三豊の山に山仲間を案内する、その3、爺神山では野鳥三昧
先ほどは山条山側から眺めていたお地蔵さまに、一応、お詣りしていこうということになりました。
まだ新年始まったばかりなので、お詣りできるところはほぼすべてお詣りしながら歩きます。
↑このお地蔵様も峠のお地蔵さまということなんでしょうね。
地域の人に大事にされているのか、ちゃんと屋根のある小屋の中におられました。
お地蔵様のすぐ後ろからやぶ漕ぎして登れなくもなさそうですが、ここは服を破きたくないので、アスファルトの道をまずは登りましょうか。
日当たりの良い道のわきではホトケノザが咲いていて、実家の畑ではいくらでも咲いていても撮影しませんが、山登りの一コマとして見かけるとやっぱり撮影してしまいます。
皆でくちぐちに「こんな花でもよく見ると可愛いよね」と言いながら・・・
冬場は何しろ色のついた花もなかなか見ませんから・・・
少し進むと道路法面にジョウビタキ♀がいました。
普通は3人も人が近付くと飛び立つものですが、このジョウビタキは一向に逃げる気配がありませんので、こんなに至近距離でも撮影させてくれました。
例年だったら、うちの庭にもジョウビタキの♀が来てくれますが、今年はどういう訳かあまり見かけないので、これがジョウビタキは初撮りです。
野鳥の中では一番かわいくて好きな鳥です。
背中も見せてくれました。
どうも赤いヒヨドリジョウゴの実を食べているらしいのですが、ジョウビタキって虫しか食べないと思っていたので、意外でした。
しばらくジョビコちゃんに遊んでもらいました。
振り返れば、最初に登った山条山。
空気は冷たいですが、空が青くて陽射しがあれば暖かさを感じます。
早くも登山口のあるお堂迄やってきました。
思ったより距離が短かったです・
車をたくさん停めているのは、お詣り道を一周する人や爺神山に登る人などが結構いらっしゃるからです。
お堂迄やってきたら、手洗い水が凍っていました。
その凍った氷をどけてありますが、暑さも2センチ近くあります。
見ているとヤマガラが水を飲みにやってきています。
野鳥が水が飲めないといけないので、親切な地元の方が氷をどけてあるんですね。
内部は石の仏様が安置されています。
高校の頃は冬場はこの山をトレーニングのために時々登っていましたが、その頃はこのお堂はなかったように思います。
ずいぶん古い話ですが・・・
でも、地元の方が信心深いのか、このお堂周辺はずいぶん世話が行き届いています。
私自身はお堂の中に入るのは、やっぱり7年ほど前に高校時代のバレー部仲間と爺神山に登って以来でした。
お堂の裏手には例のベンチが置かれてあって、居心地良さそうです。
お堂近くにヤマガラちゃんも飛んできますが、先にお山に登らせてね。
お堂のところが一合目です。
この標識もよく見ると・・・
手彫りで彫られた標識です。
ちょっと登っただけで、この展望です。
景色がよく見えるようにと、この前登った時よりも、もっと木が切られたようです。
見えている山は仁尾から観音寺にかけて東西に伸びている七宝山系です。
この日はあわよくば、その東の端にある志保山にも登りたいのですが・・・・
年が明けるとさすがに見ることも少なくなったサルトリイバラの果実。
11時33分、山頂に着きました。
ゆっくり登っても20分ほどです。
山頂にも例のベンチがあります。
ここからの瀬戸内海も絶景ですね。
削り取られた汐木山の上はまるで宅地造成でもできそうなほど平でした。
志々島、粟島、高見島…冬になると登ってきた島の山が手に取るように見えます。
下りで見かけたコウヤボウキの綿毛も、さすがにもうあまり綺麗ではなかったです。
11時57分、あっという間に下山でした。
お堂の縁側でご夫婦が腰掛けられていて、見ると、ヤマガラちゃんにえさをやっていたのでした。
よく見ると・・・
奥さんの手の上でヒマワリの種をついばんでいます。
訊くと、ヒマワリの種を持参されているのでした。
優しい地元の方たちのおかげでヤマガラも寒くても餌に不自由しないんですね。
では私たちも餌・・・・間違いました(^^;)…ご飯にしましょうか。
お堂裏のベンチは数もたくさんあって、三密にならないようになっています。
有難いです。
私のこの日のお昼はカップ麺。
寒い時はやっぱりこれですね。
この日は寒そうだったので、久しぶりにプリムスを持参しました。
食後のコーヒーは熱々のお湯で入れるとしましょう。
ほんとはぜんざいも持参しようと思い、前夜にぜんざいを焚いていたのですが、さすがに荷物が増えるので朝になって諦めたのでした。
Pさんがお休みなのに、おやつがこれだけあるって、いったいどうなってるの??
まずは私が持参したマカロンとコーヒーをいただきます。
後半は日が翳ってきたので、お堂の中でコーヒーをいただきました。
あったかい場所があるって嬉しいですよね。
コメント