5年ぶりの那賀川~室戸散策で、その5、室戸岬のアゼトウナ、シオギクなど
室戸岬までは宍喰から40分ぐありでしょうというAさんの言葉通り、15時50分には室戸岬に到着しました。
前回はあちこちと寄り道をしたので、室戸にいる時間が少なくなってしまったのですが、まだ4時前なので小一時間は撮影できそうです。おまけに天気は良くなり、真っ青な空でした。
↑さすがに高知のAさんの後をついていくと見どころを要領よく回れますね。
↑太平洋をバックに派手な黄色で咲くアゼトウナの光景。
何故か晩秋になると太平洋のアゼトウナやノジギクを見たくなります。
振り向くと後ろの小高い場所に室戸岬灯台。
灯台まで歩いて行ったのは、いったい何年前かしらん?
きっと10年以上前のことですね。
背景の空が夕方4時を回っているというのに真っ青です。
Aさんについていき、こんな岩場を登ります。
柱状節理?と思ったのですが、タービダイトと呼ばれるものだそうです。
こんな岩の上に張り付くようにして咲いているアゼトウナは相当タフな野草ですね。
茶色くすでに果実になっているのはハマボッスの果実。
ハマボッスはいつも花の時期には見たことがなくて、果実しか見られません。
なぜって?晩秋にしか高知の海岸散策に来ないからです(^^;)
これも高知の海岸でよく見かけるツルソバ。
穏やかな瀬戸内で育った私には、波の荒い太平洋は見ているだけで怖いと思えます。
Aさん曰く「これでも今日は穏やかな方ですよ」
そうでした、5年前に室戸への道を走ったときは、防波堤を超えて波しぶきが車にまでかかったのでした。
目的の一つだったシオギクも咲きはじめています。
同じ高知の海岸でも物部川より東にしか咲かないと聞いています。
咲いていてもまだ咲き始めのような姿をしています。
群生で咲きそうな場所もあります。
そういえば、10年以上前に訪れた時は、誰かが持ち込んだノジギクがまだ駆除されてなくて、ノジギクとシオギクとの交雑種が海岸のあちこちで咲いていて、どうなることかと思いましたが、今ではノジギクとの交雑種はボランティアのおかげで駆除されたようです。
ハマアザミはもう終盤の姿でした。
Aさんにキジョランを教えていただきました。
以前、春先に高尾山で見たことがありましたが、自生のキジョランは私には珍しいです。
葉っぱが虫が食べた穴が開いてて、もしかしたらアサギマダラの幼虫が?と思いましたが、残念ながら見つかりませんでした。
まだ咲いているテリハノイバラ?
↑ママコノシリヌグイらしき花も咲いています。
久しぶりで見たので、アキノウナギツカミなのかどうか?見分けがつきませんでしたが・・・
茎のある峠が下に向いて生えていて、指でなでると引っかかって痛いです。
どうやらママコノシリヌグイのようですね。
帰宅して調べたら、葉の形でもママコノシリヌグイで良さそうです。
花の名の由来をPさんに話すと、びっくりしてました。
これは初見の植物でキンギンナスビというそうです。
帰化植物で、ワルナスビなどとよく似ている感じを受けましたが、葉の形が違うかな?
茎もトゲだらけで、触ると痛そうです。
果実が赤くなる前を見たかったです。
見かけはまるでミニトマトみたい・・・
これもちょっと久しぶりで見かけるラセイタソウ。
高知でしか私は見たことがないです。
遠くの方でリュウゼツランの巨大な茎がみえました。
花は終わっているようです。
この後、Pさんがどうやらはぐれていたようで、心配しましたが、無事に会えました。
最後にRさんがアコウノキを見たことがないというので、撮影します。
Rさんは山登りをメインに活動されているので、見てなかったのですね。
私は足摺方面などに毎年のように散策に出かけていましたからアコウノキもずいぶん前からしてtましたが・・・
↑アコウノキの不思議な果実。
幹に直接果実をつける木としては花仲間の人がジャボチカバという珍しいフルーツを育てていますが,果実の実り方がよく似ています。
アコウはクワ科、ジャボチカバはフトモモ科ということですが・・・
よく遊んだこの日も、後はいよいよ帰途に就きますが・・・もう一つ良いものを見られたのでした。
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