香川と愛媛の県境を歩く、その3、まずは金見山に
向こうから歩いてきたのは単独の男性のようです。
こちらは3人だったので、横で待機していたのですがすれ違う時にRさんが「どちらから?」とお尋ねしました。すると「曼陀峠から大谷山まで行って帰りです」と。
え~。この時間にもうピストンして帰りとは早いですね。
早朝6時に歩きはじめられたそうで、そうでしょうね、そうでないとこんなに早くここを歩かれてるわけがありません。
↑単独男性を皆で見送ります。
「お気をつけて」
ススキがぼうぼうと生えた中を登っていきますが、青空に向かって登っていくようできついけど爽快な登りです。
あれ・・・・道の横にリンドウの咲いた跡の株がありました。
県境ともなると、リンドウが咲くんですね。
標高500程度の県内の里山は、もうあまりリンドウは残ってませんが・・・
リンドウが見られるなら秋にも歩いてもいいかな?なんてちらっと頭をかすめます。
県境を挟んで香川側は植林で愛媛側は自然林ですが、愛媛側はかなり伐採しています。
ほんの50mほどの登りかと思ったら、山頂はまだその先でした。
切り倒した木の上に面白いキノコがいっぱい生えていました。
上から眺めると、キノコをどう撮ろうかと考えている二人(^^;)
私の方はさっさと登っていたのですが、今度は道の横にツルリンドウの赤い果実。
植物はもう見るべきものもないだろうと思っていたけど、意外と見るものがありますね。
キノコを撮り終えたか登ってくる二人。
ススキの中の二人が良い感じ・・・・
上を見ると今度こそ山頂みたいですね。
10時10分、いろいろな山頂標識が賑やかに並んだ金見山山頂に着きました。
私たちにしては珍しく、ここまで休憩もしてないので、ここで一休みします。
お初の三角点はかなり大きいので二等三角点かな?
瀬戸内海を眺めながら、おにぎりを一つ食べます。
見えている山はどれがどこなのかさっぱりわかりません。
西を見ると先ほどから何度も見ている赤星山。
ここまで来ると、赤星の向かって右側に赤石山系の山々も見え始めました。
海には白い小船が見えて、眺めも最高です。
ここも燧灘ということになりますね。
東南には端正なピラミダルな山容の山。
これはもう中津山に違いないですね。
自分が登った山々がいろいろと見えて楽しいひと時です。
ススキの向こうにはそれこそ大森山方面やたぶん塩塚峰と思われる山も見えます。
一度のんびりと山座同定にだけ来てみたい・・・・
休憩も終えて、今から登る木峰方面を眺めます。
鞍部まで激下りですが、短いのでどうということはなさそうです。
なんだかんだ言っても里山なのでソヨゴの赤い実も見つけました。
県境は防火帯になっているそうで、広い尾根は歩きやすいです。
10時33分、二つ目の山頂・・・木峰をgetです。
これは地図には名前がありません。
そのまますぐに次の峰を目指します。
まるで海に向かって歩くみたいな・・・
ここも広くて歩きやすいです。
木の間から川之江の町が見えてきました。
相変わらず煙がまっすぐと煙突から上がってます。
下り道でピンクのコウヤボウキの綿毛発見。
風に揺れて写しにくいけど何とか撮れました。
白い綿毛もなかなか綺麗です。
最後にこんな濃いピンクの綿毛も・・・・
そしてまたまたリンドウの咲いた跡・・・
立派なアカマツの木も1株ありました。
最初にいちばん高い山に登ったので、あとは下りが多いです。
海に向かってススキの中を下っていきます。
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