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2021-09-15

ふいご温泉から高越山に登る、その3、ツリバナとマツカゼソウ

階段に腰掛けてお腹にも少し詰め込んだら、出発です。

中の郷は高越山までの道のりの約半分ぐらいでしょうか。いや、まだ半分も来てないかな?

ここから登る人も多いようですが・・・・

休憩後の歩き始めは10時14分です。

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登山道に戻ったら、アカガシの大木迄20mという看板があったので、寄ってみることにします。

20mならすぐ近くですからね。

ところが、池の近くなのですが、どの方角にあるやらわからず、ちょうど近くを通りがかった下りの男性にお尋ねして教えていただきました。

↑あまり高くないので、目に付かなかったのですが、幹回りはかなりありそうで、風格が漂っている古木でした。樹齢1000年とか。

元に戻らずとも、大木のすぐ上を這いあがったら登山道に復帰できました。

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↑少し歩いたら「桜の馬場」と書かれた場所を通過します。

ちょっと土豪をイメージさせるような道でしたが、馬場ということはここを馬が走ったんでしょうか?

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その先に青々とした繁みが見えてきて、何かな?と思ったらマツカゼソウの群落でがっかりしました。

マツカゼソウ自体はなかなか味わいのある花ですが、最近、徳島の山ではずいぶん増えていて、これが群生する山はシカがかなり入り込んでいるようなのです。

数年前に夏の寒峰に登った時もうんざりするほどマツカゼソウが咲いていました。

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さらに登ると、今度は植林になっていて、林床にコミヤマカタバミの葉が見えます。

春先はコミヤマカタバミが咲くんでしょうかね。

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これはヌスビトハギの花です。

最近はアレチヌスビトハギが多くなって、在来種のヌスビトハギもあまり見かけないようになっています。

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↑因みにちょっと前に山地で眺めてきたヌスビトハギの果実です。

この果実の形が「盗人の忍び足の足跡」に似ているということから、ヌスビトハギという有難くない名前がついたとか・・・

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山頂まで2kmの道標が出てきました。

次に1kmの表示があったら、休憩しようと言い合いながら登ります。

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アカマツの枝に「遍路道」の札がかかっています。

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正面にノリウツギの木があって、その下に何かの苗木を植えている様子。

苗木はネットで囲われていて、やはりここはシカが多いので、シカに食べられないようネットで保護しているようです。

Rさんが苗木を見て「ヤマザクラの苗木みたい」と。

先ほど桜の馬場とあったので、納得しました。

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すぐ上にツリバナの実が弾けたのが見えました。

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↑まずまずの実がついていて、花が少ないので、これは楽しめました。

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赤い果実は、ヘタな花よりも綺麗です。

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なおも登っていくと「吉野川市官行造林地」の札が見えてきました。

官行造林地とは耳慣れない言葉だったのでググってみたところ「公有林野等官行造林法(大正9年法律第7号)に基づき、国が公有又は私有地に造林をした分収林であり、林野庁が管理を行っているものをいう。」とありました。

たぶんこの辺りは高越寺の所有地なのだろうと思います。

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スギ林の中に誰が積んだのかケルンが見えてきたので、私たちも小さな石を拾って積ませてもらいました。

この辺りに落ちている石は平べったくて、積みやすいです。

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信仰の山らしく丁石が見えてきました。

その前にもマツカゼソウの群落が・・・・

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小さな白花が見えたので、思わず「スズコウジュ?」と思ってしまいましたが、イヌトウバナみたいです。

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今度はヤマジノホトトギスの花を誰かが摘んで捨ててあると思ったら、なんと地面からいきなり咲いていました。

こんなに小さいのはやっぱりシカに食べられたからだと思います。

シカが入っている山の花は何でもすごく小さいのです。

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対照的にマツカゼソウは大群落を作っていました。

独特の臭いがあってシカが食べないそうです。

時間がはっきりしないのですが、この辺りで10分ほどの休憩を取っています。

この後、単独の女性が後ろから来られたので先に行っていただくことにしました。

この山は単独女性が多いですね。

香川でいえば、飯野山に登るような感覚なんでしょうか?

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11時9分、分岐のような場所がありました。

先ほど追い越されて行った単独女性は右手に行かれましたが、順路は左を指しています。

ここは私たちは札通り、左に進みました。

たぶんこの上のどこかで合流しているのでしょう。

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道沿いに綺麗な斑入りのスミレの葉が出てきて、スミレの好きな私は気にかかりました。

フイリヒナスミレとか??

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道の右手少し上の方に祠が見えてきました。

紙パックみたいなものがお供えしてあります。

最初は誰か不心得者が飲み終わった紙パックを置いてあるのかと思っていたら、大間違いでした。

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11時14分、「合掌」と書かれたところまでやってきました。

いよいよ信仰の山という雰囲気ですね。

書かれてある通り、合掌をします。

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後ろからやってくるRさん。

やはり合掌をします。

周囲の木々は大木が多くなって、さすがに高越寺の御神域に入ってきたなぁと思わせられます。

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またしてもマツカゼソウの生い茂る土豪みたいな道を登っていくと・・・

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八丁坂と書かれていました。

いよいよここからは急坂になるようですね。

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先ほどからRさんが途中に休憩小屋があって、前回登ったときはそこで休憩したことを覚えていると

話していたのですが、その時一緒に登った私は、全然覚えていませんでした。

それがRさんの記憶通り、ちゃんと小屋がありました。

良く覚えていてくれてさすがですね。

人間の記憶って当てにならないのもいいところで、私などブログ迄アップしていたのに、完全に忘れていました。

この休憩小屋を11時36分通過しました。

コメント

おはようございます。
私も昨日裏高尾・日影沢でマツカゼソウ見てきました。
とても好きな花です。

おみやさん、こんばんは。

昨日は裏高尾に行かれましたか?
高尾山はもう10年近く前に春に訪れたきりです。
いろいろな植物が手軽に見られて良い山ですね、

マツカゼソウは私も好きな花でしたが、最近はシカが入っている山にばかり
大群生しているので、ちょっとイメージが悪くなってしまいました。

keitann様 こんにちは
まず、記事冒頭の御神木ですが、幹の量感やコントラストが抜群で素晴らしい出来栄えだと感じ入りました。
ツリバナの実も、仰言る通り「ヘタな花よりも綺麗」に撮れているかもしれません。
ケルンは安定感が良くて高さもありますね。
マツカゼソウに対してはkeitann様が感じるのと近い感じ方をしてきましたが、名前が風流でロマンチックですので、おみや様が感じられるような受け取り方もありそうですね。
シカの食害は日本中で取り上げられていますが、本当に何とかならないものでしょうか。
山道の記憶・・・・うろ覚えと物忘れの世界でしたら、小生の得意分野だったと思いました。

ぶちょうほう様、こんばんは。

アカガシの古木はさぞ背の高い木だろうと思ったら、樹高はさほどでもありませんでした。とはいえ、風格は素晴らしかったです。

ツリバナやマユミなど、秋に華やかな実をつける木の花は開花時はずいぶん地味ですよね。でも、果実になると、これが花の少ない秋の季節には花よりも良く目立ちます。

マツカゼソウは香川にも咲きますが、以前は私も好きな花でした。
今でもシカのイメージさえ伴わなければ、いい花には違いないですね。

この時登った高越山には10年ぶり以上でしたが、相当、秋の花が少なくなっていて、がっかりしました。それに比べて、阿讃山脈は今でもシカがあまりいないので、植生が保たれているのを感じます。
吉野川流域の平野部をシカはさすがに横切っては来れないようです。

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