三豊の山に山仲間を案内する、その2、急登の次は激下りを
5年ほど前に登っていたと思ったのですが、もう7年も前のことになるんですね。
登山口は同じ場所でした。
↑山条山はとんぎり山と称されるほど、勾配のきつい山ですが、登り始めはこんな緩やかな登り坂です。
登り始めてすぐに、コクランの群生がありました。
花を咲かせた跡が見え、日当たりもまずまずなのでこういう場所では良く花が咲くようですね。
里山に多いランです。
登り始めてどれだけも行かないうちに、登山道わきにベンチが置かれています。
博智山でもそうでしたが、この辺り一帯の山々にはこれと同じベンチがどの山にも置かれているようです。
この看板、何のこと?
と思ったら・・・
確かに木にしがみついた子ザルに見えなくもないですね。
なかなか観察力が鋭い・・・
やがてロープ場が見えてきました。
急坂の始まりです。
今度は道の横に大家族のヤマザクラ・・・
数えたら10本の株立ちでした。
これは見事です・。
ヤマコウバシもほかの木々が落葉したころでないと、なかなか目に着きませんね。
アキレス腱が痛くなりそうな急登ですが、行く手に空の青が見えるので、もうちょっとです。
里山は急坂ばかりだけど、登る時間が少しなので我慢できます。
10時9分、山頂に着きました。
標高が低いのですぐに勝負がついて良いですね。
海と空の色が素晴らしいです。
上が削り取られた山は汐木山で、私が子供の頃はこんな台地みたいな山ではなく、まだ山の形をしていました。
↑2014年1月に登った際に撮影した画像ですが、この時はまだ山らしい恰好をしています。
見えている田んぼは昔は海だった場所です。
ここが海だったおかげで、宗吉で焼かれた瓦をすぐに船に積んで藤原京迄運ぶことができたわけです。
↑今日登った志保山の途中でこんな案内板がありました。
汐木の対岸は大見だったと・・・・
この界隈で育ったものにとっては、そんな昔があったのかといろいろと感じさせられます。
西を向けば、勝田池と国市池。
阿讃山脈や愛媛の山々は雲に覆われています。
左前方には今から登る爺神山(とかみやま)
10時16分、今度は154m地点を目指します。
そこには三角点があるのです。
この日は三角点巡りをしているRさんのために、なるべく途中の三角点もgetしようという心づもりです。
道はいきなりの激下りで、ロープが張られているのを頼ってしまいます。
足元にはこの季節とあって落ち葉がいっぱいで滑りそう・・・
何とか鞍部迄下ってやれやれ・・・
後は登っていくだけですが、登りの方がよっぽど楽かも・・・
少しトラバース気味についている道から斜面をほんの少しよじ登ったら、10時半ちょうどに三角点に到着でした。
12月にも見かけたキティさんの標識がありました。
7年前の登山の時は三角点はパスしています。
再び元の道に戻ると、手洗い水の石が見えました。
神社があるんですね。
進んでみるとちょっと立派な祠がありました。
花を供える花筒もあります。
祠裏の方にも道みたいなのがあったので、行ってみたけど、そちらは特に何もなし・・・
下山道は祠とは反対の方角についていました。
下山の道はこれまた素晴らしく落ち葉が積もっていて、山靴が落ち葉に埋もれそう・・・
アベマキ?クヌギ?
ずいぶん大きな葉っぱも見えましたが・・・
道は尾根の北側をトラバースするようについていて、先ほど登ったばかりの山条山が木々の向こうに見えています。
今度は尾根を下っていますが、ここも落ち葉がいっぱい・・・
登る人も少ないんでしょうね。
壊れた鳥居まで下ってきたら、そこが峠です。
時刻は10時50分。
展望を楽しむRさん。
この下は車道になっています。
間に車道があって、その向こうはもう爺神山の斜面になっています。
その狭い間を車道が通じているのです。
今度は車道を渡って爺神山に登ります。
コメント