白髪山から三嶺に登る、その10、風を避けてコーヒータイム
カヤハゲが近くなってくると、待望の三嶺の姿が望めるようになりました。
これこれ、この姿が見たかったのです。
AさんとRさんがすかさず激写します。
↑往路ではまったく見ることができなかった三嶺の姿は念願かなって帰り道で見ることができたのです。
念ずれば通ず??
アオハダの実は帰り道もやっぱり青空バックとはいきませんでしたが・・・それでも可愛かったです。
ダケカンバのバックは青空でした。
コミネカエデかな?
翼果の赤い色が綺麗ですね。
振り返ると、ここから眺める天狗の姿は、完璧な三角錐です。
↑そろそろカヤハゲへの登りに差し掛かろうというAさん
東の方角を眺めると、剣山や次郎笈は見えてないのですが、見えているあの山は??
あの位置に見えるということは塔ノ丸?
Aさんに確認していただくとやはり、塔ノ丸でした。
塔ノ丸に単独で登ったのも紅葉の時期でした。
登った山が見えるのはとても心躍るものですね。
そして・・・・カヤハゲ迄登ってきたとき、ようやく青空がバックに見えてきました。
この姿です、見たかったのは・・・・
名頃から登ったのではこの姿が見ることができません。
もうこのコースを登るチャンスはないかもしれないので(私だけですが)記念に撮影します。
10年前は今より若かったから、そんなこと考えもしなかったのですが・・・・
因みに10年前に一緒に登ったというか連れて行ってくださったTさんは6年前に帰らぬ人となりました。次があるかどうかは、わからないのですから・・・
因みに、そのTさんのブログにも一緒に登った三嶺の記事が残っていました。
本人が亡くなられてもブログの記事は残っているのですね。
懐かしく読み返した記事はこちらです。
ズームすると、三嶺の小屋や山の上にいる人まで写ってました。
ここから一気に下山はできないので、ここいらで一度休憩しましょうということになりました。
ただ、相変わらず、吹き付ける風が強いので、風を避けて・・・・
大きな岩の西側に行ってみると、うまい具合に風がありません。
14時44分、最後の休憩を取りました。
ポットの熱いお湯でコーヒーを淹れ、甘いお菓子をほおばりました。
寒い時は甘いものが美味しいので、私はコーヒーにコンデンスミルク迄入れましたよ。
ネットはシカ除けネットです。
はるか向こうで光っているのは太平洋です。
手前にはカヤハゲに多いススキ
ススキが西日に光って綺麗です。
光る海と光るススキを眺めながらのコーヒータイムは、一生憶えていることでしょう。
そして最後に、今から越えなければいけない白髪山を撮りました。
14時44分、休憩を終えて、最後の歩きにかかりました。
剣山系の主稜線の向こうにちょこんと頭を出した石立山を見ながら、鞍部迄下ります。
シカが出没しているところに多い眺めですね。
鞍部迄下ったら、きつい登り返しが待っています。
途中で振り返ってカヤハゲを眺めるRさん
15時6分、まずは韮生越まで登ってきました。
しかし、この先の白髪分岐までが帰路ではいちばんきつかったです。
西を見ると綱附森、その手前にススキの群落
白髪の分かれまでの道はシカ害で荒れた痛々しい道でした。
赤い実はカマツカ?
朝にはガスで見えなかった白髪避難小屋が見えました。
撮影は忘れましたが、この辺りが白髪分岐です。
時刻は15時34分、待っていてくださったAさんが、ここからの下りで白髪小屋への道を下るかそれとも朝も通った白髪山山頂を通るコースを下るか、どうしますか?と・・・
Rさんが白髪山コースを行きますということで、決定。
距離は長いけど、展望がよさそうですからね。
そんなわけで、そのまま白髪山への道を歩き始めました。
もうちょっとで、剣山の雲も上がりそうですが・・・・上がってくれるかな?
石立山も驚くほど近くに見えています。
白髪避難小屋の周囲にはテントも数張り張っているようで、やはりこのコースは人気なんですね。
剣山へと至るたおやかな稜線
石鎚山系とはまた一味違う魅力があります。
もうすぐ剣山の姿がすべて見えそうになってきました。
カマツカの実、初めて見ました。
山の中で飲むコーヒー、さぞ美味しかったでしょうね。
投稿: おみや | 2021-11-22 05:33
おみやさん、こんばんは。
カマツカは低山から高山迄幅広く見られる樹木です。
バラ科なので、赤い果実はバラの実にちょっと似ています。
山で飲むコーヒーは寒い時は最高ですね。
投稿: keitann | 2021-11-22 21:56