今年も蒜山のササユリに会いに、その4、ササユリロード
去年は青空の下、快適な稜線歩きだったのですが、今年は曇り空です。
それでも梅雨の最中なので、雨が降ってないだけ良しとせねばなりませんね。
↑二輪並んで咲いている美人姉妹・・・・
ガスがたちこめていて、いきなりという感じで避難小屋が見えてきました。
山頂はこのすぐ先のはずです。
山頂にいらっしゃる数人の人影が見えていますが、ガスのせいではっきりとは見えません。
その前にはイブキトラノオの花・・・
そうそう、蒜山はイブキトラノオも多いのでした。
ササの中で咲いているイブキトラノオ
10時59分、山頂に着きました。
11時ですから、ここでお昼を食べることにしましょう。
ここで食べなかったら、上蒜山まで食べるような場所がありません。
ベンチがふさがっていたので、山頂周辺の石にでも座って食べようとしていたら、目の前のベンチに座っているグループの男性たちが、ベンチを一つ譲ってくださいました。ありがとうございました。
蒜山は暑いとばかり思いこんでましたが、さすがにガスで風も少し吹いていたので、山頂はじっとしていると肌寒いです。長袖の上衣を出して着込みました。この日は飲み物も冷たいものばかりを用意していて、ポットだの熱いお湯の用意はしていません。
体が冷えるといけないので、11時20分には出発しました。
それに午後からの方が天気が悪くなるとの予報なので、早めに下山した方が良さそうですから・・・・
縦走路の分岐まで戻ります。
有難いことにここから先も草刈がされてました。
3年ほど前の秋にここを下った時、ずいぶんぬかるんでいたのですが、今回はそれほど歩きにくいこともなかったです。
これはクロヅル?
花はまだですが、中国地方には少ないようです。
オオナルコユリはRさんに片方を持ち上げてもらい撮影します。
そのままの状態だと、花が葉の下に隠れて撮影しにくいのです。
ここでまたしてもウマノアシガタを見ました。
連続3週見ましたが、高山で咲いているのはやはりキンポウゲと呼んでやりたい気がします。
去年はなかなか咲いている株がなかったオオバギボウシでしたが、今年は咲いています。
シモツケもすでに開花していました。
少し下ったあたりからササユリが多くなってきました。
向こう側から歩いてい来るグループともすれ違いました。
縦走路の真ん中で2輪並んで咲いていました。
草刈した人も、ササユリだけは刈らずにちゃんと残してあります。
草刈の時期が早すぎると、ササユリ迄刈り飛ばすことになるようで、同じ岡山でも泉山のササユリは今年も草刈りで刈り飛ばされてしまったと聞きました。
草刈の時期を、ササユリの蕾が大きくなってからにすればよいのに・・・・
蕾が小さいとササと区別が難しく、どうしても刈り飛ばすのだと思います。
雨のため、花粉でお顔が汚れてしまってます。
梅雨時に咲く花なので、それが宿命なんでしょうか。
ガスはがほんの少しだけましになってきたようです。
下の方も少しだけ見えています。
でもこの後、またガスが濃くなりました。
下ってくると、周囲が灌木のような場所もあって、そんなところではヤマアジサイが咲いていました。
立ち上がって咲いているコナスビの花。
イブキトラノオもたくさん咲いています。
振り返ると、晴れていたらRさんの後ろには中蒜山が見ているはずなんですがね・・・・
イブキトラノオも草刈りで刈ってしまわないように、ちゃんと残してありました。
keitann様 こんにちは
この時の天気は写真で見る限り、ガスが立ち籠めて、結構涼しく歩けたようですね。
雨に遭わないだけ儲けものでしたでしょうか? こういう天気ですとブユなどには遭いませんでしたか?
草刈りの済んだ稜線歩きで、そこに咲く笹百合の花は絵になりますね。
記事の初めの二輪は素晴らしい色具合だと思いました。
ササユリのほかにイブキトラノオも多いようですが、これな珍しいと思いました。
草刈りのついでに笹百合も刈り込んでしまう・・・・もったいないことですね。
三河でも同じようなことがありますが、場所によってはササユリが芽出しの頃に篠竹をそのそばに突き刺しておいて防御していたのを見て、良いアイデアだなと思いました。
投稿: ぶちょうほう | 2021-07-08 09:28
ぶちょうほう様、こんばんは。
中国地方の蒜山や大山は夏には暑い山という印象があります。
標高も1000mちょっとの蒜山は、夏場の縦走はとても無理でしょうね。
今回も照っていたら、相当暑かったと思いますが、幸いというか残念にもというべきか
お日様が出ることなく終わったので、風が吹いたりすると肌寒かったです。
それでも登山口から五合目までは風が通らず汗が流れ落ちましたよ。
ブヨはこの日は気になりませんでした。
今年に入って、まだ私自身はブヨに悩まされていません。
あまりブヨに付きまとわれる方ではないという体質もあります。
ササユリもイブキトラノオも四国の山でも見かけますが、蒜山のようにたくさんは
咲いていません。イブキトラノオはシカが好むのか、剣山の株などはほとんどシカに
食べられてしまったようです。
中国地方の山は冬に雪が積もるせいか、シカがあまりいなくて、植生が守られて
いるので、花はたくさん咲くようです。
花を大事に思う人が草刈されると、ササユリを刈ってしまうなんて馬鹿なことは
しないと思います。那岐山でしたか、サラサドウダンを見に登った時、ササユリの
株の横に仰るように目印の何かを立ててましたね。
投稿: keitann | 2021-07-08 21:52