強風に吹かれた大川原高原、その3、ヒナワチガイソウ
お地蔵様の場所で何やら上の方に白い花が咲いているので、見上げると、これがヤマナシの花でした。
↑毎年訪れる皿ヶ嶺山頂に山梨の木があって、訪問時期によって花が見られたり見られなかったりするんですが、今日は期待してなかった分、嬉しい誤算でした。
下ってきたので、今度は高鉾山に向かって登り返しがあります。
これがまた見るからに急登で、讃岐の里山の山頂直下を思い出させるような登りでした。
上から見ると、下を登ってくるRさんとの高度感がすごいです。
頑張って登る足元にちっちゃなハルトラノオの花。
ハルトラノオは4月初めの皿ヶ嶺で嫌というほど見られたので、まぁ良いのですが・・・
振り返るとシロモジの花に咲きだしたばかりのヤマザクラ。
Rさんが追いついてきましたが、そのはるか下を登ってくるPさんの帽子が見えています。
この急登は毎週登っているRさんや私も堪えるのですから、Pさんには相当きついでしょう。
やっと登り切ったと思ったら、ここにもシロモジが・・・
山頂らしき場所にはベンチなどもありましたが、10人以上の方たちが休憩されていたので、先に進みます。ここは高鉾本峰というそうです。
私たちがこの日行こうとしているのは南高鉾山です。
先に進んでいると、白いスミレが咲いています。
葉を見るとナガバノスミレサイシンかな?
白いのでシロバナナガバノスミレサイシンでいいのかも?
以前にもカタクリの咲く場所で見ています。
その辺りで休憩しようと思っていたのですが、花が咲いているので休憩は後回しにして撮影します。
これはヒメエンゴサクかな?
エンゴサクは同定が難しくて・・・
ヤマヤマギかな?
ヤナギが芽吹くと春ですね。
Pさんがワチガイソウが咲いてるというので、見てみると、ほんとワチガイソウです。
でも、普通のワチガイソウと雰囲気が違うので、ヒナワチガイソウかも・・・
確か、薬研谷方面でも見たことがあるので、この辺りには多いのかもしれません。
咲いている場所も普通のワチガイソウとはちょっと違いますね。
↑道標が立っていて、ここが南高鉾山への分岐らしいです。
このまままっすぐ歩くと四国のみちになっていて、大道丸とか柴小屋山に行くようです。
工事中だという、その先を見てみたくて進んでみました。
すると・・・・
驚くような光景が広がっていました。
真下が整地されていて、これはここに風車が立つということのようですね。
しかも、この工事のための作業道がついていて、真新しいアスファルト道路がここまでついていました。
呆然とするような眺めで言葉を失いそうです。
ここまで山を削って風車を立てる必要があるの??
考えても詮無いことなので、分岐まで引き返します。
分岐から下っていると、山の陰に入ったようで、さしもの強風もここまでは吹いてきません。
一気に平和な歩きになりました。
アワノミツバツツジもぽつぽつと咲いています。
下り始めて数分経ったら、先ほどの風車までついている作業道に出てきました。
山歩きの途中でいきなりこんな道に出くわしたら、違和感多いにアリですね。
作業道へと下る場所にはこんな道標が・・・・
作業道に下り立ったRさん
風車のプロペラを運ぶためにはかなり大きなトラックが通るのか、相当な幅があります。
作業道を渡って、また登山道に入ります。
展望台があるというので、ちょっと登ってみましたが、さほど展望が良いということもなかったです。
ただ、シロモジとミツバツツジのコラボが見られました。
後は道標に従って歩き、もう一度車道に出たと思います。
最後にシロモジの咲く尾根を登っていくと、目指す南高鉾山のようです。
途中でカンアオイ系の花を発見。
花が咲いてましたが、ナンカイアオイかな?
青空にシロモジの花が綺麗・・・
とにかく、強風がここは吹いてないのが嬉しいですね。
12時30分、南高鉾山に着きました。
やれやれ、ここなら風も吹かないし、のんびりとお昼休憩できそうです。
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