まるで夏山?10月半ばの西赤石、その4、センブリ
銅山越では少し西山方面まで移動して、休憩しました。
その方が日当たりも良いし、行く途中に銅山越のセンブリの様子も見られますから・・・
↑銅山越から眺める西赤石はあまり色づいてなさそうです。
「まだまだやな~」とエントツ山さん・・・・
すこぶる天気が良いのですが、銅山越方面に登ってきている人は少なそうですね。
やっぱり皆さん、石鎚方面へ紅葉を見に行ってるんでしょうか?
↑今年の夏は白山ではヤマハハコをよく見かけましたが、四国で咲くのはホソバノヤマハハコです。
Kさんがセンブリを見つけてくださいました。
良かった良かった・・・・
でも、とても小さい株です。
よく見ると周囲にもたくさん株がありましたが、ほとんどの株が終盤でした。
去年、大株があったところまで行ってみましたが、今年は見当たりません。
仕方ない、どうやらセンブリを見るにはちょっと時期が遅かったようです。
適当場な所で座って、おにぎりを一つ食べます。
何しろ西赤石へはこれからまだまだ登らなくてはいけないのです。
私たちより後に来られた夫婦連れの方は休憩されずに山頂方面へと登って行かれました。
↑「早く行かないと西赤石に辿り着けないよ」とエントツ山さんに促されて、慌てて、出発しました。
う~~ん行く手の西赤石はどう見ても紅葉しているようには見えませんね。
銅山越の先は、ちょっとした樹林帯歩きになります。
ここは木陰で涼しいけど、すぐに日向に出ます。
樹林を抜けてちょっとのところで、後ろを振り返ると、石鎚山系が見えてきました。
ここで見えるのは、まだチチ山や笹ヶ峰ぐらいです。
チチ山の尾根がものすごい急勾配でびっくりしました。
何しろ西赤石に登るのもちょっと久しぶりのことですが、こんなにチチ山がはっきりと見えるのは初めてかも・・・・
足元に、小さなセンブリが咲いています。
銅山越周辺にセンブリが咲くのは5年ほど前に知ったのでした。
石鎚山系の稜線がだんだん見え始めます。
登るにつれてせりあがってくるのがなんとも言えず爽快ですね。
↑ガマズミの実が鈴なりでした。
チチ山の下あたりに雲海が見えています。
手前に見えるのは春に登った綱繰山と西山ですね。
センボンヤリの秋の閉鎖花がもう綿毛になっていました。
もうちょっと上の方にもセンボンヤリが咲く場所があった筈・・・
春の花は可愛いけど、秋の閉鎖花は似ても似つかない姿形です。
銅山ヒュッテへの分岐を通過します。
時刻は11時13分。
エントツ山さんが私たちと同じ日浦ルートを登ることに変更して下さって良かったです。
山頂で11時に逢いましょうなんて、土台無理な話でした。
山頂まではここからまだ1時間ほどかかります。
銅山越を過ぎてから、何度かアップダウンがあり、ニセピーク?のようなのを2つほど越えないといけないのです。
まだまだ西赤石は見えていません。
こんなところにもセンブリが咲いていました。
この辺りのセンブリはどういうわけか4弁の花ばかりです。
錆びた古い道標のある分岐を11時21分に通過しました。
ここは5年ほど前にいつもの女性ばかり3人の山行で下ったことがありますが、接待館近くに下っていく道です。
岩場の展望の望める場所でエントツ山さんとKさん
シロモジの来年の花芽も撮影しなくては・・・・
赤くてぷっくりして可愛い・・・・
少し登った後の平坦部を歩いていると、辺りにヤマブドウの葉っぱが見えてきました。
よく見ると、ヤマブドウの実がなっています。
今年は初夏にヤマブドウもサルナシも花が良く咲いていたので、豊作かなと思っていました。
↑画像の黒いのがそうですが、手が届きません。
背の高いKさんに頼んでストックでひっかけてもらおうとしましたが、それでも届きませんでした。
エントツ山さんがさっさと進んで行かれるので、後ろ髪をひかれながら、先を急ぎました。
↑ガマズミの真っ赤な果実の後ろに赤く染まったヤマブドウの葉。
↑まだ平坦部を歩いていますが、道の両側のササが枯れてしまってました。
どうやらシカの食害ですね。
5年以上前はこんなことはなかったです。
権現越も悲惨なことになっているし、この先、どうなるんでしょう??
まだ青々とした葉をつけたカマツカに赤い実がなっています。
この辺はうっすら染まっていると言えなくもないけど、やはり紅葉には程遠いですね。
青空だけはこの日は素晴らしかったのですが・・・
登りにかかると、夏かと思うほど暑くて、汗がだらだら流れます。
とても10月半ばの高い山に登っているとは思えません。
雲海が上から眺められる場所まで登ってきました。
沓掛~チチ山の吊尾根の後ろには石鎚や瓶が森の姿がはっきりと見えています。
この日は紅葉はダメみたいですが、展望は期待できそうですね。
↑岩場にはアキノキリンソウがまだかわいく咲いていて、愛でながら登ります。
シロモジだけが黄金色に染まっています。
岩峰がひときわ目を引く前赤石。
↓2015年10月13日撮影の同じような場所からの画像です。
今年の山行日は10月15日で、2015年にはそれより2日早く行ったのに、綺麗に紅葉していたのでした。
↑ナナカマドも葉はまだ青々としていますが、実だけは赤く色づいています。
道沿いにテンナンショウの赤い果実が見えていましたが、この姿では種類まではわかりませんでした。
いつものごとく、いろいろと撮影しまくっていたら、前を行かれるエントツ山さんとKさんの姿が見えなくなりました。どうやら私一人が、遅れてしまったようです。
アキノキリンソウ、今年はまだ見てません。センブリ、滅多に見ることができません。毎朝見せて戴くのがとても楽しみです。
ありがとうございました。
投稿: おみや | 2021-11-06 05:19
おみやさん、こんばんは。
アキノキリンソウ、関東には少ないのでしょうか。
四国の山には鉱山から里山まであちこちで咲いてますよ。
3日も里山で結構見てきました。
センブリも3日に里山にいっぱいあったし、昨日の山でも咲いた跡がたくさん
ありましたので、来年はその時期に行ってみたいいと思いました。
投稿: keitann | 2021-11-07 21:05
keitann様 こんにちは
センブリというシンプルな造形のこの花は小生的には好みの花ですが、今年はまだ見ていません。ぼやぼやしていると遅い花でも時季を過ぎてしまいますね。
画を見る限りでは素晴らしい秋空と思い込んでしまいますが、実際には大汗掻いて歩いているのでしたね。
でもガマズミやカマツカの実はちゃんと赤熟していますし、山ブドウの実も採って食べたくなるほどに熟していたようですから、自然界はイレギュラーな形で秋を体現しているようですね。
同行男性のスピードと、遅れながらも付いていくそのバランスが絶妙だと思いました。
投稿: ぶちょうほう | 2021-11-11 09:49
ぶちょうほう様、こんばんは。
センブリの花は可愛いですね。
私も好きな花ですよ。
御地ではどうなのかわかりませんが、当地ではもう里山のセンブリですらも
先週には終盤となっていました。
先週はイヌセンブリが丁度見ごろだったようで、もう少しするとムラサキセンブリの
季節に入ると思います。
この日は山歩きもずいぶん暑くて、10月半ばになって標高1600以上の山頂で木陰を
探したのは初めてのことでした。今年は暑いかと思えば、そのすぐあとで寒くなる
という気温の乱高下が特に顕著みたいです。
でも、山に季節は遅れながらも順調に進んでいて、木の実やその季節の花はちゃんと
見られました。
同行の方の歩きは速いのは速いのですが、私がきっと撮影枚数が多すぎるので、後れを
とるんでしょうね。
投稿: keitann | 2021-11-11 23:15