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2021-01-23

徳島との県境方面を周回する、その2、ようや「四国のみち」らしい雰囲気に

小坂神社から下ってきたら、そこは照葉樹の生い茂る道でした。

向こうの方に四国の道の道標が立っているので、安心してそちら方向に歩いていきます。

道のわきにはここでもイノシシが出没するのかイノシシ除けの柵があります。

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道は歩きやすい落ち葉の道です。

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道標のすぐ近くまで来たら県境まで2,4キロの表示です。

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足元には今回もコクランが生えていました。

ここのところ里山を歩くたびにコクランを見ていて、コクランってほんとに里山のランだな~とつくづく感じます。

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やがて、神社に向かう際に見ていた池の東側の土手に差し掛かります。

池の向こうには今から登る山々が見えてます。

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海側を見ると小さな島が見えています。

この辺はまだ標高50mにも満たない場所でしょうね。

眼下には芽が出始めた麦畑。

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池の周囲をぐるりと歩きそうになっておかしいなと気付いたので、バックすると土手の下に道標がありました。

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車道まで下りると、左に踏切がありますが、これを渡るとまた海に行くので、ここは反対側に行きます。

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車道をしばらく進み、ちょっと向こうに左にカーブした道を行くようです。

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カーブを曲がってすぐの民家ではロウバイが綺麗に咲き誇っていて和みます。

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道のわきには古いお墓が見えていて、花がちゃんと上がっていますが、ズームすると天明とか文化とか書かれた古いお墓です。

こうやってちゃんとお花が上がっているので、お世話する方がいて、幸せなお墓です。

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↑鉄道の線路すぐ傍に立てられた道標。

道はここから見えている竹藪の中に吸い込まれています。

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うっそうと繁る竹藪の道を歩き出すと・・・

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意外にも道はちゃんと整備されていて、傍らには石仏が・・・

え?ここはミニ札所か何かでしょうか?

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遍路道と書かれた札も気にぶら下がっており、ここはどうやら遍路道のようです。

考えたら、昔は引田は大きな港だったので、京阪神から引田に船でやってきてそこから一番札所の霊山寺へと向かうお遍路さんもいたんでしょうかね。

今なら、いきなり鳴門に車や電車でやってきて一番札所から歩きはじめるでしょうが、昔は四国にはまずは港町からということでしょうか。

調べると、最後の札所の大窪寺から一番札所の霊山寺へと辿る道もあったようで、それが大坂峠を通過するようです。

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↑まるで大きな車も楽々通れるような広い道です。

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でも道のわきにはちゃんと四国のみちの道標が・・・

画像を見ていたら、道標の後ろに・・・・

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ロープが垂れ下がってますね~。

これは尾根を辿る山道のようです。

私たちがのちに歩くことになった道はこの尾根の続きのようでした。

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そしてこの道標のすぐ後で、車道に出合いました。

9時37分でした。

この車道が大坂峠へと通じている車道のようです。

向こうの方に案内板が見えています。

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案内板にはその周辺の略図がありました。

それによると、もうちょっと行くと展望所があるみたいですね。

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車道の反対側には四国のみちの道標と一緒に、石の道標も見えていて・・・

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…石の道標は遍路道の道標なのでした。

霊山寺までは14キロ近い道のりです。

そして大坂峠までは2083mなのですね。

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車道の方は自転車の人たちが勢いよく下って行かれ、それも一人や二人ではなく、大人数のツアーのようです。下り坂なので、ちょっとした車並みのスピードです。

傍らに登っていく道が見えているのが四国のみちで、私たちは今からそれを登ります。

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ここまで来たら、引田の港やたぶん城山や翼山と思われる山が見えてきました。

当初はここを登る予定だったのですが(^^;)

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もう完全に山道と化した道を登っていると、下の方に車の音・・・下を高速が通っているのでした。

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道はこの辺りだけ石畳が残っていました。

石畳だと雰囲気がいいですね。

でもその石畳は5mほどで終わりです。

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道の傍らにクチナシの果実が一つ。

こんなところに植えたとは思えないのですが、クチナシって見かけても自生なのか植栽なのかよくわかりません。

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木の枝に「境界見出標」と書かれた赤い札が目につき始めました。

この札をうっかり県境と間違えてしまったので、その後疑問に思うことが多々出てきて弱りました。

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朽ちかけた道標には県境までの距離が0,6キロとなっています。

もうちょっとですね。

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説明板も立っていて、それによると明治初めに改修されたとあります。

いやに広くて整備されているなと思ったら、そうだったのですね。以前は人一人がたぶん通る道だったのが、牛車や馬車も通れる道になったということらしいです。

そういえば、銅山越の牛車道も石畳みのところがありましたっけ。

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この説明板のところから上に上がる細い道があって、たぶん先ほど見た展望台に行く道のようですね。

これはぜひとも上がって見ましょう。

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