夏のカルスト散策、その3、ツクシクサボタンにコオニユリ
思った通り、日向に出てみると、そこはツクシクサボタンが咲きはじめていて、あの可愛いカールした花弁が見られました。
↑まだ咲きはじめで、カールした花は少なかったけど、それだけに初々しいですね。
カールした花の部分をトリミングしてみました。
この辺りはクサボタンロードとでも言いたいほど、ツクシクサボタンが道の両側に咲いているところです。
まだ蕾が多かったので、8月下旬まで楽しめるのではないでしょうか。
真っ白なギンバイソウのまだ綺麗な花も出てきました。
そして、私の好きなオオバヨメナの花も・・・
先日は石鎚でも咲いてましたが、これも四国の西の方の山でしか見かけないと思います。
舌状花がまばらな花はどことなく奥ゆかしくて好みです。
先ほどから見かけていたアカネもここに来たら花が咲いていました。
染料にするアカネでこれの根で染めたのが茜色です。
こんな地味な花から、あの茜色が染められるって、ほんとに不思議・・・
道のすぐそばでトンボがとまっているのですが、じっとして逃げる気配がありません。
目のいいAさんが「アブを捕食してますよ」と言います。
昆虫もよくご存じのAさんです。
私はトンボの上から撮っただけで、アブが写ってなかったので、同行のMさんの画像をお借りしました。
アブをしっかり捕まえているトンボ画像が素晴らしいです。
Mさんも虫や鳥がお好きなので、良い画像を撮られますね。
因みにとまっている葉っぱはシコクハンショウヅルの葉っぱです。
↑何気なく撮影しましたが、これが難しいです。
イヌトウバナと思ってましたが、花がピンクなのでヤマトウバナ?
ヤマクルマバナというのもあるようです。
もう少し勉強しなくては・・・・
これも難しいオトギリソウの仲間ですが、上の方に花が多く咲いているのでナガサキオトギリかな?
何やら紅葉したような葉っぱも出てきて、青空に映えます。
この時間帯が、この日いちばん天気が良かったような?
トンボを見た後ですが、タイミングよくトンボソウも咲いてました。
Aさんからきちんと名前を教えていただきました。
いつもここで見かけていたのですが、この手のランは見分けが難しくて・・・
これでトンボソウ、コバノトンボソウ、オオバノトンボソウなど全部見られました。
花の部分をトリミングしました。
6月に見たコバノトンボソウはもっとひょろっとしているし、距が上に上がってますね。
再び、ツクシクサボタンが出てきました。
道の両側にいろいろな植物があるので、楽しいところです。
ツリガネニンジンも1株だけでしたが、綺麗な花が見られました。
これは後ほど訪れるカルスト高原でもいっぱい見られることでしょう。
少し終盤のハンカイソウ・・・
ハンカイソウの向こうに、草の茎にとまっているトンボ。
この日は見られるかと期待していたコオニユリも咲いていて、嬉しかったです。
咲きはじめで、とても綺麗な株でした。
これが見られるようになると、山頂も近いはず。
葉っぱが染まっているのはコマユミかな?
10時17分、山頂に着きました。
が、時間があまりに早いので、お昼ご飯と言う訳にも行きません。
休憩もほとんど取らず、このまま下ることにします。
山頂の傍でいつも見ているマユミの木も、今年はまずまずの豊作です。
この実が赤くなる頃は、一度も来たことがないのですが・・・・
山頂の石の傍ではひっそりと咲いているコフウロの白い花。
やはり日向で見ると可愛いですね。
下りもあちこちでコオニユリが咲いていて目を楽しませてくれました。
そして素晴らしくきれいなハンカイソウが咲き残っていたのです。
人の背丈より高くて、ずいぶん大きな野草だということがお分かりいただけると思います。
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