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2021-01-22

三豊の山の続きで志保山に登る、その5、南麓を周回して吉津峠へ帰る

もうちょっと下ったら、ツルに絡まれた木々の間から三豊平野が見えてきました。

見えているのは前回登った爺神山の西の山裾辺りで、この辺りは高瀬町の中でも比地という地区です。

高瀬は私の育った町なので、この辺りの土地勘は何とかあります(小4までは高松の前田という町で育ちました)

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讃岐のため池の見える風景が育ったものにとっては和みます。

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阿讃山脈は霞んでいますが、手前の大きい池は勝田池と国市池と言い、高校時代は冬場はトレーニングの一環としてこの二つの池の周囲を八の字に周回して走っていました。

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やがて、ちょっと薄暗い木立の道を通過します。

法面の岩は凝灰岩みたいです。

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凝灰岩に着目したのは何故かというと、この数日前に豊中の興隆寺石塔群というのをみてきたからです。

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↑その石塔群です。

鎌倉から室町にかけて作られた100基ほどの石塔がずらりと立っていて見ごたえたっぷりでしたが、三豊市はあまりこれには力を入れてないようで、道案内が全然ありませんでした。

そして、この石塔群の上に石の庇状に石塔を守っているのが凝灰岩です。

七宝山系は凝灰岩が分布しているんですね。

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道端に今度は円筒形の貯水槽?

山麓にはミカン畑などがあるので、雨水を貯めたものと見えます。

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木々もまばらになって、辺りはすっかり明るくなってきました。

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14時48分、車道に出てきました。

途中、野鳥たちと遊びながらの時間ですから普通だと山頂から30分ほどで車道に下れるみたいですね。

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後はのんびりと車道を下っていきますが、途中、土砂を採取している場所がありました。

いわゆる花崗土を採取しているんですね。

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ため池の横も通過します。

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行く手に家が見えてきて、その手前はもう普通の車道でした。

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山にいちばん近い最終民家は廃屋になっています。

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下山してきました。

法面の岩に矢印で七宝山と書いてあります。

高瀬あたりから観音寺まで細長く東西に(地図では南北にですが、私の感覚では東西です)伸びたこの山なみは地元では七宝山と呼びならわされて、誰でも知っています。

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14時53分、登山口と書かれた道標まで下ってきました。

11年前に登った登山口はここだったんでしょうか?

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10日の歩きの際に、どこかで見かけた地図を撮影していました。

この地図によると11年前に登ったのもやっぱり龍王神社経由で登っているので、、今いる南郷登山口のようです。

その後、風穴登山口が整備され、今は風穴登山口から登る人や天空の鳥居のある高屋神社から登る人が随分多くなったようです。山のルートも世に連れて変遷がありますね。

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あとは車道歩きで駐車場まで周回するだけなので、ここでゆっくりとコーヒーを飲むことにしました。

この日はお砂糖やミルク代わりにコンデンスミルク持参です。

山仲間たちには「今どきブラックで飲まない人がいるの?」とバカにされますが、これが私流。

北アルプスに遠征するときは非常食代わりにコンデンスミルクを持っていきます。これで1週間は生き延びられそうなので(^^;)コーヒー用の砂糖やミルクもこれで済ませられますし・・・

人家のすぐそばの前に車道のある場所で、こんなことをしているオバサンはわたしぐらいのものでしょうね。昔は山に登る前は駅の土間で新聞紙を敷いてその上にシュラフで寝ていたのですから、それを考えると恥ずかしくも何ともありません。

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15時6分、最後の車道歩きにかかりました。

スマホの地図を見ると、やっぱり山裾を通っている道が近そうです。

10日に歩いた道ですね。

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ちゃんとした道路ですが、畑仕事や山仕事の人しか使わない道らしく、車はほとんど走っていません。

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前方に甘夏?ハッサク?そんなような晩柑類が実っていて、いかにも里山らしい風情です。

四国の冬場の里山はのどかでほんとに和みます。

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これも10日に登った山条山を上から眺めながら歩きます。南から眺めると独立峰のように見えますが、実は西の方には尾根が伸びているのがわかります。

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15時32分、10日に歩いたところまでやってきました。

途中、暇だったので、歩きながら高校時代の友人に電話したり・・・

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この日はある程度寒波も緩んだと思ってましたが、それでもため池の水が少し凍ってました。

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10日は山条山からこの案内板があるところまで歩いてきて、その後吉津峠方面へと歩いたのです。

今歩いている道は香川用水管理道というんですね。

すでに1500m歩いたようです。

そしてこの場所が不動登山口というようで、10日に上の方に登ってみたのですが、登山道が判然としなくて諦めて下った場所です。工事中で従来の登山道が荒れたようです。

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そういえば確かに、この場所には不動さんの像が立っていました。

先日は石像が何の像なのかを確かめませんでした。

ここからは10日にも歩いた道なので、勝手知ったる道です。

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道沿いにはキケマンの大きな株。

キケマンは春先に海に近い里山などでよく見ます。

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竹藪の横を通過。

たぶんこの辺りは最初に登った真山のすぐ下あたりです。

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お堂のあるカーブを曲がったら登山口も近いはず。

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15時43分、この日の登山口である真山竜神登山口まで戻ってきました。

これで綺麗に周回したはず。

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その5分後に風穴登山口を通過します。

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吉津峠の駐車場に戻ってきたのは15時50分でした。

45分間の車道歩きでした、

まずまずの時刻に下山することができて、私としては午後のヒマな時間帯に周回出来て良かったです。

夕食の準備にも支障なくちょっと一歩きでした。

それにしても志保山の風穴登山口からの整備はものすごくて、びっくりしました。

これだったら飯野山みたいに毎日登る人も出てきそうですね。

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