床鍋~権現山~日本石、シコクイチゲを巡る歩き、その2、鉄塔
四国電力の保線路を歩くのはこれが二度目です。
道の様子はすっかり忘れていましたが、稜線直下の鉄塔だけは記憶に残っていました。
分岐から5分後の7時48分、グレーチングの橋を渡りますが、この橋は結構長いです。
床鍋谷という谷のようで、登山道のほうはこの沢の上流を渡渉しています。
↑橋を渡られるエントツ山さん。
橋のすぐ近くでやや赤みを帯びたヤマアジサイが咲いていて、それが赤石山系らしいですね。
ピンクっぽいヤマアジサイはほかの山ではあまり見ません。
木々の間から見上げると、ここからも稜線らしきのが見えます。
そして、このコースはとてもナツツバキやヒメシャラが多かったです。
歩いていると、あちこちで白い花が落ちていて、見上げてもなかなか見えないのですが、ここのは何とか撮影できました。
これはナツツバキかな?
土留めの丸太のそばで咲いているイヌトウバナ。
これも地味な小さな花でミズタビラコ。
こういう小さな花はエントツ山さんに言っても「それは草やで」と言われるので、言わずに黙って撮影します。(^^;)
急な登りにはちゃんと階段を切ってあって、いかにも四電の保線路という気がします。
あの階段を上ると尾根かしらん?
8時7分、鉄塔のところに出てきました。
この日初めて通過する鉄塔です。
確認すると24番鉄塔でした。
鉄塔を通過して尾根を登り始めると、靴紐を結びなおすエントツ山さん。
保線路横のササが枯れてしまっていて、痛々しい・・・・
赤石山系のササもシカに食べられてしまって、ずいぶん茶枯れてしまってます。
8時22分、23番鉄塔の下に出ました。
手塔の傍に赤く色づいているのはクロヅルです。
クロヅルの花ではなく翼果が赤く色づいているのですが、これがヘタな花より美しいのです。
そしてその隣に咲いているのは夏の花の省庁みたいに私が思っているノリウツギの花です。
この花を見て、「キャー」と喜んでいると、エントツ山さんがびっくりして「ヘビが出たかと思った」と・・・驚かしてしまってすみません・・・
23番鉄塔を通り過ぎるときに、今度はリョウブの花が咲きはじめてました。
車道沿いでは真っ白に咲いてましたが、ここではまだ咲き始めたばかりなんですね。
この後、お腹が空いたので、少し休憩を取ってもらいました。
時刻は8時29分。
おむすびを一つ食べておきます。
何しろこの日はちょっとハードなコースを歩く予定ですからエネルギー補給は大切です。
10分ほど休憩したら、再び歩きはじめます。
相変わらず尾根を登るのですが、足元にナツツバキの花が落ちてます。
でも、上を見上げても、見えないことの方が多いですね。
この尾根をずっと登って行った方が権現山に行くには近いんだけど、ルートはこの後トラバースしますとエントツ山さん
でも、道のないところを歩くのはいろいろと大変ですから、急がば回れでしょうか。
8時45分ごろ、なるほど道が西に向かってトラバースし始めました。
この辺りになると橄欖岩っぽい岩が出てきます。
ここは標高1350辺りで、瀬場からの右俣コースも標高1300を超えると橄欖岩の道になります。
道沿いのササは相変わらず、枯れたササばかりでちょっと気が滅入ります。
でも、まずまずの大きさのブナが現われました。
赤石山系にはブナは少ないので、見つけるとちょっと嬉しくなります。
橄欖岩の道を緩やかに登っていくと・・・・
8時58分、鉄塔に出ました。
これは22番鉄塔ということですね。
ここまで来たら、西側に東赤石が見えてきました。
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