3年ぶりの遠くの山は、その10、露天風呂三昧
温泉神社からほんのちょっと下ったところに三斗小屋温泉がありました。
↑いかにも鄙びた温泉宿という感じの木造の建物です。
普通は峰ノ茶屋から温泉に来られる方が多いので、看板は石段の下側にかかっていました。
私たちが泊まったのは2軒ある温泉の煙草屋さんの方です。
入り口の三和土でチエックインというか受付を済ませたら、2回の部屋に案内していただきました。
勿論、エアコンなどというものはありませんが、この日はちょっと暑いぐらいでした。
網戸の入った窓から見えている山は、三倉山方面らしいです。
この三斗小屋温泉はインターネットも繋がらず、電話もつながらないという不便な場所にあります。
無事に着いたことを主人に知らせようと思ってもスマホも使えないので、受付で頼んで衛星電話の公衆電話を使わせてもらいました。公衆電話を使うなんて何年ぶりかな?
主人の携帯に無事繋がり、到着したことを知らせると、あっと言う間に用意した100円玉2枚が落ちました。(^^;)
後はお昼寝するのと温泉に入るぐらいしか、することがありません。(^^;)
一昔前なら真夏でも涼しい場所なんでしょうが、いまどきは北海道ですら真夏日があるという今の日本です。部屋の日陰になる場所で、皆でごろんと昼寝をします。
露天風呂は時間制で女性専用になるそうなので、見計らってOさんと露天風呂に入ってきました。
この日は宿も空いていたので、女性はOさん、私以外ともう一人の方だけ。
私たちが温泉に入っていると、もう一人の方が入ってきました。
年季の入った山女の方で、いろいろな山にも登られていて、楽しいお話を伺いました。
お風呂から上がったら、大きな太鼓が打ち鳴らされて、それが食事の合図だそうで,一階の広間に下りて夕食をいただきました。
いまどき珍しい、足のついたお膳の上に夕食が並んでました。
勿論、3人ともビールをいただきました(^^;)
食後に、私は再び、一人で露天風呂に浸かります。
↑ちょうど夕焼けに染まった山々が見えています。
一人で露天風呂から眺める山々・・・・
沢筋にはまだ少し雪が残っているみたい・・・
調べると流石山や大倉山が見えているのだそう・・・・
考えたら、温泉に入るのも久しぶりかな~
夜は星が見えるかと思ったのですが、月が意外に明るくて星空は期待したほどではありませんでした。
この宿では、今はコロナ対策でインナーシーツ持参でということで、私も前もって準備していきました。夜はさすがに冷え込んで、お布団を使いました。
宿のすぐ下を沢が流れているので、夜中に寝とぼけて沢の音を雨の音と勘違いして「え?雨が降ってるんだ」とびっくりしたり・・・
でも、疲れで、そのほかはぐっすりと眠り、翌朝も3時半に目覚めました。
翌朝も4時半ごろから露天風呂に浸かりました。
ただし環境の観点からか、せっけんやシャンプーの使用は禁止されていて、純粋に汗を流すだけしかできません。
翌朝も朝食後、まもなく出発しました。
出発は7時15分です。
四国なら、こういう山の中はブナ林なのでしょうが、緯度が高いのでちょっと高い場所はダケカンバが生えています。
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