黒森峠~青滝山~相名峠~梅ヶ市、その4、見事なブナとササ
杣野山ではこの日初めて、座って休憩しました。
この時はまだそれほど寒いとも思いませんでしたが・・・
10時6分、休憩を終えて、今度は青滝山を目指して歩き始めました。
↑一応、ピークらしくないピークでしたが、休憩後は下りから始まります。
笹が繁っているので、下りは笹の中が見えず、つまずきそうな気がしてあまりスピードが出せません。
↑下ってくるRさんとAさん。
山じいさんはストックも使わず、すたすたと下りますが、私たちはストックに頼って何とか下ります。
10時10分、何やら肥料の袋を切って作った?赤テープ代わりの道しるべのようなものがぶら下がっているところに下ってきました。
赤テープもあります。
どうやらここが海上集落の南にある海上峠のようです。
ここを北に下ると滑川渓谷なんですね。
↑峠から下を見下ろすと、何やら家の屋根のようなものが見えました。
トリミングすると、やっぱり屋根が見えていますね。
海上集落の家が見えていたようです。
海上集落の標高は477mとなってますから標高1120mの海上峠からだと800mの下りです。
昔はここを超えて梅ヶ市と往来していたのでしょうか。
人のもはや通らない峠道は、なんとなく哀愁を誘います。
この頃から青空も出てきますが、峠まで下ってきたので、ここからがいよいよ青滝山への登りに差し掛かります。
青滝山までは標高差200m弱の登りです。
飯野山の半分、頑張りますか!
山じいさんの話では杣野山から東の笹がどのぐらい刈ってくれているかで、この日の行動が決まるとか・・・
でも、海上峠から上も綺麗に笹が刈られていてほっとします。
見えている山は確か青滝山の前衛峰だとか?
辺りは気持ちの良いブナと笹です。
まだ花は咲いてないので、倒木に着生しているサルノコシカケでも写しますか。
ちょっと登るとまた平坦になります。
驚いたことに、北側の断崖絶壁に近い斜面でイワカガミがたくさん見えていました。
こんなところに咲くんですね。
なるほど下から吹き上げてくる風は冷たくて、こういう植物にぴったりの環境です。
シャクナゲも花芽を上げたのが少しありました。
シャクナゲから少し進んだところが、道を間違えやすいポイントなのだそうで、検分する二人?
今は笹刈りされていて間違うこともないそうですが、笹が生えていると間違えやすいとか。
雰囲気の良いブナが登山道の真ん中に立ってました。
ブナには太いツルが巻き付いていて「あれまぁ」と思ったら、ツルは綺麗に切ってありました。
笹刈りをしてくれた人がツルも切ってくれたのでしょうか。
保水力が素晴らしいブナからツララが下がっていて、確か、こんな光景を西毛無でも見ました。
この辺りから、笹がちょっと濃くなってきました。
この辺りがいちばん雰囲気の良いブナ林でした。
元気の良いササを見ていると、安心します。
南を見ると、池のようなものが見えていて、確かあれは面河ダムだったような?
黒森峠越で石鎚スカイラインのゲートを目指して走っていると、確か面河ダムがあったような記憶がありました。
ということは、下に見える集落は梅ヶ市ということ??
気持ちの良いブナ林はまだまだ続いています。
ブナ好きのRさんも満足の表情ですね。
中に、絡みついたツルが切られてないのがあって、そのブナはやっぱり弱っているようでした。
こんな太いものが絡みついたらひとたまりもないですね。
山じいさんが「鋸を持ってくるんだった」と悔しがります。
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