ブナとヒメシャラの砥石権現へ、その2、最初から圧巻の眺め
靴を履き替えたりして、出発したのは8時18分のことです。
到着はしてみると8時10分ぐらいのことだったようです。
我が家から3時間かかってますね。
↑ファガスの森の前で・・・・
この時はまだ人もあまりいませんでしたが・・・
出発前からもうブナが見えます。
なんて良いところなんでしょうね。
ファガスの森の裏手から登山道が始まります。
右へ行けば砥石権現、左へ行けば高城山ですが、高城山は標高が高いのですでに落葉しているんじゃないでしょうか。
砥石権現への道は最初から急坂で始まりますが、それ以上に素晴らしい眺めなので、急坂も苦になりません。
画像真ん中あたりに見えている赤い樹肌の木がヒメシャラです。
四国のブナ林にはヒメシャラは良く見かけますが、砥石権現ほどヒメシャラの多い山はないように思います。
ちょっと登っただけで、モミジ系の赤いのも見えれば・・・・
シロモジの黄金色も見えるといった具合・・・
最初から足が止まります(^^;)
出発して5分と経たないのに、この景色です。
左下にファガスの森の屋根が見えてますでしょう?
ヒメシャラとブナの見事なツーショット・・・
尾根にはまだ散ったばかりと思しき色とりどりの綺麗な落ち葉が敷き詰められて・・・
こんなところを歩けるなんて、なんと幸せなんでしょう・・・
おまけに人の気配が全然なくて、私たちの貸し切りなんです。
ちょっと赤っぽく染まったブナ
ヒメシャラのスベスベの幹を触って、感触を確かめるRさん・・・・
「私たちの肌みたい・・・」と大胆不敵なことを話したのは5年前のことですが、さすがにその言葉は今回は出てきませんでした(^^;)
↑寄り添うヒメシャラとブナ
空を覆いつくさんばかりのブナの黄葉
逆光で撮影すると、まるで黄金みたいに輝くブナの葉
前回の皿ヶ嶺では寒かったのと、陽射しが30分しか出なかったのとで、慌てて撮影しましたが、今回は一日中晴れそうな予報です。
こんな景色が一日見られるのかと思ったら、なんと贅沢な一日なんでしょうね。
考えたら、去年の10月31日、つまり去年のこの日は私は9時間の手術を受けた日でした。
その後も痛みで身動きが取れず、歩けない辛い日々を経て、一年後にまたこんな幸せな山歩きができようとは・・・
感無量です。
尾根道を嬉しい悲鳴を上げながら下る二人・・・
またまた登りになりましたが、今度は先ほどの急坂とは違います。
こんばんは
嬉しいドキドキ感が伝わってきますよ
お二人ともとてもお元気そうで私も嬉しい限りです
ここは昨年9月カタックリさんと訪れました
四国ママコナの群落がずっと続いておりそれこそ一人わあわあ言ってました(笑)
日が暮れるまで滞在したことが昨日の事のようです
それにしてもブナの紅葉がこんなに美しい年は何十年ぶりの事ではないのでしょうか
山と写真を本格的に同時に始めた頃が25年前
温暖化の影響もあまりなくてブナの紅葉や樹氷の伊吹山へ通いっぱなしでした
まだ諦めてたまるもんか!とハチキン魂で天気図とにらめっこ
シュラフなどの一泊止まりの荷物はしっかり済んでます
人様が何を何と言おうと私の人生です
壊れゆく日本の四季を命ある限り撮り続けて終わりたいと
今はそれだけです
貴方は尊敬するブロガーの一人でもあるのですよ
決して自己満足や優越感、上から目線でなく
一文字一文字に心の安らぎを感じます
投稿: misa | 2020-11-14 19:23
misaさん、こんばんは。
今年の秋は台風も少なく、穏やかな好天の日が多かったですね。
そうですか、去年9月にファガスの森方面に来られたのですね。
カタックリさんはずいぶん遠かったでしょうが、車中泊されたかな?
9月にはシコクママコナが咲くんですね。
私もテントとシュラフを購入したので、この日はいっそのことテント泊とも
思いましたが、ハロウイン満月で星があまり見えないだろというのと次の
週末に上京することが決まったので、気ぜわしくなって止めましたが・・・
時間があればゆっくりするには絶好の場所ですよね。
今年はブナもですが、平野部の里山もコナラが良い色に色づき始めましたね。
台風が少なかったのと、天気の良い日が続き、寒暖差が大きいのが原因ですね。
昔はほんとに寒くて、11月はかなり寒かったですよね。
12月に子供のおしめを干してたら、干すはじからバリバリと凍り付くなんてこと
もありました。
昨日のご近所の友人には、「貴女はやりたいことがあるから、それほど回復した
んでしょうね」と言われました。確かに、音楽鑑賞やTVを見るという趣味では
病後これほど早く元気になることはなかったかもです。
misaさんもこれからも山に登る気構えを持ちづつけてください。
投稿: keitann | 2020-11-14 21:25
keitann様 こんにちは
なるほど歩き始めから凄いことになっていますね。
こんな贅沢を山に入っている間中味わっていられるなんて・・・・・そう滅多にあることではないですね。
一年前のお辛いときと今とを比べて、あまりにも大きな差があったものです。
草花の場合は脳内で種の同定という作業がありますが、紅葉・黄葉の場合はそれを省略しても全然オッケーですよね。
ただ素直に自然の景色を堪能すればよいだけですので、より一層心に沁み込むのではないでしょうか。
地面の落葉も紅葉の錦ですね。本当になんという幸運でしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2020-11-14 22:23
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきまして、ありがとうございます。
ファガスの森という施設は剣山スーパー林道沿いにあるのですが、標高にして1000m
ぐらいだと思います。10月末~11月初めにかけては標高1000mぐらいの場所が
見事に染まっていたようです。
今年の秋は天候にも恵まれていて、あまり強風も吹かず、晴天が多いようです。
紅葉を愛でるときは陽射しが大きくものを言いますから、お天気は大事ですね。
この日はほぼ終日、晴天に恵まれました。
山を歩き始めてふと考えたら、手術は2019年の10月31日だったのでした。
一年前は山歩きすらできるかどうかわからなかったのに、こんな贅沢な歩きができようとは、ほんとに幸せなことです。
確かに花を探すのと違い、紅葉を楽しむのは体全体で喜びながら歩いているという
感じですね。
投稿: keitann | 2020-11-16 21:08