久々の県境歩きは六地蔵越~雲辺寺山、その2、三角点
車を置いた場所からほんの数分で県境にある六地蔵のところまでやってきました。
↑六地蔵という割には、お地蔵さまが二体しか見当たらない・・・・と思ったら・・・
↑一つの石に6つのお地蔵さまが彫られていたのでした。
あちこちの峠でお地蔵さまが六体並んでいるのをよく見かけますが、こういう形の六地蔵を見たのは私は初めてかもしれません。
調べると、もともとの六地蔵というのは、古い峠道にあったようで、それをこの車道を通した後に、この場所へと移したようです。
9時2分、六地蔵さまのすぐそばから登り始めます。
↑これが登山口です。
因みに東へと続く縦走路は県境の標識のすぐ下から登っていました。
この道はPさんが最近歩かれたそうですが、滑りそうな急だそうです。
で、こちらは私たちが本日登る雲辺寺への道です。
登り始めてすぐに「阿讃縦走路」という文字が見えて、安心します。
阿讃の県境歩きではこれが出てくると、ほっとしますね。
正面に見えるのが最初のピーク?とPさんに尋ねると「まだまだ」という答えが返ってきました。
登り始めてすぐに、「記念植樹」と書かれた杭が~3本出てきました。
河内小学校というのは山本町の小学校のようです。
ネットで検索してみると、平成28年に閉校になったようで、今ではなんと株式会社河内小学校というのができていてビジネスに取り組んでいるとか・・・
で、植樹された木が一体何の木なのか、それがさっぱりわかりませんでした。
10分足らず登ると、後は傾斜もそれほどでもなくなりました。
もう咲いている花は何もなくて、コウヤボウキの綿毛が見られるぐらいです。
綺麗な赤い実が出てきましたが、枝には葉の一枚も残ってなくて、何の実なのかわかりません。
これはノリウツギのドライフラワーになったもの。
最初の三角点がある「蜂ヶ谷」までやってきました。
これがこの日最初の三角点でした。
因みにこの日の歩きでは5つの三角点を通過するそうで、三角点ハンターのRさんはそれを楽しみにしていたようです。
道はほぼ平坦な道となり、防火帯を意識しているのか、広い幅で樹木は見当たりません。
アップダウンもそれほどなく、めちゃくちゃ歩きやすい道が続きます。
まるで高速道路みたい・・・
わきに見える木にはやはり「阿讃縦走コース」という札が取り付けられていました。
↑ほんとに、歩きやすい道でしょう?
こんな道ばかりだったら1キロや2キロはすぐ歩けます。
行く手に石碑のようなものが見えてきました。
近付くと、「右こんぴら 左うんべんじ」と書いてあります。
つまり石の道しるべですね。
右とは私たちが登ってきた道のことのようで六地蔵越を経由して金毘羅さんへと向かう道だったのでしょうか。つまり、昔の人も歩いた道と思えば、ただの山歩きとは一味違う味わいがあります。
石の道標は腐ることもなく、長い年月を経ても往時を偲ばせてくれてよいですね。
石の道標を過ぎてすぐに、真っ赤なツルリンドウの実を見つけました。
ツルリンドウの実とコウヤボウキの綿毛は冬の間の山歩きの楽しみの一つです。
10時丁度に、三角点かと思ったら、そうではなくて石の杭のようなものがありました。
この場所を南北に通る破線の道があったようですね。境界の杭?
破線の道の北の行き先は集落があった場所だと思います。
ただし、道はもう荒れてしまってるでしょうが・・・
↑二つ目の三角点です。
直ぐ近くに最近珍しいキティさんのプレートが取り付けてありました。
点名は「山本」のようで、標高は673,3mとなっています。
よく見ると、その下には「辻財産区」のプレートがついています。
財産区って何??
調べてみると「 特別地方公共団体の一つ。市町村および特別区の一部で山林、温泉などの財産をもつか、あるいは用水施設、公会堂などの公の施設を設けている場合において、その財産または公の施設の管理と処分についてだけ権能をもつ法人。ふつう、執行機関、議決機関は置かれず、財産区のある市町村または特別区の長および議会がその権能を行なう」とありました。
山歩きをしていると、時々、日常生活では目にしないような言葉を見かけるものですね。
辺りは相変わらず、ほぼ平坦な道となっています。
歩き始めて1時間以上経っているので、ここいらで一服することにしました。
私はこの日はまだコーヒーを飲んでいなかったので、優雅にコーヒーまで淹れました。(^^;)
こんにちは。相変わらずの健脚でいらっしゃいますね。六地蔵のこのパターンは見たことがありません。赤い実は何でしょうかね。ガマズミっぽいですが冬芽を見るといくらか見当が付きますね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2021-12-29 18:49
多摩NTの住人様、こんばんは。
病後のほうがかえってしっかり歩けるようになったみたいです。
寒い時期は汗をかかないので歩きやすいかもしれませんね。
六地蔵は普通は峠などにお地蔵さまが6体いらっしゃいますよね。
調べると、この六地蔵はちょっといわくがありそうでした。
赤い実、葉がないとお手上げでした。
冬芽の勉強もそろそろ始めた方が良さそうですが・・・・
投稿: keitann | 2021-12-29 22:22