にある分岐から左へ進みます。
最初はちょっとした樹林帯ですが、すぐに草原の道になります。
かなり先を歩かれているAさんに、「そこでモデルになってください」とお願いしました(^^;)
上蒜山をバックに展望台に立つAさん
雄大な眺めです。
眼下には日本海が見えますが、その手前に見えているのは河岸段丘みたいですねと、Aさんと話しました。でも、川の流れまではあまり見えませんが・・・
調べてみると加勢蛇川沿いの河岸段丘のようです。
源流は烏ヶ山など、大山の東側の山々のようです。
私が数年前に歩いた振子沢などもこの川の源流とか。
この後Aさんが、「何かの実のようなのがあるんですが、何でしょうね?」と。
見てみると草丈20センチぐらいですが、葉がなくて茎の上に面白い形をした果実が一個。
そのときはなんだかわからなくて、画像さえ撮らなかったのですが、翌日早朝に目覚めてあれは何だったのだろう?と考えていたら、カタクリでは?と思い当たりました。そういえば、春の蒜山にはカタクリも咲くと聞いています。草丈があのぐらいで柔らかそうな植物ということで、思いついたのでしたが、当たってました。
葉っぱさえあればすぐにわかりますが、葉っぱはすぐになくなってしまうんですね。
次回はぜひとも春に来てみたいものです。
縦走路沿いにはイワカガミの葉もいっぱいありましたし・・・
下っていると、登山道わきにはまだ咲き残ったタニウツギが色を添えます。
まだまだ下るようですね。
稜線を辿る縦走路と、上蒜山の横にみえるのは大山の東にある山々のようです。
夏空で風がなければ蒸し暑いでしょうが、この日は風がかなりあって、爽やかそのものです。
尾根道を登るときは汗だくでしたが、縦走路では汗も風ですぐさま乾いてくれます。
10年以上も前に歩いた白馬~雪倉の歩きをちょっと思い出しました。
あの日も風が強くて、暑さを感じることなく歩けたのでした。
Aさんが何やら座り込んで撮影されているのは?
ネバリノギランの花でした。
毎年のように東赤石で眺めている花ですね。
指で触ると花がべたべたしているので間違いないですね。
最低鞍部迄まだ70mほど下りそう・・・
Aさんはもうかなり向こうの方まで歩かれていて・・・・
この後、どんどん離されたようです(^^;)
オオバギボウシも花芽が上がってますね。
シモツケはまだ蕾なんだな~と見てましたが・・・
縦走路沿いは樹木は少ないですが、たまにヤマボウシも咲いています。
上蒜山の横に見えていた山が気になって調べてみたら
向かって右から勝田ヶ山、甲ヶ山、矢筈ヶ山のようですね。
あそこも縦走できるようです。
シモツケの花の少し咲きかけたのもありました。
イブキトラノオはいっぱい咲いていました。
花芽がたくさんなので、これからもまだまだ見られそうです。
振り返って眺める中蒜山。
少し雲が出てきたけど、何とかお天気はもってくれるでしょうか?
あの辺りが最低鞍部で、上蒜山から下ってくる方が見えます。
登りになる前に、ササユリがまた一輪咲いていました。
標高が下がってきたので、咲いてるのですね。
でも、お顔が少し汚れてます。(^^;)
そのすぐ近くには明日にも咲きそうな大きな蕾が・・・
覆輪ササユリのようですが・・・
正面に上蒜山がでんと見えてきて、いよいよ今から登りに差し掛かるようです。
時刻は12時半。
登りだしてすぐにミヤマナルコユリの大株がありました。
まだウツギの花が咲き残っています。
今年は良く見たコナスビの花・・・
・・・これは?
最初は名前が出てきませんでしたが、あとで思い出しました。
シオデですね。
岡山の山にはシオデは多いですね。
ツルアジサイが絡みついたブナの木が出てきました。
登りは結構きついので、花でも見て気を紛らします。
どのブナもツルアジサイが絡みついていて、枯れたブナや枯れそうなブナも多かったです。
いよいよ鎖場が出てきました。
そういえば、前回縦走した時はこの辺りからPさんの調子が悪くなったのでした。
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