ブナとヒメシャラの砥石権現へ、その4、葉や実を拾う
西砥石権現の山頂には山頂標識も何もありませんが、ここがこの日の行程ではいちばん標高が高い場所で1457mあります。その後、だらだらとした稜線が続き、やがて下りになります。
↑ブナの黄葉をバックにカエデの紅葉
色の異なる染まり方をしますが、重ねるととても綺麗です。
このぐらいの標高になるとブナは落葉したものが多かったようです。
コハウチワカエデの葉を拾ってみました。
自宅に数年前にハウチワカエデを植えたので、ハウチワカエデやコハウチワカエデだけは何とかわかります。オレンジ系に染まることが多いようです。
色とりどりの落ち葉の上に長く影を落とす木々・・・
影の長さが晩秋であることを物語っています。
落葉した木も多いですね。
時刻は9時前なので、気温もかなり上がりポカポカと暖かくなってきました。
あらまぁ、カラマツの黄葉も見られました。
春に来た時はまだ芽吹いてなくて、気づかなかったようです。
本州の山には多いですが、四国の山にはカラマツは少なくて、徳島や愛媛の山でたまに見かける程度です。
ここで拾った葉っぱは染め分けしていました。
黄色の部分と鮮やかな赤い部分とに染まり方が分かれています。
これもコハウチワカエデみたいですね。
青空に整列したカラマツ・・・
オレンジ系に染まっているので、これもコハウチワカエデかな?
秋は木々が落葉しているので、向こう側にある高城山のレーダーが良く見えます。
去年はブナの若葉を高城山で見たのでした。
レーダーにも近づきましたが、巨大です。
この辺まで来ると、北側の展望が望めます。
雲がうっすらとかかっているのは高越山でしたね。
登山道は広い尾根筋の北側についているので眼下の景色など眺めながら歩きます。
苔生した倒木もアクセントになっています。
何といっても落ち葉のカラフルなこと・・・・
ノリウツギはすでにドライフラワーになっています。
落葉樹の中にあって、常緑樹のアセビの緑の葉っぱがちょっと異質に見えました。
ブナの実も落ちていますが、三角どんぐりと言われる果実の残ったのが少ないですね。
ようやく見つけて、持ち帰ります。
今も大山の鍵掛峠で拾ったブナの実からブナが育ってますが、これも種まきして見ましょう。
面白い枝ぶりのカエデ・・・
緩やかな尾根を下っていきます。
何か赤いものがみえると思ったらクサギでした。
標高1400mにクサギが咲いてるなんて、珍しいですね。
しかもまだ花が咲いているなんて、どうなってるんでしょう??
紅葉をバックのクサギというのも珍しい眺めでした。
こちらはすっかり葉を落としたシロモジの枝に来春の花芽。
下るにつれて、また葉をつけたブナが出てきました。
この黄色いのは??
黄色いけど、葉を見るとカエデの仲間ですね。
かなり大きな葉です。
自宅に変えてt調べたところ、どうやらカジカエデのようです。
カジカエデはこれで何とか覚えられそうです。
keitann様 こんにちは
こうして記事の写真を見ているとそれだけでも夢のような時間と空間であったことがわかります。
本当に紅葉・黄葉は木の枝にある時も、散って地面にある時も、そのどちらも美しいですね。
散った葉は歩くときに靴を包み込むような感触がありますね。
不思議なことに踏みしめるのが勿体ない・・・という気分にはならずに、踏みしめて歩けるのが有難いと思う気持ちのほうが強かったように記憶していますが・・・・。
クサギをこんな標高の高いところで見るなんて異な気持ちですね。
赤いのはガクでしたね。
投稿: ぶちょうほう | 2020-11-18 11:10
ぶちょうほう様、こんばんは。
紅葉時の山の良さがわかるようになったのはある程度年を取ってからだったと思います。
若い頃は、あまり紅葉に興味がなかったような気がします。
もっとも、20ちょっとの時は花にすらあまり関心もなく、ひたすらピークハントして
いたのかもしれません。勿体ない歩き方をしてましたが、それが若いということなんでしょうね。
落ち葉道は足にも優しく、見た目も綺麗で、でもあの綺麗な葉もすぐに乾いて茶色の葉になるんでしょうね。
まさに珠玉のような時間でした。
クサギはちょうど入院中が時期だったようで、今年は低山のクサギをあまり撮影してませんでしたが、まさかこんなところでこんな時期に会えるとは驚きました。
投稿: keitann | 2020-11-18 22:13