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2021-06-04

二度目も花いっぱいの雲早~高丸縦走、その7、高丸への最後の登り

エントツ山さんに出合った後から高丸山の手前ぐらいが、この縦走路のハイライトともいうべき場所だったようです。

休憩中にエントツ山さんが「この縦走路のシャクナゲがいちばん好き」と仰ってましたが、確かにここの縦走路のシャクナゲは木もコンパクトで花つきが良く、可愛いです。

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これなども上から見下ろして撮影してるんですよ。

シャクナゲでこういう撮影ができるところって、そう多くはないと思います。

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一方、シロヤシオの方は大木が多く、「これで青空だったらね」とため息をつかれているAさん

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次第にブナが多くなってきました。

右下を見下ろすと、平坦地にブナの林があって、たぶんエントツ山さんが前夜テント泊されたのはその辺りだったのだろうと思いました。

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なだらかなブナ尾根に散り始めたシロヤシオの花が美しい

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ミツバツツジの赤い落花もあって、紅白の落花が見えています。

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そのうちに辺りはずいぶんガスが立ち込めてきました。

シャクナゲのピンクがガスの中にぼんやりと浮かびます。

この辺りで、この日二度目の弱い雨がぱらつきました。

それもいつの間にか上がって、結局、この日は雨具を出す場面もなくて、ほんとに幸いでした。

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ガスの中のシロヤシオとAさん

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ここのシロヤシオは緑の斑点のと赤い斑点のと、両方のタイプが咲きます。

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淡いガスの中ならではの光景です。

記憶に焼き付けておこうと思ったほど素晴らしかったです。

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青空もいいけど、こんな風景も好きです。

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この辺りになるとシャクナゲもぼつぼつという感じでしか咲いてないけど、再びピンクが現われました。

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ミツバツツジとのツーショット

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ガスが濃くて、行先がまるで見えないのですが、山じいさんはかなり前を歩いているのか姿が見えません。

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ブナを見上げると、ヤシャビシャクがすぐ上で見えたので、Aさんと撮影していると・・・・

先を歩いているはずの山じいさんが引き返してきました。

「踏み跡が薄くなったので、道を間違えたらしい」と

そうそう、この辺りで、間違えやすいところがあった筈・・・

1539mピーク辺りは間違えやすい個所でした。まっすぐ行かず、右に振るような感じです。

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↑この辺りから右斜めに下ります。

道標はありませんが、テープがあります。

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こちらも見事なシロヤシオ

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Aさんの後ろに境界の杭が入っています。

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ヤマシャクがこのコースのどこかにあったと思ったら、こんなところだったんですね。

でも花はもう終わっていました。

山じいさんは先を急ぐのかとっくに見えなくなっています。

Aさんは私に合わせてゆっくり歩いてくださってるのですが、ここから先は一本道だし自分のペースで歩きますから先に行っててくださいとAさんに伝えます。

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鞍部を越えたら、いよいよ高丸山へ向けての最後の登りです。

足元もあまりよくないし、確かきつかったような記憶が残っていました。

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綺麗な色のシャクナゲに励まされながら、一歩一歩、登ります。

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シロヤシオもほんとに見事・・・・

もうこの次の爆発は見られないかもしれないので‥‥いやいや、高丸側からなら来れるかな?

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もう少しで高丸かな~と思っていたら、年配の男性二人が花を撮影しに来られていました。

高丸から来られたそうです。

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↑この日は天気が悪く、シロヤシオのアップがどうもうまく撮れなかったのですが、ここでは花の赤い斑点が写ってますね。

登っていると、足元にピンクの花が落ちていて、色がアケボノのピンクです。

周囲を見ると・・・

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何と、アケボノツツジも咲き残っていました。

これですべてのツツジを見られました。

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足元の悪い尾根をなおも登っていきます。

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シカが走っているのか、どことなく荒れた尾根です。

この辺りもかなりきつかったですが・・・・

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晴れていたら、高丸の山頂が見えているのでしょうが・・・・

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尾根の向こう側が空が透けていて、もしかするとあの向こうが高丸山頂かな?

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15時13分、高丸山山頂に着きました。

やれやれ、これで、後は下りだけですね。

コメント

keitann様 こんにちは
シャクナゲにシロヤシオ、それにおまけで山間芍薬まで出てきてしまいましたが、この山行のBGMはあたりに漂う霧だったかもしれません。

青空のもとでみる花は華麗ですが、こういう霧の立ちこめた空間で過ごすと、気障な表現になりますが、多分に思索的、哲学的な気分になりますね。

山頂について・・・・そこでも哲学の時間のようですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

こちらの記事にもコメントいただき、ありがとうございます。

ヤマシャクヤクは徳島の山ではかなり当たり前に出てきますから、むしろ雲早では
少ないぐらいでした。
確かに漂う霧がこの日の基調でした。

いつもは山仲間たちとそれほど間を開けず、歩いていますが、この日はトップの
山じいさんがさっさと歩いたので、Aさんにもマイペースで歩いてもらい、私も
最後に一人でマイペースで歩いたので、かなりいろいろと考えながら歩いたかも
しれません。

単独行の場合は、たいてい自問自答などしながら歩いていることが多いです。
今日も里山ですが、久々に単独で歩いてきました。

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