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2020-12-17

横峯山~博智山~妙見山周回、その3、尾根伝いに下る

6年前はわざわざ石の上に登ることはしなかったのですが、展望が良いのでこれは登るべきですね。

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見えているのは荘内半島の先端部分とその付け根にある紫雲出山です。

紫雲出山は桜の名所として写真集も出たり、家庭画報などにも取り上げられたりして、今ではこの辺りでは知らない人がいないほどのビュースポットです。

数年前まではそれでも車で平日だったら山上まで行けたのですが、今ではシャトルバスに乗らないといけなくなりました。花友達が紫雲出山の麓に住んでいるので、桜の時期を少し外して散策に行ったりもします。

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その紫雲出山の前に東西に横たわっているのが横峯山に違いありません。

だらーとした山ですがコナラがそこそこいい色に色づいているようです。

今からあそこを目指すわけですが、さて無事に行けるかな??

半島の突端に香川の山仲間たちと忘年山行で登ったのも、もう5年ほど前の話です。

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東を見れば木々の間から高見島と粟島が見えますが、どちらの島の山も全部登っています。

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Pさんも岩に登って撮影されます。

後で知ったのですが、この岩が「星の岩」と言われる岩のようです。

妙見宮の案内板では「明星来石」と書かれてある岩のようですね。

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↑Pさん撮影の「あほの高上り状態の私」

昔から登れるところはどこにでも登る癖があり、金峰山の五丈岩の上にいる写真も残っています。(^^;)

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展望を楽しんだら、次は千貫松ですね。

良い道が下っていました。

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道の傍らに今度は花の咲いたアキノキリンソウ。

もう最終でしょうか。

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よく見るとその近くには虫こぶのついたアキノキリンソウがありました。

調べるとアキノキリンソウミタマバエという虫による虫えいだそうです。

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10時50分、千貫松まで下ってきました。

岩のてっぺんに見えるのが千貫松の二代目らしいですが・・・

千貫松とは岩の上に生えているマツのことで、調べるとこれも結構、日本各地にあるようで、妙見山独特のものではないようです。

さて、問題はこの千貫松から先です。

ここからがやぶ漕ぎなのか??

まずは岩をどちら側から下ればいいのか?

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岩の左側(西側)に赤テープが見えたので、とりあえず左から下ってみました。

けれどもその先は急斜面でちょっとこれは下れません。

右に斜面をほんの少しトラバースすると、尾根のようなものが見えました。

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↑これがその尾根で、赤テープがあります。

ははん、これはこの尾根を下ればよいみたいですね。

Pc052333灌木の生えた尾根を下ります。

Pc052334↑尾根から左下を見下ろしたところ。右は樹林ですが・・・

右も下も転落するとちょっとやばそうな感じです。

下まで5~6mはあるので、転落するとちょっと怪我をするかも?

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↑結構な痩せ尾根ですね。

痩せ尾根だけど、尾根の上に立派な木も生えています。

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そのうち、尾根が広くなってきました。

ここなら転落しても怪我しないで済みそう・・・

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何やら紫色の実が・・・

里山に多いヤブムラサキではなくムラサキシキブですね。

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色のついたものはこの季節あまりお目にかかれないので、もう一枚撮影します。

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尾根の上にはたぶん境界の杭と思われる杭も入っていて、赤テープがなくともこの杭を追って下っても良さそうでした。

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またまた綺麗な色のフユイチゴ発見。

これは美味しいのですが、まずは先に撮影してから、その後でお味見です。

案の定、甘酸っぱくて美味しいです。

この日は汗ばむほどの陽気だったので、甘酸っぱいのは最高です。

Pc052345この辺りはウバメガシなどの照葉樹林。

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ここでも綺麗なフユイチゴ発見。

またしても撮影後には美味しくいただきました。

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まばらな樹林ですがササが少し出てきました。

もしかしたらここから笹薮??

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西側が少し見えてきて、伊吹島が見えています。

伊吹島を歩いたのは3年ほど前のことだったか??

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ちょっと難渋する下りのところで、目の前にテイカカズラがぶら下がっているのを見つけました。

私たちは山登りと花散策の比重が同じなので、こういうものも撮影しないわけにはいきません。

テイカカズラのサヤが弾けるのはいつもだともっと遅いと思いますが、今年は結構早いですね。

海辺の山だから??

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近くのコウヤボウキの枝に引っかかったテイカカズラの綿毛。

天気がいいので、キラキラ光っています。

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そのコウヤボウキは?と言えば、まだ綿毛が綺麗に開いてませんね。

開けばピンクの綿毛で綺麗なんでしょうが・・・

冬場の山歩きの楽しみはこのコウヤボウキのピンクの綿毛ぐらいしかないのですから・・・

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目の前に横峯山らしき姿が見えてくるようになりました。

横峯山に登る前に地図では156mと書かれてある峠のような場所を通過するはずですが、GPSを見るとあとちょっとです。

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コナラの木も出てきて、綺麗に紅葉しています。

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↑まるで土塁のような尾根。

尾根の下が平坦部になって歩きやすいところもあったりで、尾根を外してそういう平坦部をあるくところもあります。

赤テープはずっとありますので、それを適当に追いますが、要は尾根を外さず下ればよいみたいですね。

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横峯山の紅葉も近くに見えてきだしました。

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道の方はちょっと荒れ気味です。

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目の前に横峯山が見えるので、ここまでは来れたと一安心。

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アキノキリンソウの草丈1mもある見事な株がいっぱいあって、花が咲いていたらどんなに見事だったか?と・・・

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これはマサキの木で果実が見えます。

我が家の庭のマサキはそういえば今年は実が一つも見えないな~なんて思ったりしながら歩きます。

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ここまで来たら、コウヤボウキのピンクの綿毛が見つかりました。

やっぱり綺麗ですね。

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次第に笹薮が濃くなってきました。

でも、足を入れると人一人が通れる隙間があります。

年に何人か?あるいは何十人かの人が歩いているんでしょうね。

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見た目は藪ですが、進む分には問題ないです。

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なおもササの中を進んでいると・・・・

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11時35分、ひょっこりと峠のお地蔵さんが見つかりました。

これは地形的に見ても峠で間違いなさそうですね。

昔は仁尾側と須田側の人たちが往来したのでしょう。

お地蔵さんのお顔は判然としないほど、摩耗しています。

いったい何百年前からここにいらっしゃるのでしょうか??

千貫松からは結局、ちょうど45分かかっていました。

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